PowerShell に Kiro CLI をインストールしてみた

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こんにちは、エデュケーショナルサービス課 AWS トレーナーの小倉です。

先日、仕事で使っていた PC が起動しなくなりました。現在は別の PC で仕事をしており、Kiro CLI の設定を一から行ったので、その手順をメモしておきます。なお、以前の PC では WSL 上で Kiro CLI を使用していましたが、2026/4/13に Kiro CLI 2.0 がリリースされ、PowerShell でも利用できるようになったため、今回は PowerShell で使えるよう設定しました。

kiro.dev

0. 前提条件

1. Kiro CLI のインストール

PowerShell を起動し、irm 'https://cli.kiro.dev/install.ps1' | iex コマンドを実行するだけです。

kiro.dev

> irm 'https://cli.kiro.dev/install.ps1' | iex

Kiro CLI Installer
==================

  Fetching latest version...
  Latest version: 2.2.1
  Downloading installer (65.4 MB)...
  Downloaded
  Verifying checksum...
  Checksum verified
  Installing Kiro CLI...
  Installed successfully

  Kiro CLI 2.2.1 installed to C:\Program Files\Kiro-Cli\
  Open a new terminal and run: kiro-cli

メッセージに書いてある通り、PowerShell を再起動します。
再起動後、kiro-cli コマンドを実行するとログインを求められますので、今回は Builder ID でログインします。

> kiro-cli

  You are not logged in. Login now?
> Yes  ★Yes を選択して Enter を押します
  No

### Enter を押すと以下のメッセージが表示され、ブラウザでログインのサイトが開きます
▰▰▰▰▰▰▰ Opening auth portal and logging in...

今回は Builder ID でログインするので、[Builder ID] をクリックします。


Builder ID のメールアドレスを入力して、[続行] をクリックします。


Builder ID のパスワードを入力して、[続行] をクリックします。
※現在、作業している PC から今後 Builder ID でサインインしたときに追加の確認を求められないようにするには信頼されたデバイスにチェックを入れましょう


Builder ID のメールアドレスあてに Verify your identity という件名のメールが届きますので、メールに書かれている Verification code を検証コードに入力して、[続行] をクリックします。


