Amazon Monitronのセッション・デモ視聴レポート #reinvent2020 「MonitronセンサーのセットアップはEchoのセットアップみたいに簡単」

記事タイトルとURLをコピーする

 こんにちは、サーバーワークスのこけしの人、坂本(@t_sakam)です。re:Invent 2020のキーノートで発表された「Amazon Monitron」のセッションを視聴したので、そのレポートをしたいと思います。

 Amazon Monitronがどういったサービスなのかは、既にたくさん記事が上がっているので、今回はセッションの中でおこなわれたAmazon Monitronのデモを見た感想を中心にしたいと思います。

 デモを見ることで、Amazon Monitronはセットアップから、運用まですごく簡単にできることを実感できました!

セッションタイトル [NEW LAUNCH!] Enable predictive maintenance for your industrial equipment(re:Invent 2020にサインインするとこちらのリンクからセッション概要のページが見れます。)
スピーカー Kartik Dalal AWS Speaker
Magnus Fredrik Akesson CIO & VP GE

Amazon Monitronとは?

機器監視のためのエンドツーエンドシステム

 Amazon Monitronは、産業機械の異常な動作を自動的に検出するエンドツーエンドのシステムであり、潜在的な障害に対してプロアクティブなアクションを実行し、計画外のダウンタイムを削減できます。

 異常検知をおこないたい機器にMonitronセンサーをつけて、Monitronゲートウェイに送り、MonitronゲートウェイからAWSへ。AWSのクラウド上でセンサーのデータを分析して、スマホの専用アプリで結果を見たりできるサービスということです。利用できるのははまだ、バージニアリージョンのみとなっています。

https://d1.awsstatic.com/reInvent/re20-pdp-tier1/Thor/product-page-diagram_Amazon-Monitron_How-it-Works_1@2x.369943849e7a2c84e0456c55071beae01196fd98.png

Amazon Monitron Sensors

https://d1.awsstatic.com/reInvent/re20-pdp-tier1/Thor/Sensors%20transparent.fb371f19c7924d4e08d791c6c93b04149eebc05d.png

Amazon Monitron Gateway

https://d1.awsstatic.com/reInvent/re20-pdp-tier1/Thor/gateway_nobackground.e3e55cd22b7fe53cddd7ffe98d65b417b31d6c8c.png

デモの感想

 はじめにAWSのKartik Dalal氏からAmazon Monitronについての説明があり、その後「食品・飲料会社でポンプの監視をおこなう」と仮定した場合のデモがおこなわれました。

 デモでは、実際にAWSのマネジメントコンソールから最初のセットアップをおこなう様子やMonitronアプリでMonitronゲートウェイやMonitronセンサーのセットアップをおこなう様子を見ることができました。
 MonitronゲートウェイやMonitronセンサーのセットアップは非常に簡単で、スマホのMonitronアプリ上で指示された手順に沿ってセットアップをおこなうだけ、という感じでした。
 
 Monitronゲートウェイのボタンを押すとアプリ側で近くのMonitronゲートウェイを検知し、Wifiのセットアップをおこなったりしていて、Echoのセットアップと同じような感じ、と言えば簡単さが伝わるでしょうか?

Amazon Monitron 01

Monitronゲートウェイのボタンを押す

Amazon Monitron 02

Monitronアプリ・Bluetooth・Monitronゲートウェイ

Amazon Monitron 03

Monitronアプリ・NFC・Monitronセンサー

 デモでは実際に使い始めてからの様子も見れ、Monitronアプリ上でアラートが表示されている様子などを確認できました。
 アプリ上でアラートを確認したら、物理的な機器の調査をおこなって、問題を修正し、アプリ上で解決ボタンを押すというオペレーションになるようです。また、誤報だった場合は、誤報としてアプリからフィードバックをおこなったりすることで、検知の精度も上がるようです。そういった仕組みがあるので、アプリを利用するユーザーは、機械学習の専門知識なしでOKとのこと。
 そもそもは、既にAmazonの配送センター等で活用している仕組みで、そのノウハウが詰まっているので、コードを一行も書かずにすぐに始められる、ということですね。

Amazon Monitron 04

Amazon Monitron 04

Amazon Monitron 06

 更に詳しい手順は、AWS公式のブログに先程アップされていましたので、詳細を確認したい方は、以下の公式ブログをご確認いただけると幸いです。

予知保全を可能にするシンプルでコスト効率性に優れた Amazon Monitron | Amazon Web Services ブログ

※Monitronアプリの方はまだ公開されていないようですが、Amazon.comでMonitronゲートウェイとMonitronセンサーは既に販売が開始されています。

まとめ

 今回は、re:Invent 2020のキーノートで発表された「Amazon Monitron」のセッションで見たデモのレポートをお届けしました。ユーザー側で何か特別な準備をせずともセンサー機器のセットアップから運用まで、すごく簡単にできることがデモを見てよくわかりました!

 re:Invent 2020はまだまだ始まったばかりです。この機会にぜひみなさまもいろいろなセッションを視聴されてみてはいかがでしょうか〜?(セッションは↓からre:Invent 2020にサインインすると視聴できます。)

AWS re:Invent | Amazon Web Services

 今回のセッションのようにデモがある場合は、新しいサービスでもどのようなサービスなのかのイメージが付きやすいので、視聴してよかったな〜と思いました!

 いや〜、Amazon Monitronって本当にいいものですね!

坂本 知子(記事一覧)

サーバーワークスのこけしの人(@t_sakam)。2020 APN AWS Top Engineers。