AWS資格試験のすゝめ

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はじめに

こんにちは、愛猫リンゴちゃん大好きのローです。
今回は入社して半年間のAWS資格受験を振り返り、最近気づいた学習法をお伝えします。
※以下は個人的な見解ですので、参考程度にご覧ください。

筆者のAWS受験歴

資格名 取得日
AWS Certified Cloud Practitioner - Foundational 2023/11/10
AWS Certified Data Analytics - Specialty 2024/04/07
AWS Certified Database - Specialty 2024/04/29
AWS Certified Solutions Architect - Associate 2024/06/06
AWS Certified Data Engineer - Associate 2024/06/24
AWS Certified Security - Specialty 2024/08/13
AWS Certified AI Practitioner - Foundational 2024/09/09
AWS Certified Machine Learning Engineer - Associate 2024/10/07

8月13日からリリースされた2つのAI関連資格も無事取得しました。
2025 Japan AWS All Certifications Engineersへの道のりがまた一歩近づいた感じがします。

aws.amazon.com

本題

資格取得を目指す際、その分野について全く知識がない状態(いわゆる「ホワイトペーパー」の状態)からどのように勉強を進めるべきでしょうか?

従来の方法と課題

これまでは「とにかく模擬試験を繰り返せば良い」という考えで勉強してきました。この方法は合格には効果がありましたが、以下の2つの問題点が気になりました。

  1. 知識の定着が弱い(長期記憶に残りにくい)
  2. 単調な作業によるモチベーション低下

模擬試験を数多くこなすことで試験範囲の知識は得られますが、単なる暗記に終わりがちで長期的な記憶には残りにくく、また単調な作業になりやすいという欠点がありました。

新しいアプローチ

最近受験した試験では、新しい勉強方法を試してみました。
その結果、以下のような利点を感じました。

  1. 模擬試験で得た知識がより定着している実感がある
  2. 実用的な観点から勉強できる

次の新しい方法により、より効果的かつ意欲的に勉強を進められることが分かりました。

試験の軸を見つけて意識しながら勉強すること

AWS資格試験を受験する際、各試験の軸となる中心概念を理解することが重要です。
各試験は特定分野に焦点を当てていますが、中には一貫した原則や考え方が存在します。
この軸を把握すれば、出題範囲の知識をより体系的に理解し、合格しやすくなります。

例① AWS Certified Data Engineer - Associate(DEA)の場合

例えば、データエンジニアリング*1では「データライフサイクル*2」や「データパイプライン*3」などデータ中心になるフレームワークが軸となる概念があります。

試験ガイド:https://d1.awsstatic.com/ja_JP/training-and-certification/docs-data-engineer-associate/AWS-Certified-Data-Engineer-Associate_Exam-Guide.pdf

出題される以上4つの分野は多岐にわたりますが、これらは「データライフサイクル」の異なる側面を表しています。 データライフサイクルの全体像を理解すれば、個別の知識を体系的に把握できます。

例② AWS Certified Machine Learning Engineer - Associate(MLA)の場合

もう一つの例を挙げると、MLAでは「機械学習ワークフロー*4」が軸となる概念です。

試験ガイド:https://d1.awsstatic.com/ja_JP/training-and-certification/docs-machine-learning-engineer-associate/AWS-Certified-Machine-Learning-Engineer-Associate_Exam-Guide.pdf

以上の4つ出題分野に焦点を当てていますが、これらもまた「MLOps」の異なる側面を表しています。 AWSサービス・モデル・評価メトリックなどのユースケースも含まれてます。 これらの知識を中心把握していけば、資格試験への解像度も上がるでしょう。

その他AWS資格試験

他の試験でも同様に、軸となる中心概念が存在します。AWS Certified Solutions Architect - Associateでは、クラウドのベストプラクティスやアーキテクチャ原則が軸になります。AWS Certified Security - Specialtyでは、セキュリティのベストプラクティスやリスク管理が軸となるでしょう。

効率的な学習のために軸を活用しよう

AWS資格取得を目指す方々へ、まずは受験する分野の軸を発見し、その軸を中心に学習を進めることをお勧めします。
軸にまつわる各概念を実際のユースケースを含めて調べつつ、合格者の人物像やケーパビリティを念頭に置いて勉強するとさらに効果的になります。体系的な知識の構築が、効率的な試験対策と合格への確実な一歩となるでしょう。
軸の把握は容易ではありませんが、AWS公式の試験ガイドや、規範ガイダンス*5、サービス別資料*6などを参考にすれば、ヒントを得られるはずです。

まとめ

AWS資格取得を目指す皆さんにとって、効果的な学習法を見つけることは重要です。
筆者の経験から得た知見を基に、以下のポイントでまとめてみました。

  1. 中心概念の理解: 各試験には特定の「軸」となる中心概念があります。これを把握することで、試験範囲の知識を体系的に整理しやすくなります。
  2. 実用的なアプローチ: 単なる暗記ではなく、実際のユースケースを通じて学ぶことで、知識がより深く定着します。
  3. リソースの活用: AWS公式の試験ガイドや資料を参考にし、軸となる概念を見つける手助けとしましょう。

これらを意識しながら学習を進めることで、資格試験への合格がより現実的になります。
自分自身の成長を楽しみながら、一歩一歩着実に進んでいきましょう。みなさんの成功を心から応援しています!

ロータッヘイ(執筆記事の一覧)

24卒入社の香港人です。
2025 Japan All AWS Certifications Engineers
リンゴちゃん(デボンレックス)にいつも癒されています。