確認画面が表示されるので、[アクセスを許可] をクリックします。


以下の画面が表示されればOKです。このブラウザのページは閉じて大丈夫です。


PowerShell の画面では、Kiro CLI が利用できるようになっています。

Logged in
                             ⢀⣴⣶⣶⣦⡀⠀⠀⠀⠀⢀⣴⣶⣦⣄⡀   ⢀⣴⣶⣶⣦⡀   ⢀⣴⣶⣶⣶⣶⣶⣶⣶⣶⣶⣦⣄⡀       ⢀⣠⣴⣶⣶⣶⣶⣶⣦⣄⡀
                            ⢰⣿⠋⠁⠈⠙⣿⡆⠀⢀⣾⡿⠁  ⠈⢻⡆ ⢰⣿⠋⠁⠈⠙⣿⡆ ⢰⣿⠋⠁        ⠈⠙⠻⣦     ⣴⡿⠟⠋⠁   ⠈⠙⠻⢿⣦
                            ⢸⣿⠀⠀⠀⠀⣿⣇⣴⡿⠋⠀⠀  ⢀⣼⠇ ⢸⣿⠀⠀⠀⠀⣿⡇ ⢸⣿⠀⠀⠀⢠⣤⣤⣤⣤⣄    ⣿⡆   ⣼⡟⠀⠀⠀ ⣀⣀⣀    ⢻⣧
                            ⢸⣿⠀⠀⠀⠀⣿⡿⠋⠀⠀  ⢀⣾⡿⠁  ⢸⣿⠀⠀⠀⠀⣿⡇ ⢸⣿⠀⠀⠀⢸⣿⠉⠉⠉⣿⡇   ⣿⡇  ⣼⡟⠀⠀ ⣰⡿⠟⠛⠻⢿⣆⠀⠀ ⢻⣧
                            ⢸⣿⠀⠀⠀⠀⠙⠁⠀⠀ ⢀⣼⡟⠁    ⢸⣿⠀⠀⠀⠀⣿⡇ ⢸⣿⠀⠀⠀⢸⣿⣶⣶⡶⠋⠀   ⣿⠇ ⢰⣿⠀⠀⠀⢰⣿⠀⠀⠀  ⣿⡆⠀⠀ ⣿⡆
                            ⢸⣿⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀ ⠹⣷⡀     ⢸⣿⠀⠀⠀⠀⣿⡇⠀⢸⣿⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀   ⣠⣼⠟  ⢸⣿⠀⠀ ⢸⣿⠀⠀⠀⠀ ⣿⡇⠀⠀ ⣿⡇
                            ⢸⣿⠀⠀⠀⠀⠀⣠⡀⠀⠀ ⠹⣷⡄    ⢸⣿⠀⠀⠀⠀⣿⡇⠀⢸⣿⠀⠀⠀⠀⣤⣄  ⠀⠀⠹⣿⡅   ⠸⣿⠀⠀ ⠸⣿⠀⠀⠀⠀ ⣿⠇⠀  ⣿⠇
                            ⢸⣿⠀⠀⠀⠀⣾⡟⣷⡀⠀⠀ ⠘⣿⣆   ⢸⣿⠀⠀⠀⠀⣿⡇ ⢸⣿⠀⠀⠀⠀⣿⡟⣷⡀⠀⠀ ⠘⣿⣆   ⢻⣧⠀⠀ ⠹⣷⣦⣤⣤⣾⠏⠀⠀⠀⣼⡟
                            ⢸⣿⠀⠀⠀⠀⣿⡇⠹⣷⡀  ⠀⠈⢻⡇  ⢸⣿⠀⠀⠀⠀⣿⡇ ⢸⣿⠀⠀⠀⠀⣿⡇⠹⣷⡀  ⠀⠈⢻⡇   ⢻⣧⠀⠀⠀ ⠉⠉⠉    ⣼⡟
                            ⠸⣿⣄⡀⢀⣠⣿⠇⠀⠙⣷⡀  ⢀⣼⠇  ⠸⣿⣄⡀⢀⣠⣿⠇ ⠸⣿⣄⡀⢀⣠⣿⠇⠀⠙⣷⡀  ⢀⣼⠇    ⠻⣷⣦⣄⡀   ⢀⣠⣴⣾⠟
                             ⠈⠻⠿⠿⠟⠁⠀⠀⠀⠈⠻⠿⠿⠟⠁    ⠈⠻⠿⠿⠟⠁   ⠈⠻⠿⠿⠟⠁⠀⠀⠀⠈⠻⠿⠿⠟⠁     ⠀⠀⠈⠙⠻⠿⠿⠿⠿⠟⠋⠁

                       Welcome to the new Kiro CLI UX! /tui to learn more, /feedback for thoughts.
                            Prefer the classic experience? Relaunch with kiro-cli --classic.


────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
Kiro · auto                                                                                                            ~

 ask a question or describe a task ↵
                                                                                                     /copy to clipboard

試しに今日の日付を聞いてみます。

  今日は何日ですか?

  今日は2026年5月8日(金曜日)です。

▸ Credits: 0.06 • Time: 14s

ちゃんと回答できていますね。これで、PowerShell で Kiro CLI を使えるところまではできました。 Kiro CLI を終えるときは /quit と入力して Enter を押せば終了し、PowerShell のプロントが返ってきます。

Kiro CLI を使うだけであればこれだけでよいのですが、以前の PC では、MCP サーバーの設定と AWS アカウントへの調査などを行っていましたので、同じ設定にしていきます。

