Amazon Q Business を Web サイトに組み込む(ユーザ認証編)

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こんにちは、やまぐちです。

概要

今回は、以下ドキュメントを参考に Amazon Q Business を Web サイトに組み込んでみたいと思います。 docs.aws.amazon.com

よく Web サイト内にある、質問を回答してくれるチャットにイメージが近いです。

やってみる

Web サイトの作成

今回は、CloudFront + S3 の静的 Web サイト内に Amazon Q Business のチャットを埋め込んでみます。

サイトはこんな感じです。(素晴らしいサイトですね!)

Web サイトに埋め込んでみる

Amazon Q Business に移動し、Application 内の「Amazon Q embedded」を選択します。

今回使用する Applications は以下ブログで作成した Applications を利用します。 blog.serverworks.co.jp ※本来であれば、サイト内にチャットを埋め込む場合は不特定多数のユーザの利用が想定されます。
そのため、Amazon Q Business の Application はユーザ認証ではなく匿名アクセスで作成するのが一般的と考えます。
しかし、今回は匿名アクセスではなく IAM Identity Center のユーザ認証で検証を進めておりますのでご了承ください。

「Add Allowed websites」を選択して、Web サイトの URL (今回の場合は CloudFront の URL を指定しています) を入力します。

HTML ファイルは以下のような形で設定しています。
iframeに Q Business のリンクを記載してます。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <title>Hello</title>
</head>
<body>
    <h1>こんにちは</h1>
    <h1>さようなら</h1>
    <iframe src="https://xxxxxx.chat.qbusiness.us-east-1.on.aws/"
            style="min-width: 450px; width: 100%; height: 500px; max-width: 960px; border: none;">
    </iframe>
</body>
</html>

ディストリビューションドメイン名にアクセスするとページ中央に Amazon Q Business の画面が登場しました!

今回は、ユーザ認証で Application を作成しているので、IAM Identity Center のユーザでログインします。

チャット画面が登場しました!

就業規則に関する Word ファイルをデータソースにしているので、質問してみます。

意図した回答が返ってきました。

まとめ

今回は、Amazon Q Business を Web サイトに組み込んでみました。
特別な知識も特段不要で、さくっと組み込みができて非常に便利だなと感じました。

今度検証する時は、せめて AWS Amplify などを利用したもう少しマシなサイトを開設して実施したいと思いますw

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