こんにちは、マネージドサービス部テクニカルサポート課の坂口です。
今回は現地で AWS re:Invent 2024 に参加しており、サーバーレスアプリケーション開発のためのユーティリティツール群「Powertools for AWS Lambda」についてのワークショップに参加しました。
概要
Powertools for AWS Lambda は、observability(ログ記録、メトリクス、トレーシング)を中心に、サーバーレスアプリケーションのベストプラクティスを実装するための機能を提供しています。
セッションタイトル
OPN301-R | Level up your serverless applications with Powertools for AWS Lambda [REPEAT]
Powertools for AWS Lambda の特徴
・Python、TypeScript、Node.js、Javaなど複数のプログラミング言語をサポート
・サーバーレスアプリケーションにおけるベストプラクティスの実装
構成図
ワークショップの内容
メディア処理アプリケーションを例に、以下の実践的な改善方法を学びました。
また、AWS 提供の環境(マネジメントコンソールおよび VSCode Server)でのハンズオン形式でした。
・画像アップロードと Amazon Rekognition を使用した人物の検出処理を行うアプリケーションの改善
・observability 機能を追加し、ボトルネックの改善前後でどのくらいスループットが良くなっているかの確認
・冪等性を担保した構成へ改善(同ファイルが指定時間以内にアップロードされた場合は処理をスキップする)
感想
サーバーレスアプリケーションの開発において、observability の実装は課題となっていることが多いかと存じます。
Powertools for AWS Lambda を使用することで、開発初期段階からベストプラクティスを取り入れられる点が良いと感じました。
また、実際のユースケースを用いたハンズオン形式のワークショップは、理解を深めるのに非常に効果的でした。
ぜひ、AWS re:Invent や AWS Summit などでワークショップを見かけた際には、参加してみることをおすすめします。