2. AWS CLI のインストール

AWS アカウントの調査や認証情報を取得するために AWS CLI をインストールします。
まずは、PowerShell で msiexec.exe /i https://awscli.amazonaws.com/AWSCLIV2.msi コマンドを実行します。

docs.aws.amazon.com

コマンドを実行すると、セットアップウィザードが開きますので、順番に設定をしてインストールを行います。
最初の画面では、[Next] をクリックします。


End-User License Agreement の画面が表示されたら、チェックボックスにチェックを入れ、[Next] をクリックします。


Custom Setup の画面が表示されたら、[Next] をクリックします。


Ready to install~ の画面が表示されたら、[Install] をクリックします。


インストールが終わるまでしばらく待ちます。


インストールが終わったら、[Finish] をクリックします。


これで、AWS CLI のインストールは終了です。

3. MCP サーバーの設定

MCP (Model Context Protocol) とは、AI エージェントツール (Kiro CLI やClaude Code など) が外部ツールと通信する標準化するプロトコルです。

docs.aws.amazon.com

今回は、2026/5/6に一般提供が開始された AWS MCP Server を設定してみます。AWS MCP Server を設定すると、できることがいろいろあるのですが、主なものとしては、AWS のドキュメントを検索して回答を作ってくれるので、AWS に関する問い合わせの精度が向上します。

詳細は以下のブログに書かれています。

blog.serverworks.co.jp

まず、MCP サーバーの設定に必要な uv のインストールを行います。uv はPython向けのパッケージマネージャです。
PowerShell で powershell -ExecutionPolicy ByPass -c "irm https://astral.sh/uv/install.ps1 | iex" コマンドを実行します。

### uv のインストール

> powershell -ExecutionPolicy ByPass -c "irm https://astral.sh/uv/install.ps1 | iex"
downloading uv 0.11.9 (x86_64-pc-windows-msvc)
failed to download from https://releases.astral.sh/github/uv/releases/download/0.11.9
trying alternative download URL
installing to C:\Users\masar\kiro\.local\bin
  uv.exe
  uvx.exe
  uvw.exe
everything's installed!

To add C:\Users\masar\kiro\.local\bin to your PATH, either restart your shell or run:

    set Path=C:\Users\masar\kiro\.local\bin;%Path%   (cmd)
    $env:Path = "C:\Users\masar\kiro\.local\bin;$env:Path"   (powershell)

### パスの設定

> $env:Path = "C:\Users\masar\kiro\.local\bin;$env:Path" ★このコマンドは私の場合なので、uv インストールの実行結果に出力されているコマンドを実行します

パスを設定した後に、PowerShell を再起動し、設定したパスを有効にします。 あとは、"C:\Users\<ユーザー名>\.kiro\settings\mcp.json (私の環境だと "C:\Users\masar\.kiro\settings\mcp.json ) に以下を記載して保存します。mcp.jsonファイルはないので、メモ帳アプリなどで新規作成をします。

{
  "mcpServers": {
    "aws-mcp": {
      "command": "uvx",
      "timeout": 100000,
      "transport": "stdio",
      "args": [
        "mcp-proxy-for-aws@latest",
        "https://aws-mcp.us-east-1.api.aws/mcp",
        "--metadata", "AWS_REGION=us-east-1"
      ]
    }
  }
}

PowerShell で Kiro CLI を起動し、MCP サーバーが読み込まれるかを確認します。使える状態になるまで少し時間がかかりますが、/mcp コマンドを実行すると MCP サーバーの状態を確認でき、ステータスが running になっていれば OK です。ESC を押して閉じましょう。

 /mcp list · 1 configured
────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
 search:   type to filter

 Configured Servers
 Name          Status          Details
 aws-mcp       ● running       0 tools
────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
 ESC to close

4. 認証情報の取得

Kiro CLI から AWS 環境の調査などをするためには AWS のクレデンシャル(認証情報)が必要です。IAM ユーザーから恒久的なアクセスキー ID とシークレットアクセスキーを取得してもよいのですが、認証情報を保持していると漏洩する可能性がありますので、あまり持ちたくないです。今回は aws login コマンドを使います。このコマンドを使うことで一時的な認証情報を付与することができます。

aws login コマンドの詳細は以下のブログに書かれています。

blog.serverworks.co.jp

まず、ブラウザでマネジメントコンソールへログインしておきます。ブラウザの認証情報を使います。
次に PowerShell で aws login コマンドを実行します。

> aws login
No AWS region has been configured. The AWS region is the geographic location of your AWS resources.

