妊婦で働くサーバーワークス

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現在産休を頂いておりますまるやまです。
この度1月11日に女の子を出産いたしました。
せっかくなので妊婦としてサーバーワークスではどのように働くことができたかを公開させていただきます。
働きながら出産したモデルケースとしてどなたかの参考になれば幸いです。



わりと順調な体調でマタニティを過ごすことができましたが、それでも働きながらマタニティ期を過ごすのは不都合なことが多々ありました。
日本の妊婦は平日の日中に活動できることが前提の社会なんだな。と、強く感じました。
それでもマタニティ期を乗り越えられたのはサーバーワークスだからだととても感謝しています。

マタニティで働く背景

わたしのお仕事

PMOとしてプロジェクトが円滑にすすむための支援、仕組みづくりをするのがメインのお仕事です。
とはいえ現場のプロジェクのPMとして参画することも多いのが実情です。
ざっくりと半分がお客様先、半分が社内でプロジェクト及び社内業務のお仕事をしています。

わたしの2016年 ワーキングマタニティ略歴

  • 1月末〜 各種検査、通院
  • 5/2 妊娠確定
  • 6月上旬〜 一部の方からご報告、定期検診は1ヶ月おき
  • 6,7月 各種検査(気がつけばほぼフルコース)が多く通院が続く
  • 8月 見た目的に妊婦感がぬぐいきれなくなってくる
  • 9月 お客様へのご報告開始
  • 9月上旬 子宮頚管部の炎症で1日おきの通院が1週間
  • 9月中旬〜 定期検診が2週間おきに
  • 11月末〜 産前休業

サーバーワークスの働く環境

サーバーワークスの制度で助かったのはリモートワークで仕事ができる環境が整っていることが一番大きかったです。
単に制度があるだけではなく利用しやすい文化、そして愛すべきサーバーワークスのメンバーがいてこそ乗り越えられました。

リモートワークの取り組みについては以下インタビュー記事をご参照ください。

サーバーワークスのマタニティはこんな感じ

既婚男性社員から異常に歓迎される

妊娠をするということは、お休みもしなければいけないし会社に負担や迷惑をかけないわけにはいきません。
わたしの場合はものすごく今更な高齢出産で、ちょっと言い出しにくかったのですがみんな温かく受け入れてくれました。
とくに既婚男性社員は想像を超えました。
サーバーワークスの既婚男性は子供のいる家庭が多く、なおかつ積極的に育児に協力しているメンバーが多いのです。
とはいえ、男性社員からこんなに妊娠を歓迎されるなんて想像しませんでした。

通院できる

働きながら通院するということは、地味にしんどいです。
検査項目によっては曜日や時間を指定されることもあります。
検査が重なるときは週に複数回通院する必要がありました。
体調の変化があれば即病院に行く必要もあります。

サーバーワークスでは働く時間をある程度調整することが可能です。
例えば以下のような働き方が可能です。

  • 早朝から仕事をして途中通院で中抜け
  • 夕方は通院のためいったん閉店して夜から再開

リモートワークという手段も選択できるため、上手に組み合わせれば普段の仕事をこなしながら通院することができます。
もちろん変更が難しい会議もあるしお客様先に伺うことも多かったので、正直調整がつらい時期もありました。
それでもほとんど休まずに通院できたのはとても助かりました。

オフィスで座る椅子を選べる

妊娠中は「同じ姿勢でずっといる」ことがつらく感じました。
同じ椅子にずっと座り続けることは苦痛です。
サーバーワークスのオフィスはフリーアドレス制ですが、座席もいろんなタイプがあります。
肘掛けのある椅子、腰に優しい椅子、カフェ風のかたい椅子。
畳スペースに行けば足も伸ばしたり正座したりもできます。
ソファであぐらもかけます。
ちょこちょこ移動しながら体勢を変えれば体の負担もかなり軽くなります。
それでも辛くなったときは仮眠スペースか和室に避難して横になることもできました。
小さなことですが、体にできるだけ負担をかけずに過ごせたからこそ働き続けられたのだと思います。

体調にあわせて働くことができる

妊婦になると恐ろしいほど早い時間に眠くなりました。21時くらいには眠くなります。
深い睡眠がとれずに朝3時頃に目がさめてしまい、そのまま眠れなくなることもよくありました。
もう眠れないな。という時は気持ちを切り替えて仕事をしました。
かわりに日中にお昼寝の時間をとったこともあります。
社内の会議はリモート参加メンバーがいることが当たり前なので、急遽リモートワークになっても困りませんでした。
リモートワーク環境が整っているからこそ、体調と相談して働くことができました。

できなくなったこと

もちろんすべてが今まで通りというわけにはいきません。
できなくなったこともありました。

  • サバソニなど夜のイベントに参加できない
  • 展示会、セミナーなどに協力できない
  • 各種懇親会でお酒が飲めない

お酒は自分がつらいだけですが、あとは申し訳ない気持ちでいっぱいです。

まとめ

弊社以外にも新しい働き方を提供している会社が増えてきており、元エンジニアのママがカムバックしたり旦那さまが育児休暇を取得したりするお話を耳にするようになってきています。
それでも産む本人が制度を活用して働くケースはまだ少ないのかな、と思います。
サーバーワークスでも働く素敵なママはいますが、働く妊婦は初事例となりました。

社会は働く妊婦にまだまだ厳しいけれど、サーバーワークスはとても温かかったです。
恵まれた環境だと実感しています。

産んでからが大変と先輩ママから聞いています。
まだ未経験なのでよくわからないことだらけですが、ムリをしない程度に乗り越えていきたいと思います。
引き継ぎ等で負担をかけてしまったメンバーがいることを心苦しく思っています。
それでも強引に引き継ぐことによって自分でなければできない仕事を排除し、会社全体の成長につなげられたのではないかと思います。
復職した際は今までと同じ仕事をするだけでなく、さらなるチャレンジをしていく気持ちです。