【AWS re:Invent 2024】re:Invent期間のデータベース系アップデートのまとめ

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こんにちは。
re:Invent 2024参加中のアプリケーションサービス部、DevOps担当の兼安です。
re:Inventの期間に発表されたアップデートのうち、データベース系のものをまとめてみました。
本記事は随時更新します。

AWS DMS スキーマ変換が生成AIを使用開始

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12/5追記 同僚が早速試してくれました。
こちらをご覧ください。

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AWS、Amazon CloudWatch Database Insightsを発表

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User Guideが公開されています。

For example, you can use Database Insights to find a database that is performing poorly within a fleet of hundreds of database instances.

User Guideには「数百のデータベースインスタンスの中からパフォーマンスが低いデータベースを見つけられる」と書いてあります。
かなり多数のデータベースを稼働させる環境に適しているようですね。

Amazon MemoryDB マルチリージョンの一般提供開始を発表

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こちらは個別で記事を書いています。
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Oracle Database@AWSが限定プレビューで利用可能に

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Oracle Database@AzureやOracle Database@Google Cloudに続き、Oracle Database@AWSが発表されました。
現在限定プレビューです。

User Guideが既に公開されています。
構成図も出ていますね。

Oracle Database@AWS 構成図

AWSのインフラ上にOracle Cloudを持ち込む形のようです。
AWSのインフラを活用することで、Oracle Cloudの利便性を保ちつつ、クラウド間で生じるレイテンシーの軽減が期待できるのではと予想しています。

Amazon Aurora DSQL(プレビュー)の発表

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Keynoteにて、新たな分散DBが発表されました。

  • Amazon Aurora DSQLは新しいサーバーレスで分散型のSQLデータベース
  • 無制限に近いスケーラビリティと99.999%のマルチリージョン可用性を提供
  • PostgreSQLと互換性があり、インフラストラクチャ管理が不要
  • 現在、US East(N. Virginia)、US East(Ohio)、US West(Oregon)リージョンでプレビュー利用可能
  • プレビュー期間中は無料で利用可能

Spannerを意識したデータベースのようですね。
期待しかないサービスですが、スケーラビリティで言うと、先日発表されたAmazon Aurora PostgreSQL Limitless Databaseとの棲み分けが気になります。
マルチリージョンを利用するかどうかがポイントとなると思いますが、マルチリージョン対応についてはAmazon Aurora Global Databaseとの棲み分けも気になります。
データベースの選択肢がかなり増えたので、後日改めて整理したいと思います。

早速やってみたの記事はこちら! blog.serverworks.co.jp

Amazon DynamoDB グローバルテーブルがマルチリージョン強力な整合性のプレビューを開始

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こちらもKeynoteにて発表。
Amazon DynamoDBのグローバルテーブル自体は以前からありましたが、グローバルテーブルでも強い整合性が使用可能になったとのことです。
これに後日改めて整理します。


またアップデートが出たら更新します。

なお、Keynoteのアップデートまとめはこちらです。

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兼安 聡(執筆記事の一覧)

アプリケーションサービス部 DS3課所属
2024 Japan AWS Top Engineers (Database)
2024 Japan AWS All Certifications Engineers
認定スクラムマスター
広島在住です。今日も明日も修行中です。