【AWS re:Invent 2024】英会話を苦にしないエンジニアからみた re:Invent の見え方

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こんにちは。テクニカルサポート課の森本です。 先日は re:Invent 2024 に参加しておりました。

こちらのエントリでは、英会話を苦にしなかった筆者の re:Invent の見え方をレポートします。少し他の人とは異なる見え方があったのではないかと想像しております。 初参加の私が「異なる見え方がある」というのは少々おこがましい気もしますが、そこは暖かく見守っていただけますと幸いです。

なお、本記事はサーバーワークス Advent Calendar 2024の11日目の記事です。

qiita.com

筆者の英語力

  • ビジネスでの英語使用経験あり
  • 日常英会話は特に問題なし(ハンバーガーをオーダーするのが得意
  • 英語で技術的な会話をした経験なし

ロサンゼルス空港の入国審査

re:Invent 期間中、最初に英語を話すことになるのがアメリカへの入国審査です。(渡米の際に日本のキャリア(ANAやJAL)以外を使用するのであれば機内の会話がそうかもしれません) 同僚に聞いても私に対する質問数が圧倒的に多かったので、一応残しておきます。聞いたら答えてくると思われたのかもしれません。

  • 滞在の目的は?
  • あなたの職業は?
  • イベントの詳細を教えて?
  • 何日間滞在するの?
  • どこに滞在するの?
  • 滞在するホテルの住所は?
  • ホテルの予約の詳細は?
  • ホテルまでどうやっていくの?
  • 現金でいくら持ってきてるの?
  • クレジットカードは持ってきてる?

一応言っていることは全てわかったのですが、ホテルの予約の詳細等は近畿日本ツーリスト側のツアーを利用していたこともありパッとは答えることができず、”ごめん詳細は今答えられないんだけど、他の質問じゃダメですか?"みたいなので乗り切りました。

初日の動き出し

re:Invent の初日の一発目に Gameday に参加しました。

この時の Gameday の感想は別途以下の記事にまとめています。 blog.serverworks.co.jp

初日の朝だったので、起床して、SWAG を受け取り、ホテル間を移動して、朝食をとり、会場に向かう、といったことが必要になりました。 無論初参加で要領がわからなかったのですが、会場には Ask Me! と目印のついた案内役の方が多数いらっしゃったので、以下のようなことを都度聞きながら進んでいきました。

  • SWAG 何時から受け取れるの?
  • シャトルバスどこから乗るの?
  • 朝食ってこの中?
  • Reservedなんだけど並ぶのこっち?
  • 知らない人とチームでやりたいです

事前に調べればわかることも多い世の中ですが、現地に行ってからじゃないとわからないことも多かったので、臆せず初日からすぐ動き、わからないことはその場で聞けたのは良かったかなと思いました。

選べるセッションのバリエーション

Breakout Session や Gameday, Workshop だけでなく Code talk や Chalk talk へ参加しても置いてけぼりをくらうことなく議論に集中できました。
特に私は 全セッションの中で現地の Breakout session に参加したのは一つだけであり、他は Workshop, Code talk, Chalk talk に全振りしていました。

また、Workshop などのセッションでは進める中で質問があればすぐ聞いて解決できる、Chalk talk でも議論に参加できるといったメリットがありました。

Chalk talk に参加した感想は別途以下の記事にまとめています。 blog.serverworks.co.jp

EBCへの参加

こちらも別途記事を書いていますが、自分の言葉で自分の考えを直接 AWS 側の開発者にお伝えできる機会はそうそうないと思うので、そんな機会に恵まれてラッキーだったなと感じています。

blog.serverworks.co.jp

社内 Expo ツアーの実施

セッションとセッションの合間に時間が空いたので、re:Invent に参加している社内メンバーに対して Expo を一緒に回れるメンバーを募り、一緒に回りました。 また、日本にいるメンバーから見てきてほしいブースや質問してほしい内容の宿題を回収してきました。

私としても一人では行かないようなブースを回れ、様々なサービスのデモを見たり話を聞いたりできたので貴重な経験になりました。

海外エンジニアとの交流

Gameday で同じチームとなった人、Workshop や Chalk talk で近い席となった人とはそれなりに話すことができました。大体みんなと話したことは共通しており、主に以下の内容から派生した内容を話しました。

  • どこからきたの?
  • フライト何時間くらいかかるの?
  • 時差どのくらい?
  • どんな会社で働いているの?
  • ふだんどんな仕事/ロールをしているの?

また私は一度 MGM Grand から Caesars Forum へモノレールで移動する際に降りる駅を誤ってしまったことがありました。私と同様に誤って降車してしまった方がもう一人いたのですが、その方と「やっちまったねーHahaha」みたいな話から盛り上がり良いコミュニケーションの機会にもなりました。
その方は Expo の出展企業の一員として参加されていたのですが、後日 Expo で偶然ブースを訪れた際に再会し、「あー!あの時の!」みたいになったのが非常に面白かったです。

余談

日本へ帰国する際、サンノゼ空港の保安検査場のパスポートチェックをしている女性の方におもむろに「Can you speak English?」と話しかけられました。無論 「Yes, what's up?」と答えると、日本の青いパスポートと赤いパスポートの違いって何? と聞かれたので違いを諸々説明してあげました。
この女性の方がそれまで日本人の方に断られ続けたのか、それともたまたま疑問が生まれたタイミングによるものだったのかは不明ですが、テクニカルサポートエンジニアとして彼女の問題解決の一つに携われたのは良かったかなと思います笑

まとめ

今回は、英会話を苦にしない筆者からみた re:Invent の見え方をまとめました。 re:Invent 自体の参加には英語は必須ではなく、また英語が苦手な方でも、翻訳アプリや文字起こしアプリなどを活用することによって言語の壁は低くなっているように思います。

一方で、社内からは「もう少し英語を勉強しておけば良かった」「参加したいセッションはあったのに英語が心配で踏み出せなかった」みたいな声を聞くことも多かったです。

きっとそのような方は現在英語を勉強するモチベーションが上がっていると思うので、そのような方の今後の参考になればと思い、こちらの記事にまとめました。

この記事がどなたかの参考になれば幸いです。

森本 晃大(執筆記事の一覧)

テクニカルサポート課

2023年10月入社。絶賛仕事と子育てに奔走中です。