はじめに
こんにちは、荒堀です。
AWS re:Invent 2023で、Amazon ElastiCache Serverlessの一般利用開始が発表されました。
早速使えるようになりましたので、Cloud9を使ってアクセスしてみました。
概要
- ElastiCache Serverlessは、VPC内に作成されます。
- 今回はデフォルト設定を指定し、デフォルトVPC内に作りました。
- セキュリティグループを割り当てる必要があります。
- デフォルト設定ですと、デフォルトのセキュリティグループが割り当てられました。
- インバウンドルールとして、Cloud9があるセキュリティグループからのアクセスの許可を追加しました。
- Redis キャッシュで試しています。
参考
やってみた
今回はリージョンをus-east-1で実行しています。
Cloud9作成
Cloud9を作るだけなので、特別なことは不要です。
インスタンスタイプも最安価のもので大丈夫です。
ネットワークはデフォルトVPCになっているか確認しておいた方がよいです。
これで作成するだけです。
使えるまで待ちます。
redis-cliインストール
接続するためにredis-cliをインストールします。 参考にあるページより、以下のコマンドでインストールします。3分程度かかります。
sudo yum -y install openssl-devel gcc wget http://download.redis.io/redis-stable.tar.gz tar xvzf redis-stable.tar.gz cd redis-stable make distclean make redis-cli BUILD_TLS=yes sudo install -m 755 src/redis-cli /usr/local/bin/ redis-cli help
ElastiCache Serverless作成
次にElastiCache Serverlessを作成します。
新しく、デプロイオプションという選択肢が加わりました。 サーバレスを指定して、名前を入力します。
後は設定するものはないです。デフォルト設定で以下のように設定されます。
これで作成し、少し待ちます。
1分くらいで作成されました、速いです。
詳細画面にある、エンドポイントの文字列を控えておきます。
セキュリティグループにインバウンドルールを追加
ElastiCacheに割り当てられたセキュリティグループに、Cloud9のセキュリティグループからの6379番ポートへのアクセスを許可するインバウンドルールを追加します。
接続
あとは公式にあるredis-cliを実行します。
redis-cli -h [ElastiCache Serverlessのエンドポイント] --tls -c -p 6379 set x Hello get x
問題なく実行できました。
モニタリングタブからも、データがセットされたことがわかります。
片付け
これまでの操作を逆順に行うだけです。
- セキュリティグループからインバウンドルールを削除
- ElastiCache Serverlessを削除
- Cloud9を削除
ElastiCache Serverlessを削除する際、バックアップするかを問われます。 今回は不要としました。
後は削除されるのを待つだけです。5分弱で削除されました。
おわりに
今回は新サービスであるElastiCache Serverlessを、Cloud9を使ってお手軽に試してみました。 設定項目も少なく、作成から利用可能になるまでとても速くて驚きました。
この記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。