こんにちは、マネージドサービス部テクニカルサポート課の山下です。
今回は AWS Backup で EBS スナップショットアーカイブが利用できるようになったアップデートについて確認していきたいと思います。 aws.amazon.com aws.amazon.com
以前から、手動 や Data Lifecycle Manager では EBS スナップショットアーカイブが利用可能でしたが、今回 AWS Backup でも利用できるようになった形です。
EBS スナップショットアーカイブとは
90日以上保持するEBSスナップショットについて75%コストを削減することが可能です。
後述にも記載しておりますが、最低90日という保存期間が設定されています。
コストが削減できる反面、アーカイブですので、実際に利用するには標準のスナップショットに復元する必要があり、これに時間がかかるということが制約となります。
復元に必要な時間はサイズによっては最大72時間ということです。
S3 Gracierに近いイメージかと思います。
blog.serverworks.co.jp
確認してみた
1.AWS Backup のバックアッププランの作成画面から、プラン名は「test-EBSarchive」として進めていきます。
2.まずはアーカイブの設定がない状態を確認します。
ここで、AWS Backup での EBS スナップショットのアーカイブを利用するための前提条件についておさらいしておきます。
・バックアップ頻度が28日以上
・バックアップの保存期間が90日以上
3.バックアップ頻度を"毎月"にすると「Amazon EBS スナップショットをアーカイブ」の項目が表示されるようになりました。
上記の確認は最新のAWSドキュメント(英語)を参考にしています。
まとめ
AWS Backup にて、EBS スナップショットアーカイブが利用できるようになりました。
EBS スナップショットアーカイブは90日以上保持し、ほとんどアクセスする予定のないスナップショットのストレージコストを最大で75%削減可能です。プロジェクトの要件などの理由で長期保存が必要なスナップショットに対して最適です。なお EBS スナップショットアーカイブは常に増分バックアップではなく完全バックアップとして保存されます。
英語の料金ページは更新されていますね。
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ではまた。