マネージドサービス部 佐竹です。
AWS 認定資格(認定試験)において、2024年3月から4月にかけていくつか変更があるのでそれをまとめました。
はじめに
最初に一覧にまとめます。
変更の種類 | 名称など | 日付 |
---|---|---|
新規認定試験の追加 | AWS Certified Data Engineer - Associate | 2024/3/12 より提供開始 |
既存認定試験の廃止1 | AWS Certified Data Analytics - Specialty | 2024/4/8 をもって廃止 |
既存認定試験の廃止2 | AWS Certified Database - Specialty | 2024/4/29 をもって廃止 |
既存認定試験の廃止3 | AWS Certified: SAP on AWS - Specialty | 2024/4/29 をもって廃止 |
試験料金 (JPY) の変更 | 円安による全試験の試験料金値上げ | 2024/4/1 以降 |
AWS 認定資格は13冠を経て10冠へ
また、上記一覧を1枚にまとめたものが以下になります。
それぞれについて記載します。
新認定試験の追加
ベータ試験として提供されていた「AWS Certified Data Engineer - Associate (DEA-C01)」が GA し、2024年3月12日からデリバリーが開始されます*1。
それに伴いアソシエイトレベルの試験は現在の3つから4つに増えることとなります。
AWS Certified Data Engineer - Associate に関連するブログ
新試験である AWS Certified Data Engineer - Associate のベータ版については以下で記載しておりますため、合わせてご覧ください。
既存認定試験の廃止
今回廃止となる認定資格は3つですが、先だって AWS Certified Data Analytics – Specialty (DAS) が 4月8日をもって提供終了となります(4月8日までは受験の予約が可能)。
また、AWS Certified Database – Specialty (DBS) と AWS Certified: SAP on AWS – Specialty (PAS) がどちらも4月29日をもって提供終了となります(4月29日までは受験の予約が可能)。
これらの認定資格を受験/取得されたい方は、廃止予定日までに受験が必要です。
AWS 公式ブログ
以下は2024年1月31日に投稿された AWS 公式ブログの翻訳記事です。よろしければ合わせてご覧ください。
試験料金 (JPY) の変更
2024年4月1日以降、日本円での試験料金が値上げとなります。以下がその一覧です。
試験の種類/料金 | USD | これまで | 4月1日からの新料金 | 差額 |
---|---|---|---|---|
Foundational | 100 USD | 11,000 円 | 15,000 円 | +4,000円 |
Associate | 150 USD | 15,000 円 | 20,000 円 | +5,000円 |
Professional | 300 USD | 30,000 円 | 40,000 円 | +10,000円 |
Specialty | 300 USD | 30,000 円 | 40,000 円 | +10,000円 |
「試験の料金は、為替レートの更新を反映して毎年 4 月に更新されます」と公式サイトに記載があるように、USD での受験費用は据え置きであり、昨今の円安を加味した値上げになります。
また、既に購入済のバウチャーはこれまで通り利用できるため、例えば 100% をカバーするバウチャーであれば、これまで通り変わらず全ての金額をバウチャーでカバーすることが可能です。
まとめ
記載した通り、AWS 認定資格におい2024年3月から4月の間に、1つの認定資格が追加され、3つの認識資格が廃止されます。また為替レートの更新により受験料が値上がりとなります。
補足ですが、2024 Japan AWS All Certifications Engineers のクライテリアは2023年9月に公表された通り12種類のままです。
応募要件として AWS Certified Data Engineer - Associate は除外されていますのでご安心ください*2。
ということで、以上 AWS 認定資格についてでした。
では、またお会いしましょう。
佐竹 陽一 (Yoichi Satake) エンジニアブログの記事一覧はコチラ
マネージドサービス部所属。AWS資格全冠。2010年1月からAWSを利用してきています。2021-2022 AWS Ambassadors/2023 Japan AWS Top Engineers/2020-2023 All Certifications Engineers。AWSのコスト削減、最適化を得意としています。