Slackを通じてAmazon Q Businessに問い合わせる方法

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こんにちは!イーゴリです。今回は Slackを通じてAmazon Q Businessに問い合わせる方法を紹介します。

イメージ図

手順

Amazon Q Business の管理画面で、 Applications を開きます。

対象のアプリケーションをクリックします。

Amazon Q Business の管理コンソールで、対象アプリの左側のメニューから「Integrations」 をクリックし、右上の 「Add integration」 をクリックします。

一覧の中から Slack を選び、右上の 「+」 アイコンをクリックします。

「Integration name」 に任意の名前を入力します(例:slack-bot)。

「Slack workspace team ID」 にワークスペースの ID(例:T123456789)を入力します。  ※ Slack の URL(例:https://app.slack.com/client/T123456789/...)で確認できます。

両方のセクションで 「Create and use a new service role」 を選択し、 最後に 「Add integration」 をクリックします。

統合が作成されると、「Status」に「Creating」から「Ready to deploy」に表示されるまで待機します。

その後、「Deploy integration」 をクリックします。

以下の画面が表示され、「Access Slack」をクリックし、Slack側の設定を行います。

「インストール Amazon Q Business」のボタンをクリックし、正常に設定が完了すると以下のように表示されます。

これで Slack との統合が完了です。

動作確認

Slack の「App」一覧に 「Amazon Q Business」 が表示されていれば、連携は成功です。

最初に質問すると、ログイン画面が表示され、認証情報の登録 が求められます。

認証が完了したあとにもう一度質問すると、Amazon Q Business から回答が返ってきます。

SlackチャンネルにAmazon Q Businessを追加する

特定の Slack チャンネルに Amazon Q Business アプリ を追加すると、 そのチャンネル内でアプリ宛にメンションして質問できるようになり、Amazon Q Business から回答が返ってきます。

アプリをまだチャンネルに追加していない状態でメンションすると、 「このチャンネルには参加していません」というメッセージが表示されます。 その際に 「追加する」 をクリックすると、自動的にチャンネルへ追加されます。

2025年11月時点での注意点と感じたデメリット

  • Slack アプリを利用する場合、問い合わせユーザーごとに Pro サブスクリプション登録が必要です。そのため、コスト面では通常の Web Experience と大きな差はありません。

  • Slack アプリではAdvanced Searchが利用できません。Web Experience では利用可能ですが、Slack アプリ側では現時点では未対応です。もし Slack アプリでも Advanced Search が使えるようになれば、活用の幅が大きく広がると感じました。

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  • 複数の Amazon Q Business アプリで Slack Integration を導入する場合の混乱。Slack の「App」一覧に複数の「Amazon Q Business」が並ぶため、どれがどのアプリなのか区別がつきにくくなります。複雑な状態になる前に、以下の方法で「Amazon Q Business」の名前を変更します。

Slack の「App」一覧で「Amazon Q Business」の名前を変更する方法

Slack の「App」一覧に複数の 「Amazon Q Business」 が表示されている場合、どのアプリがどれに対応しているか分かりにくくなります。 そのようなときは、以下の手順で名前を変更することができます。

対象のアプリを選択し、左メニューから 「概要」 をクリックし、次に 「設定」 をクリックします。

「ボットユーザー」セクションにある 「変更」 ボタンをクリックします。

「ボットユーザーを編集する」画面で、わかりやすい名前に変更し、「変更を保存」 をクリックします。

名前が変更されていることを確認します。

以上、御一読ありがとうございました。

本田 イーゴリ (記事一覧)

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