はじめに
こんにちは、荒堀です。
先日、一般利用開始したAmazon ElastiCache Serverlessを、Pythonから使ってみました。
概要
Pythonのredisライブラリを使います。以下の2点の対応が必要です。
- クラスターモード
- clusterモジュールを使用します
- 転送中の暗号化
- sslを有効に設定します
参考
やってみた
環境の作成
前回の記事と同じ環境を作ります。
- Cloud9の起動
- ElastiCache Serverlessを作成
- セキュリティグループにインバウンドルールを追加
設定を確認すると、転送中の暗号化が有効になっています。接続する際に対応が必要です。
Pythonで操作
Cloud9上で操作します。まずredisをインストールし、Pythonを実行します。
pip install redis python
redisライブラリをインポートして接続します。クラスターモードなのでredis.RedisCluster
を使い、転送中の暗号化に対応するためssl=True
を指定します。
import redis # redisライブラリのclusterモジュールを使用。sslを有効に設定。 redis_client = redis.RedisCluster( host='xxx.cache.amazonaws.com'(ElastiCacheのエンドポイント) , ssl=True ) # 疎通確認 redis_client.ping() # セット、ゲット、削除 redis_client.set('X','Hello') redis_client.get('X') redis_client.delete('X')
結果がこのように返ってきます。
モニタリングタブからも操作されたことがわかります。
おわりに
前回はredis-cliを使いましたが、今回はPythonでやってみました。 概要にある2点に気を付ければ簡単に使えるので、試してみてください。
この記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。