AWSの認定試験に合格すると貰える特典を有効活用しよう

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CS課佐竹です。

はじめに

本日は、AWSの認定試験について記載します。
認定試験と言いましても、何かの認定試験対策のブログではなく、合格すると貰えてしまう特典の具体的な使い方をお伝えします。

AWS の認定試験に受かって得られる金銭的な利点

以下、公式サイトに紹介があります通り、AWSの認定を得ることで様々なメリット(ベネフィット)を得られます。

AWS 認定個人に対する利点
https://aws.amazon.com/jp/certification/benefits/

この中に記載があります、金銭的に素晴らしい利点と言えるのは以下の2つでしょう!以下の2つは、AWSの認定試験に1つでも合格すれば、その資格を得た時に同時に得られるものです。

  1. 無料の模擬試験
  2. 模擬試験のバウチャーを使用して次回試験の割引 (実際は資格試験を50%オフで受験可能とするもの)

今回はこの2つの金銭的なメリットにフォーカスし、かつ実際に無料で模擬試験を受ける方法までご紹介します。

自分が持っている特典の確認方法

先に「APNポータルのサインイン画面」から、「現在自分自身が保持している特典を確認する方法」をご説明します。これ自体が結構ややこしい上に、たどり着く方法が定期的に変化するので、2019年6月現在の手法とご理解くださいませ。

APNポータルにサインインしてAWS認定画面まで移動する

まずは、以下の画面からAPNポータルにサインインします。URLリンクは「こちら」です。

サインインができましたら、画面上のメニューの左から3つ目にある「Training」タブを選択してください。

そうしたら表示される3つのうちの、画面真ん中にある「AWS Training」において最下部の「Learn more」を押下してください。そうすると、新しい画面が立ち上がり以下の「トレーニングライブラリ」という画面に自動的にジャンプします。

この画面が開きましたら、次に「認定」を押下して先に進みます。すると次は以下の画面が表示されます。

この画面が現れたら、「アカウントに移動」を押下してください。すると、また新しい画面が開いて、やっと「AWSの認定」の画面に到着します。以下がその画面となります。

無事に移動できましたでしょうか。ここまで結構遠い道のりでした。

AWS認定画面から特典を確認する

ここまで来たら後は特典を確認するだけです。以下の画像の赤枠で囲っている「特典」のタブを押下しましょう。

そうすると、以下の通り特典が表示されます。

赤枠は、「AWS Free Practice Exam Voucher」で、これが「無料の模擬試験」に当たります。今回はこれを実際に使ってみたいと思います。なお(上の画像では省略していますが)、「50% Discount on your next Exam」は最下部にあり、これが「模擬試験のバウチャーを使用して次回試験の割引」になります。公式ドキュメントには「模擬試験のバウチャーを使用して」とありますが、実際は単純に「次のAWS認定試験を半額(50%オフ)で受けれる」という特典になっています。使い方は今から説明する「AWS Free Practice Exam Voucher」と同じになりますので、今回はこちらの使い方は省略とさせて頂きます。

特典コードを利用して模擬試験を無料で購入する

さっそく、AWS Free Practice Exam Voucherを利用してみましょう。今回のブログでは実際に「支払い」までやってみます。
さて、まずは今回特典を申請したいBenefitの右端の「特定を申請する」を押下しましょう。ちなみに、赤枠は「既に利用済の特典」になります。

「特典を申請する」を押下すると、次の瞬間には即時コードが表示されます。実際に表示してみましょう。

このコード、他人に知られてしまうのは良くないと思いますので、未使用のものは取り扱いには気をつけてください。上画像にあるコードは既に利用済なので、今回は画像を処理せずそのまま表示しています。
特典コードが得られましたら、次は実際にこれを支払いで利用します。受験の申し込みは、以下の一覧から選択を行います。ここは特に手順に変更はありません。コードは支払い時に利用します。

受けたい試験を選んでください。利用したい特典は「AWS Free Practice Exam Voucher」になっていますので、「AWS Practice Exams」の中から、プラクティス試験を選択します。今回は「AWS Certified Cloud Practitioner Exam - Practice」を選択することにしました。

Practice試験は、オンラインの試験となり自宅からでも受験可能です。支払いは「受験料の支払い」から行います。

言語を選択しましょう。言語を選択したら「続行」します。

支払いの画面に遷移します。すると上画像の通り「バウチャー/割引クーポン」を入力する画面が現れますので、ここに先ほど得たコードを入力してください。コードを入力したら忘れず「適用する」を押下します。

すると、Benefitsが適用され、2,000円の支払いが相殺され、0円になります。画面から値引きされていることを確認してください。

最後に「すぐに支払う」ボタンを押下しますと、上画像の通り支払いが完了します。そのタイミングで、0円が請求されていることを念のため再度確認してください。

以上で、「特典コードを利用して模擬試験を無料で購入する」説明を終わります。あとは実際に試験をオンラインで受けましょう!

まとめ

ご説明した通り、AWS認定試験に合格すると、以下の2つの金銭的なメリットを受け取れます。

  1. 模擬試験が1つ無料で受けられるバウチャーコード
  2. 資格試験が1つ50%オフで受けられるバウチャーコード

また、この2つは「同時に」受け取れます。そのため、「次に受けたいAWS認定試験の模擬試験を無料で受験」し、さらに追加で「実際のAWS認定試験も1回は半額で受験可能」なのです。この利点は特に高額な試験ほどメリットとなります。Pro試験やスペシャリティ試験は模擬試験が4,000円+税、実際の試験も30,000円+税ですため、個人には特に大きな負担になります。このバウチャーを有効活用すると、模擬試験が無料となり4,000円が浮き、さらに本番試験を一発合格すれば、負担は全部で15,000円+税だけで済みます。お金に困っているそこのアナタ!まずは1つでも認定試験を突破し、この特典を有効活用して効率的に試験を受けて行っては如何でしょうか!

ちなみに私は、現在以下の通り特典を保持しています。

なんと、模擬試験が1つ無料で受けられる特典は残り8個、資格試験が半額で受けられる特典は9個も残っています。そうです、私は最近までこの特典の存在を知らなったので、溜まりに溜まってしまいました。参考までに、そんな私が過去受けてきたAWS認定試験の履歴は以下の通りです。

私のように、特典を溜めに溜めてしまった人は、会社の他の人に「使ってもらう」のも手だと思っていたのですが、以下の通り取り決めにより「譲渡」はできませんので注意ください。

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ただ、AWSは認定試験を次から次に増やしてきてもいますので、この特典を今後は有効活用して、効率的に取得していきたいと思います。

以上です!特典、みんなも使っていきましょう!

追記

12冠の盾を貰うまでの軌跡を振り返ったブログを記載しましたので、よろしければご覧ください。

blog.serverworks.co.jp

佐竹 陽一 (Yoichi Satake) エンジニアブログの記事一覧はコチラ

マネージドサービス部所属。AWS資格全冠。2010年1月からAWSを利用してきています。2021-2022 AWS Ambassadors/2023 Japan AWS Top Engineers/2020-2023 All Certifications Engineers。AWSのコスト削減、最適化を得意としています。