Kinesis Data Firehose 動的パーティショニングの制限超過エラーに遭遇した件

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こんにちは! サーバーワークスの松井です。

Kinesis Data Firehoseに大量のデータを送信していたら制限超過エラーに遭遇したので紹介します。

発生事象

パーティションキーをIDで指定し、1から順番にインデックスを割り振ったJSONをKinesis Data Firehoseに送信していました。

すると送信先のS3の/error配下に以下のメッセージが格納されたファイルが作成されていました。

"errorMessage":"The number of active partitions has exceeded the configured limit"

マネージメントコンソールのグラフを見るとカウント500で頭打ちを食らっていますね

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対策

Kinesis Data Firehose での動的パーティショニング - Amazon Kinesis Data Firehose

配信ストリームで動的パーティショニングが有効になっている場合、その配信ストリームに対して作成できるアクティブパーティションは 500 個に制限されます。 アクティブパーティションの数が配信ストリームごとの 500 個の制限に達すると、配信ストリームの残りのレコードは、指定された S3 エラーバケットプレフィックスに配信されます。

ドキュメントにも記載の通り、パーティションキーのバリエーションが500を超えるとそれ以上は処理がされません。

パーティションキーのバリエーションが多いデータを扱う場合には、事前にこのクォーターを把握し、AWSサポートに制限緩和のリクエストをしておくといいでしょう。

松井 宏司

エンタープライズクラウド部

2022 Japan AWS All Certifications Engineer

2023 Japan AWS All Certifications Engineer

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