【ネタ】Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)使用済みバケット名を調査してみた

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みなさんこんにちは。 マネージドサービス2課の塩野です。

時々話題になるネタにはなりますが、設定で使いたい名前が使えないなぁと思って色々試しているうちに、そういえばこういう名前は使えるのだろうか?というのが気になって現在の状況を調べてみました。

概要

本番環境ではまず使うことがないだろうというバケット名になりますが、実際どのような名前だと使えるのかということを興味本位で調べてみました。

※当記事は2022/3/31 時点の調査結果を元に作成しています。

Amazon S3の命名規則について

Amazon S3のバケット名は3つのパーティショングループ(標準リージョン、中国リージョン、AWS GovCloud(米国))内において、すべてのAWSリージョンのすべてのAWSアカウントで一意である必要があります。

また、バケットの命名にはざっと以下のようなルールがあります

  • 文字数は3文字以上63文字以内
  • 使える記号はドット【 ,】とハイフン【 ー 】
  • 使える文字は小文字または数字で最初と最後に記号は使えません
  • 名前の最初に【xn--】や、最後に【-s3alias】などを使ってはいけません
  • IPアドレスのようなフォーマットの名前は使えません

詳細のルールについては以下の公式ドキュメントをご確認ください。

docs.aws.amazon.com

動作確認方法

バケット作成画面でバケット名を入力し、名称が存在する場合は以下のようなエラーが表示されます。

名称が存在しない場合はエラーは表示されず以下のような表示になります。

試してみた


前提条件ですが、今回の動作確認はみんなが使っているであろう標準リージョン(東京リージョン)で試しました。

数字の1だけを使った場合

まずは数字の1だけを使った場合は、1は何個必要なのでしょうか?


結果:1が23個目で名前が通りました。


やっぱり、とりあえず作ってみようってなると1を押してしまいますよね。 なお、1が25個の場合は名前が通りませんでしたので、ある程度の文字以降は結構テキトーにつけられている印象です。


数字の2だけを使った場合

つぎに数字の2だけを使った場合を見てみましょう。

結果:2が9個目で名前が通りました。

2は意外に人気がないんですね。


数字の3だけを使った場合

つぎに数字の3だけを使った場合を見てみましょう。


結果:なんと3が6個目で名前が通りました。 2より人気がないとは・・・


数字の4だけを使った場合

どんどんいきます。

数字の4だけを使った場合を見てみましょう。


結果:4が7個目で名前が通りました。

こうなってくると、2以降は誤差みたいなものですね。


数字の5だけを使った場合

数字の5だけを使った場合を見てみましょう。


結果:5が10個目で名前が通りました。


数字の6だけを使った場合

数字の6だけを使った場合を見てみましょう。


結果:6が8個目で名前が通りました。


数字の7だけを使った場合

数字の7だけを使った場合を見てみましょう。


結果:7が8個目で名前が通りました。

語呂的にも7個目は空けておいてほしかった(希望


数字の8だけを使った場合

数字の8だけを使った場合を見てみましょう。


結果:8が11個目で名前が通りました。


数字の9だけを使った場合

数字の9だけを使った場合を見てみましょう。


結果:9が9個目で名前が通りました。

ここにきて9個目が空いているとは・・


数字の0だけを使った場合

最後に、数字の0だけを使った場合を見てみましょう。


結果:なんと0は18個目でようやく名前が通りました。

結局は、最初と最後だけ使っている人が多いということですか。

総括

とりあえずバケット名をつけなければというとき、数字のボタンはキーボード配列の最初にある1と最後にある0が押される傾向にあるということがわかりました。

一度決めると名称を変えることもないとおもいますので、ルールに沿ってわかりやすいネーミングにしたいですね。

おまけ

バケット名で工夫すると顔文字っぽい名前も作れるみたいですネ。

また、気が向いたら他の文字でも試してみたいと思います。

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マネージドサービス部所属。ネコが好きです。