【AWS re:Invent 2024】AWS re:Invent Wrap-up Sessionで何が分かるか?どんな人が行くべきか?

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垣見です。 日本語で行われたAWS re:Invent Japan Wrap-up Sessionが良かったので、参加を悩んでいる方向けにご紹介します。

※ブログ化にあたり、AWSJの方に内容や島津氏との対談の内容を出して良い許諾を得ております。

結論

基調講演の内容や全体傾向、重要アップデートを日本語で方、 会社報告用のre:Inventまとめ資料を最速で得たい方、は行って損はないかと思います。

対象者

  • AWS re:Invent Japan Wrap-up Sessionとは何か、何が分かるのか知りたい方
  • AWS re:Invent の予定を作っており、Japan Wrap-up Sessionに参加するべきか迷っている方
  • AWS re:Invent Japan Wrap-up Sessionがどんな人向けか知りたい方
  • AWS re:Invent Japan Wrap-up Sessionの感想が知りたい方

AWS re:Invent Japan Wrap-up Sessionとは?

アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社によってre:Invent2024 4日目(現地時間2024/12/5 木曜日 16-18時)開催された、日本語でre:Inventを振り返る会です。

re:Inventは第13回目(40万人がオンライン参加)の大イベントということで、今回のセッションでは800席の会場がほぼ満席になっていました。

https://aws.amazon.com/jp/events/reInvent-japan-wrap-up-session-2024/

イベント概要

  • 名称:AWS re:Invent Wrap-up Session
  • 日時:2024 年 12 月 5 日(木)16:00 - 18:00(現地時間)
  • 開場:15:00 〜
  • 会場:Horseshoe Las Vegas formerly Bally’s
  • VERSAILLES TOWER2nd Floor, Normandy Ballroom-2 and 33645 Las Vegas Blvd South Las Vegas, NV 89109(キーノート会場となる「Venetian」より徒歩 20 分)
  • 参加費用:参加費無料
  • 事前登録:必要なし(先着 800 名)
  • 主催:アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社

アジェンダ

アジェンダは以下の通りです。

90分間かけてキーノートを振り返っていった後、最後の30分で Fireside Chatということでre:Inventについての対談が行われました。

当日まで隠されていたFireside chatのゲストスピーカーは、『生成AI 真の勝者』(2024, 日経BP)の作者の島津翔氏。「ここ数年、生成AIの取材しかしていない」というコメントで場を温めた後、AWSだけではなく他社も見てきた記者の視点でお話をしてくださいました。

アジェンダ

時間 セッション(予定) スピーカー(予定)
3:00 pm - 4:00 pm 開場
4:00 pm - 4:30 pm オープニング
Matt Garman(CEO, AWS)キーノート解説
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社
執行役員 技術統括本部長
巨勢 泰宏
4:30 pm - 5:30 pm Peter DeSantis(SVP, Utility Computing, AWS)、
Dr. Swami Sivasubramanian(VP, AI and Data, AWS)、
Dr. Werner Vogels(VP and CTO, Amazon.com)キーノート解説
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社
ソリューションアーキテクト
5:30 pm - 6:00 pm Fireside chat 巨勢 泰宏
ゲストスピーカー
6:00 pm - 6:30 pm (Session 終了後)Ask a speaker

詳細

キーノート振り返り

各種キーノートでのメッセージや重要新サービスはばっちり押さえることができます。技術要素だけでなく、AWSとしてのカルチャーも含めてどんな発表だったかを振り返るような印象でした。

それぞれのキーノートを見逃した方や、情報量が多すぎて頭を整理したい方などに特に良いかと思います。
自分も細かなインプットが続いて頭が沸騰しており、かつすべてのキーノートを確認したわけではなかったのですが、(少なくともAWSJの皆様としての)重要なポイントやそのコンセプトを振り返ることが出来たのが良かったです。

一方で、その他一般セッションで出た内容やExpoのこと、新しいサービスやExpoを踏まえた全体の傾向・見解、新サービスの実際の画面などは言及されませんでした。

Fireside chat

こちらは振り返りとは打って変わり、島津氏の「独自の見解」を多く取り入れた対談でした。

「業界全体の動向」や「AWSが他の企業をどのように捉えているか」などを経験を踏まえてお話してくださり、私個人としてはとても楽しかったです。

例えば、re:Invent 2024全体の印象を聞かれた際、「去年今年と生成AIが主軸なのは同じだが、開発だけではなく、"それを使って何をするか?"にフェーズが移ってきた。」のようなコメントがありました。

その他にも、以下のように多数のトピックがお話されて大変勉強になりました。

  • Mattの基調講演で感じたことは?
  • 今回一番気になったサービスは?
  • AWS以外のクラウド企業も含めて、AIへの向き合い方に関してどう見るか?
  • 2025年、生成AIの各社の動向をどうなるか?
  • 生成AIの次の領域として注目しているテクノロジーは?

こちらは毎年あるかは分からないですが、また機会がありましたら喜んで拝聴したいと思っております。

Ask a speaker

終了、解散後にスピーカーに自由に質問に行ってよい時間がありました。

その他

終了後にアンケートに回答すると、振り返りで使用した資料がもらえました。

特に向いていると感じた人の例

※あくまで2024年の内容を踏まえたものであり、後続の年の内容を保証するものではないことにご注意ください。

  • 基調講演のメッセージや全体傾向を抑えたい方
  • 重要新サービスを整理して日本語で聞きたい方
  • 会社報告用のre:Inventまとめ資料を最速で得たい方
  • re:Invent全体の見解を知りたい方(Fireside chat)

特にre:Inventの全体像をつかむのにはとても良いイベントだと感じました。

まとめ

来年も開催があればよいなと思います。

ブログが参考になりましたら幸いです。

垣見(かきみ)(執筆記事の一覧)

2023年新卒入社 エンタープライズクラウド部所属

図解するのが好き。「サバワク」のアイキャッチ作成も担当しています