事件は出国審査後の搭乗口前で起きた( ESTA の申請には気をつけよう。ってはなし

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アプリケーションサービス部の千葉です。re:Invent会場からの投稿です。

re:Invent初日に投稿するつもりだったのですが、時差のコトを考えてなかったのでラスベガス時間で現在12/02なので re:Invent の前日でしたw
前日セッションをいくつか見てきたのですが特に目新しい内容がなかったので、今回は ESTA の申請に関する新発見について投稿させていただきます。

ESTA とは

ESTA とは、米国国土安全保障省が運営する電子渡航認証システム (Electronic System for Travel Authorization) のことで、ビザ免除プログラムを利用して米国に渡航する旅行者の適格性を判断するもの。とのことです。

事件は出国審査後の搭乗口前で起きた

17:00 の出発に向けて遠方に住んでいる同僚も続々と空港に集まってきます。
普段はリモートで仕事をしている同僚達が続々と集まってくることに加え、1週間のラスベガス出張を前にすこしずつ気持ちが高まってきます。

無事に全員が集まり、十分に時間に余裕をもって手荷物検査 / 搭乗手続き / 保安検査も済ませました。
ここまできたら一安心、搭乗ゲートの近くのカフェで軽食を取りながら出発を待つのみです。

あまりにも時間に余裕があるので、同じテーブルのメンバーで『スマホでゲームでもやろうか』なんて話していた矢先に事件は起きました。
他のテーブルにいた同僚が焦った表情で『xxさん、アナウンスで呼ばれていましたよ!』と…

みんなと軽口を叩きながら『なんだろうね?』なんて席を離れていったのですが、結果は想像の及ばないものでした。

『 ESTA の申請が無効になっているので、このままでは飛行機にのれない』 と!?
出発1時間の出来事です。

ツアーコンダクターの方々の名誉の為に書き加えますが、彼等は前日に最終チェックを実施しており全員の ESTA 申請が承認されていることを確認済みでした。
ソコからココまでの間に何が起きたのでしょうか?

ESTA のスマホアプリ

以下、自分がラスベガスに居る状況なので手元で検証することができていません。
もしかしたら誤認情報があるかもしれません。が、顛末は以下のとおりです。

まず、自分の ESTA 申請は Web から実施したのですが、これとは別にスマホアプリからも申請が可能です。

同僚と自分は家が近かったので一緒に空港に向かいました。
遅れて迷惑を掛けないように、早い時間に空港に付いたので随分な余裕がありました。
って言うより「手持ちぶさた」って表現の方が適切な状況だったんです。

昼食を済ませた後、カフェに入り会話もソコソコにお互いノンビリとした時間を過ごしていました。

声をかけあったわけではありませんが、eチケット(航空券)の確認や、ホテルの予約内容の確認、求められた際に ESTA の申請内容を提示できるように準備をしていたんです。

ポイントはココです、同僚は ESTA の申請をスマホアプリで実施していたので内容の確認もスマホアプリを利用しています。
日曜の午後の渡航前、食事も済ませた後の穏やかな時間のなかで、もしかしたら気のゆるみのようなモノがあったのかもしれません。

本来ならば上のボタンから確認をするところを、誤って下のボタンを押した次の画面でパスポート番号を入力してしまったそうです。

スクリーンショット

この操作の結果、既に承認済みだったESTAの申請がキャンセル扱いになり新たな申請処理が開始された。ってことみたいです。
他の同僚からの情報だと Web 板では『期間内に既に承認済みの申請があるので再申請不要』って旨のメッセージが表示されるとのことで、スマホアプリ特有の挙動かもしれません。

何れにせよ、結果として同僚の ESTA 申請は出発直前にキャンセル扱いとなりました。
航空会社の方が気付いてくれて、急いで再申請したのですが離陸には間に合いませんでした。(離陸から20分後に承認されたそうです

最後に

この物語の結末は悲しいものではありません。
その後、航空会社 / ツアーコンダクターの方々が親身になって支援をしてくださった結果、少額の追加費用のみでラスベガスに1日遅れで合流することができたのです!

すばらしい対応に本当に驚きました。

以上、改めますが自分が現在ラスベガスにいる状況なので上記の挙動を検証することができません。
もしかしたら誤認情報があるかもしれません。が、これからアメリカに行く予定のある皆さんへの一助となれば幸いです。

千葉 哲也 (執筆記事の一覧)

アプリケーションサービス部

コーヒーゼリーが好きです。