If you have used AWS before and already have resources in your account, specify which region they were created in. If you have not created resources in your account before, you can pick the region closest to you: https://docs.aws.amazon.com/global-infrastructure/latest/regions/aws-regions.html.

You are able to change the region in the CLI at any time with the command "aws configure set region NEW_REGION".
AWS Region [us-east-1]: ap-northeast-1 ★デフォルトのリージョンを設定していない場合、設定が必要です
Attempting to open your default browser. If the browser does not open, open the following URL.
If you are unable to open the URL on this device, run this command again with the '--remote' option.

https://ap-northeast-1.signin.aws.amazon.com/v1/authorize?response_type=code&client_id=arn%3Aaws%3Asignin%3A%3A%3Adevtools%2Fsame-device&state=03ffd8a2-1319-46c4-ba81-8b56d11e9bc6&code_challenge_method=SHA-256&scope=openid&redirect_uri=http%3A%2F%2F127.0.0.1%3A57730%2Foauth%2Fcallback&code_challenge=xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

ブラウザで認証用のページが開きますので、現在、ログインしている AWS アカウントをクリックします。


クリックすると、以下の画面が表示され、PowerShell で認証情報が使えるようになります。


認証情報を設定したうえで、Kiro CLI で AWS アカウントに関することを確認してみます。ここでは、東京リージョンの EC2 インスタンス一覧を確認します。

  東京リージョンのEC2インスタンス の一覧を表示してください。

● aws___call_aws
    ╰ cli_command=aws ec2 describe-instances --region ap-northeast-1
    {
      "content": [
        {
    ...+630 lines (ctrl+o to toggle)

  東京リージョン(ap-northeast-1)のEC2インスタンス一覧です。全4台、すべて stopped 状態です。

  ┌───────────────┬─────────────────────┬──────────┬─────────┬─────────────┬─────────────────┐
  │ Name          │ Instance ID         │ タイプ    │ 状態    │ Private IP  │ AZ              │
  ├───────────────┼─────────────────────┼──────────┼─────────┼─────────────┼─────────────────┤
  │ xxx           │  i-0000000000000000 │ t3.small │ stopped │ 10.0.10.14  │ ap-northeast-1a │
  ├───────────────┼─────────────────────┼──────────┼─────────┼─────────────┼─────────────────┤
  │ yyy           │  i-0000000000000000 │ t3.micro │ stopped │ 10.0.142.46 │ ap-northeast-1a │
  ├───────────────┼─────────────────────┼──────────┼─────────┼─────────────┼─────────────────┤
  │ zzz           │  i-0000000000000000 │ t3.micro │ stopped │ 10.0.1.132  │ ap-northeast-1a │
  ├───────────────┼─────────────────────┼──────────┼─────────┼─────────────┼─────────────────┤
  │ vvv           │  i-0000000000000000 │ t3.small │ stopped │ 10.0.9.34   │ ap-northeast-1a │
  └───────────────┴─────────────────────┴──────────┴─────────┴─────────────┴─────────────────┘

何回か実行してよいかの確認がでますが、実行を許可することで (Enter を押す)、東京リージョンの EC2 インスタンス一覧が表示されました。こんな感じで、自然言語で AWS アカウント上の情報を確認できるようになります。

まとめ

PowerShell で Kiro CLI をインストールして使えるようにしました。今まで、WSL で使用していましたが、楽に感じたところは認証でブラウザを開くとき、WSL だと URL をコピーしてブラウザにはりつける必要があったのですが、PowerShell だと自動でブラウザが開いてくれるので、少しですが、手間がかからなくなっています。また、WSL を起動しなくてよいので、作業端末の負荷が軽減されます。

ただ、PowerShell のKiro CLI でコードを書いて Linux 環境で動作させる場合、改行コードが違うなどでコード実行時にエラーが出る可能性があります。そのため、コードを書くときは WSL 、コードを書かないときは PowerShell と使い分けるのがよいと考えています。

小倉 大(記事一覧)

アプリケーションサービス本部エデュケーショナルサービス課 札幌在住

AWSトレーニングの講師をしています。

最近は9歳の息子と遊ぶのが楽しいです!

Twitter: @MasaruOgura