Amazon WorkSpaces クライアントアプリケーションのカスタマイズができるようになりました。

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AWS CLIが好きなテクニカルサポート課の市野です。

本日のAWS CLIのchangelogを見ていて、Amazon WorkSpacesで興味深い変更がありましたので、ご紹介します。

https://github.com/aws/aws-cli/blob/develop/CHANGELOG.rst#12286

<抜粋>

api-change:workspaces: Added APIs that allow you to customize the logo, login message, and help links in the WorkSpaces client login page. To learn more, visit https://docs.aws.amazon.com/workspaces/latest/adminguide/customize-branding.html
(和訳)
WorkSpacesクライアントログインページのロゴ、ログインメッセージ、ヘルプリンクをカスタマイズできるAPIを追加しました。詳しくは、https://docs.aws.amazon.com/workspaces/latest/adminguide/customize-branding.htmlをご覧ください。

カスタマイズ可能部分について

ドキュメントによると、Amazon WorkSpacesクライアントアプリケーションの、以下の4ヶ所をカスタマイズできるとのことです。(画像は該当ページより引用しています。)

WorkSpaces クライアントのサインイン画面

カスタムブランディング要素

カスタム可能な要素それぞれについての要件、推奨事項、制約は以下の通りとなっています。

# 要素 説明 要件と推奨事項
1 サポートリンク ユーザーが WorkSpaces のヘルプについて問い合わせるためのサポートメールリンクを指定できます。supportMail 属性を使用するか、supportLink 属性を使用してサポートページへのリンクを提供することができる。 ・各プラットフォームタイプについて、supportEmailsupportLink パラメータは相互に排他的である。プラットフォームタイプごとに 1 つのパラメータを指定できますが、両方を指定することはできません。
・デフォルトの電子メールは workspaces- feedback@amazon.comです。
・長さの制約:最小長は 1 です。
・最大長は 200 です。
2 ロゴ ユーザーが WorkSpace パスワードを忘れた場合にアクセスできる Web アドレスを追加できます。これは forgotPasswordLink 属性を使用して行うことができます。 ・使用できる画像フォーマットは .pngだけです。
・ロゴ URL の長さの制約:最小文字数は 1 です。
・最大長は 200 です。
3 パスワードを忘れた場合のリンク ForgotPasswordLink 属性を使用して、ユーザーが WorkSpace のパスワードを忘れた場合にアクセスできる Web アドレスを追加できます。 ・長さの制約:最小文字数は 1 です。
・最大長は 200 です。
4 ログインメッセージ サインイン画面で loginMessage 属性を使用してメッセージをカスタマイズすることが可能です。 ・各プラットフォームタイプにおいて、supportEmailsupportLink パラメータは相互に排他的である。プラットフォームタイプごとに 1 つのパラメータを指定できますが、両方を指定することはできません。
・デフォルトのサポートリンクは workspaces- feedback@amazon.comです。
・メッセージ長の制約:最小長は 1 です。
・最大長は 200 です。

まとめ

WorkSpacesクライアントアプリケーションを自社向けにカスタマイズすることにより、利用者から個別でのAWSへの問い合わせを抑制させ、情報システム担当や社内ヘルプデスクに集約させるなど、トラブル発生時の行動の統制に役立てることができそうです。

次回ブログでは、実際にカスタマイズをやってみたいと思います。

ではまた。

市野 和明 (記事一覧)

マネージドサービス部・テクニカルサポート課

お客様から寄せられたご質問や技術検証を通じて得られた気づきを投稿していきます。

情シスだった前職までの経験で、UI がコロコロ変わる AWS においては GUI で手順を残していると画面構成が変わってしまって後々まごつくことが多かった経験から、極力変わりにくい AWS CLI での記事が多めです。

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