はじめに
本記事は サーバーワークス Advent Calendar 2024 2日目 の記事です。 qiita.com
これまで、僕はAmazon Monitronのブログを4つ、メンバが2つ書きました。
- Amazon Monitron 〜第一弾 ご紹介〜
- Amazon Monitron 〜第二弾 Amazon Monitronの管理階層編〜
- Amazon Monitron 〜第三弾 環境準備編〜
- Amazon Monitron 〜第四弾 計測中にやったこと〜
- 〜データ準備編〜 Amazon Managed Grafana を使って Amazon Monitron のデータを可視化する
- 〜可視化編〜 Amazon Managed Grafana を使って Amazon Monitron のデータを可視化する
これから、Amazon Monitronを使って、お客様に色々提案しようとしていた矢先のこと。 こんなブログが出ました。 Maintain access and consider alternatives for Amazon Monitron
要約すると
Amazon Monitron は、2024年10月31日をもって、新規のお客様にはご利用いただけなくなります。 既存のお客様は、通常通りデバイスを購入してサービスを利用できます。 ... Amazon Monitronに新しい機能を導入する予定はありません。
これから推していこうとしてた矢先だったため、かなり残念な結果になってしまいました。 計測していたサーキュレーターは嫁に無理を言って、家庭で利用しているものをAmazon Monitronの計測用に利用し続けていました。 (結構、「いつ返してくれるの?」と言われてましたが、都度、「仕事のためなのでもうちょっと」と誤魔化していましたが、その前に新しいものを買えばよかったと反省...
とは言え、Amazon Monitronの計測を続けておりました。
そして、色々デモの準備を始めていた矢先だったので、お客様には見せることはできませんでした...。
とは言え、実は一度だけ、外部公開しました。 資料は こちら
このとき、実際に利用しているグラフ等は出したのですが、これが最初で最後の発表になりました。
ということで、Amazon Monitronのいいところと、もしこんなこともできたらいいなを最後に書きたいと思います。
いいと思ったところ
- 振動によるアラート
- 機器が動作し続けた場合、故障が目の前になると振動が大きくなったりします
- そうなると振動の揺れ幅で故障に近づいたら、アラートが出てくる
- 予知的に機器の修繕や新しいものに変更ができる、または改善情報として役に立つ
- 温度によるアラート
- 機器は温度があがりがち。
- 温度が上昇しすぎるとアラートが出てくる
- 予知的に機器の修繕や新しいものに変更ができる、または改善情報として役に立つ
- クラスで定義された閾値がある
- アセット により、閾値が異なり、 ISO 20186-1:2016 標準ベースに決まっているものを利用
- すなわち、わざわざ閾値を考えて設定する必要がない
と、標準で備わっているもので色々予知できたりできる
もしこんなこともできたらいいな
- セットアップがスマホ
- 結構日本企業だとスマホセットアップと考えると個人のものを利用するなどが考えられる
- しかし、個人スマホだと漏洩と判断してしまうこともありえる
- ノートPCでできると良かったかもと思う
- Identity Centerを有効化
- シングルアカウントのみの利用の方にはハードルが高い
- Identity Centerを使うとAWSアカウント戦略を考えた構成にしていく必要が出てくる
- 少し試したい場合でもハードルが上がってしまう
- できれば、シングルアカウントでもサラッと利用できたらいいなと思う
さいごに
なんと、「はじめに」と「さいごに」だけしか書いておりませんが、最後に。
もうちょっといろいろ使い方を探りたかった
と思ったことはあります。
あまり活用しきれなかったので、新しいお客様への可能性が見れませんでした。
とは言え、決まったことは仕方ありません。
今後お客様から同じような要求をいただいた際は、また別の手法を考えて提案して、 今度はAmazon Monitronに負けない仕組みを提供していければなと思いました。
Amazon Monitronへの想いは志半ばでありましたが、AWSへの想いはこれからも継続して高くいきたいと思います。