こんにちは!サーバーワークスで生成AIの活用推進を担当している針生と申します。
本記事では、Amazon Q Developer Proの料金体系と、無料利用枠との違い、そしてAmazon Q Developer Proの料金について注意点を解説していきます。
※この記事の情報は2025年6月現在のものです。料金体系は将来的に変更される可能性があるため、最新の情報はAWSの公式料金ページをご確認ください。
Amazon Q Developer Proの料金は?
Amazon Q Developer Proの料金は、非常にシンプルです。
- 1ユーザーあたり月額19ドル
この料金で、無料利用枠の機能に加えて、チーム開発や大規模プロジェクトで役立つ高度な機能を利用できるようになります。
無料利用枠とProプランの比較
月額19ドルで、具体的にどのような機能が追加されるのでしょうか。
無料利用枠とProプランとの主な違いは以下の通りです。
機能 | 無料利用枠 | Proプラン |
---|---|---|
チャット (質疑応答) | 月50回まで | 無制限 |
チャット (エージェントコーディング) | 2025年7月30日まで追加使用料は無料 | 2025年7月30日まで追加使用料は無料 |
Amazon Q Developer Agent for Software Development (セキュリティ脆弱性とコード品質スキャンを含む) | 月10回まで | 無制限 |
Amazon Q Java アップグレードのための開発者変換機能 | 月1,000行まで | アカウントレベルで 1 ユーザーあたり毎月 4,000 行のコードがプールされます。追加のコード行は、送信するコード 1 行につき 0.003 ドルでご利用いただけます。 |
AWS アカウントとリソースのコンテキストでチャット | 月25クエリまで | 無制限 |
コードベースのカスタマイズ | - | 対応 |
エンタープライズ管理機能 | - | 対応 |
Proプランでは、特にインタラクティブな操作の回数制限が撤廃される点が大きな魅力です。
※詳細はAWSの公式料金ページをご参照ください。
【重要】チャット (エージェントコーディング) 機能の料金について
ここで一つ、非常に重要な点があります。
現在、IDE内でのチャット (エージェントコーディング) 機能は、Proプランの料金(月額19ドル)に含まれており、2025年7月30日までは追加の使用料金なしで利用できます。
これは、AWSがより多くの開発者にこの機能を体験してもらうためのプロモーション期間と考えられます。
しかし、このプロモーション期間が終了した後は、チャット機能に対して追加の使用料金が設定される可能性があります。 AWSの公式ページでも、将来的に料金が変更される可能性が示唆されています。
そのため、長期的な予算を計画する際には、この点を念頭に置いておくことが重要です。
まとめ
Amazon Q Developer Proは、月額19ドルでAIによる開発支援を最大限に活用できる魅力的なプランです。 特に、AIとの対話やコード生成を頻繁に利用する開発者や、チームでコードの品質と生産性を高めたい企業にとって、その価値は大きいでしょう。
ただし、チャット機能の料金体系については、2025年7月30日以降に変更される可能性があることを忘れずに、最新の情報を注視していくことをお勧めします。
料金体系に変更が発生した際には、本ブログでもご紹介させていただきます。