【AWS re:Invent 2024】会場ネットワークについて

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こんにちは、しずかです。re:Invent 2024 の会場設備についてのレポートです。

目次

会場ネットワークについて

AWS re:Invent の各会場では、インターネット接続ができるWi-Fi環境が準備されています。 バッチの裏側に接続情報が記載されていました。 (接続情報や連絡先情報などはマスクしています)

また各会場には、このようなアクセスポイント(以下、AP)が設置されていました。

マンダレイ・ベイに設置されていたAP
カメラ付きのアクセスポイントもありました。
ベネチアンに設置されていたAP
会場内にはかなりの数が設置されており、通信環境に困ることはありませんでした。

特徴的なのは、APからバックボーンへの接続についても無線などで接続されているようで、ケーブルがほとんど這っていませんでした。 カメラのUTPケーブルと電源ケーブルが這っている程度でした。 来場者数も多いので、ケーブルがあると足を引っかけてしまう可能性もあり、スマートな構成になっているなと感じました。

ネットワーク調査

今回はどのようにインターネットに接続されているのか調べてみました。 まずGlobal IPアドレスは以下のようになっていました。

$ curl checkip.amazonaws.com
161.188.221.94
$

whois で調べてみると NetName: AMAZON-EVENTS とのことで、Amazonがイベント用に使用しているASと思われます。

$ whois 161.188.221.94
...snip...
# start

NetRange:       161.188.216.0 - 161.188.223.255
CIDR:           161.188.216.0/21
NetName:        AMAZON-EVENTS
NetHandle:      NET-161-188-216-0-1
Parent:         AT-88-Z (NET-161-188-216-0-2)
NetType:        Reallocated
OriginAS:
Organization:   Amazon.com, Inc. (AMAZO-139)
RegDate:        2021-07-01
Updated:        2024-05-31
Ref:            https://rdap.arin.net/registry/ip/161.188.216.0
...snip...

次にこのGlobal IPを所持しているAS番号を調べます。 Hurricane Electric社のBGP Toolkitで調査しました。

Hurricane Electric BGP Toolkit

AS36263 のようです。 同サイトでBGP経路情報を確認すると、AS3356(Level 3 Parent, LLC)にシングルホームで接続されているようです。

まとめ

re:Invetの各会場で、インターネットに接続可能なWi-Fi環境は準備されています。接続構成は以下のような構成になっていました。

セッションによってはご自身のPCやタブレットが必要なセッションがありますが、インターネット接続は準備されております。ネットワークの混雑や接続不良などを感じる場面は、特にありませんでした。

静 優(執筆記事の一覧)

オンプレからクラウドに転身したインフラエンジニア