【AWS re:Invent 2025】AWS DevOps Agent (プレビュー) を試してみた - 2人目

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こんにちは。
アプリケーションサービス部、DevOps担当の兼安です。

AWS DevOps Agentはre:Invent 2025 で発表された新サービスです。
同僚がこちらの記事で紹介してくれていますが、私も触ってみたので、共有いたします。
時間の関係上、私も試してみた・触ってみたレベルの記事になりますが、ご容赦ください。

blog.serverworks.co.jp

本記事の注意事項

  • AWS DevOps Agentは本記事執筆時点(2025年12月上旬)ではプレビュー版です。
  • GA(一般提供)までに仕様が変更される可能性があります。
  • AWS DevOps Agentは現在バージニアリージョン(us-east-1)のみで利用可能です。(監視対象はどのリージョンでも可)
  • プレビュー期間は無料ですが、月あたりのエージェントタスク時間に上限があります。

AWS DevOps Agentとは

AWS DevOps Agent は、インシデント発生時にメトリクス・ログ・トレースや直近のデプロイ情報を自動で突合して、根本原因候補の特定と緩和策の提案、関係者連携まで支援するサービスです。
さらに過去インシデントを分析して、監視や構成、デプロイパイプラインの改善点など“再発防止”の推奨も作り、信頼性向上に役立ちます。

詳細は公式ブログをご覧ください。

aws.amazon.com

AWS DevOps Agentのエージェントスペースの作成

早速私も試してみます。
まず、バージニアリージョンAWS DevOps Agentを開きます。

バージニアリージョンAWS DevOps Agentを開く

「Agent Spaces」の画面で、「Create Agent Space」をクリック。
必要な情報を入力します。
基本上述の記事と同じことをしています。

エージェントスペースを作る時に対象を絞るタグを指定できます。
私の場合、リソースをAWS CDKで管理しているので、その時に自動で付与しているaws:cloudformation:stack-nameタグを指定しました。

リソースを特定するタグを指定

スペースができました。
エージェントスペース自体は、バージニアリージョン、リソースそのものは東京リージョンにありますが、問題なくリソースを検出できました。

エージェントスペースができてリソースが検知できました

「Web app」には、「Operator access」のリンクがあります。
本運用では、運用の方にはこのリンクを共有して、エージェントスペースにアクセスしてもらう形になると思います。

「Web app」には、「Operator access」のリンクがあります。

こちらの詳細はまた別途調べたいと思います。

「Operator access」で開かれる画面

エージェントスペースのCapabilities(認識範囲の拡張)

今度は「Capabilities」の各機能を見ていきます。

エージェントスペースに「Capabilities」というタブがあります。

Cloud

「Cloud」の部分では、別途AWSアカウントを追加することができるようです。
別のAWSアカウントのリソースも監視対象にする場合に使うのでしょう。

「Capabilities」の「Cloud」

Telemetry

Telemetry(テレメトリ)とは、離れた場所にある機器・システムの状態や動作データを自動的に収集して送信し、監視・分析できるようにする仕組み/そのデータのことです。
ITだと具体的には、アプリやインフラから集めるメトリクス(CPU、レイテンシ等)・ログ・トレースなどをまとめて指して「telemetry data」と呼ぶことが多いです。

エージェントスペースの「Telemetry」では、Telemetryデータの送信元ソースを追加できます。
有名どころが揃っていますね。
例えばNew Relicを追加すれば、New Relicが収集したデータもエージェントスペースで分析できるようになるのだと思います。

「Capabilities」の「Telemetry」

「Telemetry」の選択肢

Pipeline

「Pipeline」では、デプロイパイプラインの情報ソースを追加できます。
これも、エージェントスペースで分析する際にデプロイ情報を取り込むための設定ですね。

ただ、現時点ではAWS CodePipelineの選択肢がないのが気になります。
今後のアップデートを期待したいです。
GitLabはセルフホスト版も指定可能なのかはまだ確認できていません。

「Capabilities」の「Pipeline」

「Pipeline」の選択肢

GitHubで試してみたところ、AWS CodeConnections におけるGitHub接続のようなステップを経て、GitHubリポジトリ側にAWS DevOps Agentアプリがインストールされました。

GitHubリポジトリ側にAWS DevOps Agentアプリがインストールされる

Communications

「Communications」は、インシデント発生時の関係者連携のための設定のようです。
取り急ぎSlackが選べるようです。

「Capabilities」の「Communications」

「Communications」の選択肢

MCP Server

こちら、まだ私は解釈に迷っています。
ボタンが「Add source」とあるので、追加で情報を収集するためにMCP サーバーを追加するのか、はたまた調査の精度を上げたり、新たな観点での調査をするためにMCP サーバーを追加するのかが迷うところです。
後日改めて検証したいと思います。

「Capabilities」の「MCP Server」

「MCP Server」の選択肢

Webhook

これも情報元ソースの追加機能ですね。
上述の「Telemetry」で対応していない、3rdパーティ製品などからエージェントスペースに情報を送信したい場合に使うのだと思います。

「Capabilities」の「Webhook」

「Webhook」の「Add source」画面

所感

アプリ改修なしでも始めやすいのが魅力的です。
正直なところ、この系統のサービスは隆盛があるので、導入に踏み切るには勇気が要りますが、本サービスぐらいの手軽さなら気が楽と感じます。
一方AWS謹製のAWS CodePipelineがフォローされていないのが気になります。
AWS CodeCommitも復活したので、GAに向けてアップデートに期待したいです。

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兼安 聡(執筆記事の一覧)

アプリケーションサービス部 DS3課所属
2025 Japan AWS Top Engineers (AI/ML Data Engineer)
2025 Japan AWS All Certifications Engineers
2025 AWS Community Builders
Certified ScrumMaster
PMP
広島在住です。今日も明日も修行中です。
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