こんにちは。
re:Invent 2024参加中のアプリケーションサービス部、DevOps担当の兼安です。
AWS App Studioのワークショップに参加しましたので、簡単ではありますがそのレポートを書いてみたいと思います。
AWS App Studioとは
AWS App Studioは、AWSにおけるローコードツールです。
生成AIによる支援機能がついており、要件を文章で入力するとその内容からアプリケーションを生成してくれます。
もちろん、手動で一から作成することもできます。
構築と最初の操作までの流れはプレビュー版を公開した時のブログ記事が参考になると思います。
ワークショップの内容
別の記事でも挙がっていましたが、ワークショップ自体はもくもくと操作をしていくだけであり、他者とのコミュニケーションは必須ではありません。
会場内にサポーターが何人かいるので、その方たちに質問するときは英語が必要です。
日本語OKのサポーターがいらっしゃったかはわかりませんでした。
ワークショップでは請求書の画像をアップしたらその内容を解析してデータベースに保存というものでした。 ただし、データベースインスタンスなどのバックエンド はIaCで構築済みで、ワークショップではフロント周りだけの作成に集中する形となっていました。
バックエンドが構築済みなのが残念ではありますが、2時間では全部やり切るのは無理でしょうから正しい構成だと思います。 全体の流れは、GUIを中心とした操作でUIが作れることを体感するのを中心とし、最後の方で生成AIでも構築が可能であることをフォローで終了でした。
Amazon S3の連携がとてもスムーズで、さすがはAWS謹製、AWSリソースとの接続がとても楽だなと再認識しました。
ワークショップにおける工夫
AWS App Studioは作成したアプリを環境に反映して使用可能にするのにPublish
という操作が必要です。
これによりURLが割り当てられ、アプリがブラウザで使用可能になります。
このPublish
操作ですが、体感で10分ぐらいかかります。
そのため、参加者のみなさんがPublish
を始めたあたりでクイズ大会が始まりました。
なるほど、参加者を退屈させないための工夫ですね。
まあ、私は英語が苦手なので惨敗でしたが(笑)
ワークショップの流れとして、生成AIの話を最後に持ってきたのは意外でしたが、よく考えると生成AIで構築するとおそらく個人ごとに出来上がるものがバラけてしまい、ワークショップが混乱するからだと思います。
画像や動画なら成果物にバラつきが出ても問題ありませんが、アプリでバラつきが出るとフォローができませんからね。
私もたまにトレーナーをやらせてもらいますので良い気づきが得られたと思います。
まとめ
AWS App Studioの学習としてよくまとまっている上、参加者への配慮を感じる内容となっており、開発者としてトレーナーとして勉強になるワークショップでした。