マネージドサービス部 佐竹です。
AWS コスト最適化を体現する身としては AWS 資格試験も半額にしたい、そんな記事です。
はじめに
本ブログは過去ブログ「AWSの認定試験に合格すると貰える特典を有効活用しよう」の更新版となります。
合格特典の具体的な使い方を説明するのは同様ですが、「AWS 認定アカウント」が刷新されたため、本ブログは最新の画面キャプチャを用いて再度記載します。
AWS の認定試験に受かって得られる金銭的な利点
まずは AWS 公式サイトからの情報をご紹介します。
上記「AWS 認定を受ける利点」において記載があります通り、AWSの認定を得ることで様々なメリット(ベネフィット)を得られます。現在は以下の通りになっています。
- デジタルバッジ
- 試験の割引
- イベントでの認知
このうちの「試験の割引」には 再認定試験を含むすべての試験に適用可能な 50% の割引バウチャーを利用できます。
とあります。
本ブログにおいて、使い方をご紹介するのはこちらの「受験料が半額になる特典」です。
AWS 認定アカウント へログインする
まずは「パートナーセントラル - AWS Partner Central」から「AWS 認定アカウント」へ移動する経路をご紹介します。この手順をご理解されている方は本項目を読み飛ばして頂いて問題ありません。
最初は APN ポータルのトップページからです。

APN のポータルへログインした後、「Learn」のメニューを開き。
「AWS Certification」へのリンクを押下します。
そうすると、「AWS 認定」へジャンプするため上画像の「試験のスケジュールを立てる」を押下します。
次に 「Choose a sign in method」として AWS Partner Network の横に「Sign in」のボタンが出てくるので、これを押下します。

このように遷移すると「AWS Certification Account」へ接続されます。
ログイン後、今回は右上のメニューから言語を変更し「日本語」にしておきます。
AWS 認定アカウントで特典を確認する

AWS 認定アカウント にログインした後は、左端のメニューから「特典」→「認定を受けると得られる特典」を選択します。
このままだと少々視認性が悪いので、「テーブル」形式に変更するため、上画像の通りのボタンを押下し「View as a table」とします。
最後に「有効期限」でソートし、最も有効期限が近日となっている「50% Discount on your next Exam」を確認します。これは、期限が近い特典から利用するほうが得策のためです。
本特典は、資格試験の有効期限と同様に「取得から3年間」となっています。
その後「特典をクレーム」を押下します*1。ボタンを押下した後、ほとんどすぐにコードが発行されます。
これが半額のバウチャーコードになります。手元にメモしておきましょう。
これはこの後、支払い情報の入力画面でバウチャーコードを入力するまで利用しません。
バウチャーコードを使って試験を予約する
では実際に使ってみましょう。

メニュー「試験を予約」から、受けたい試験を選択します。今回は期限間近の「AWS Certified Security - Specialty」を選択しました。
今回「テストセンターでの現地受験」を選択しました。
試験言語の選択。
Amazon Web Servicesのポリシーに同意します。
場所、受験日、時間帯を設定します。
請求画面でクーポン/割引コードを入力できます。
と表示があるように、この後バウチャーコードの出番になります。
現在、44,000円であることを確認して次へ進みます。

ここまでくると、先ほどのバウチャーコードの出番です。
「バウチャーまたはプロモーションコードを追加」の下「バウチャー・プロモーションコード:」のテキストボックスにメモしておいたバウチャーコードを入力後、「適用」を押下して反映します。
正しく反映されれば「バウチャー: -20000 特典クーポン(次回試験50%割引)」と表示され、受験費用が減額になります。
あくまで半額ですので、引き続き残額に対する支払いのためのカード情報を入力し、「次へ」を押下します。
最後に「同意して続行する」を押下し、支払いを完了します。
以上でバウチャーコードを用いた試験の予約手順の紹介は終わりです。
まとめ
以下のブログに以前まとめたように、2024年4月1日から「円安による全試験の試験料金値上げ」が行われており、AWS の資格試験は少々高額となりました。
このため半額バウチャーをうまく活用いただき、コストを抑えて認定資格を継続維持して頂ければと存じます。
なお、以前も記載した通り「アグリーメント」には以下の通りの記載があります。

特典(ディスカウント試験バウチャーを含む)はすべて譲渡不可であり、特典を獲得した個人および特典が当初に与えられた AWS 認定アカウントによる使用のみを目的としている。
特典は譲渡不可です。念のためご注意ください。
では、またお会いしましょう。
*1:英語の「claim」は「苦情を言う」という意味ではなく「主張する、(当然の権利として)要求する」という意味です
佐竹 陽一 (Yoichi Satake) エンジニアブログの記事一覧はコチラ
マネージドサービス部所属。AWS資格全冠。2010年1月からAWSを業務利用してきています。主な表彰歴 2021-2022 AWS Ambassadors/2020-2025 Japan AWS Top Engineers/2020-2025 All Certifications Engineers。AWSのコスト削減やマルチアカウント管理と運用を得意としています。