Zabbixおじさんこと、くりゅうです。
なにやらMySQL互換のすごいRDSが発表されたようですね。
【AWS発表】Amazon Aurora - Amazon RDSに費用対効果の高いMySQL互換のデータベースが登場!!
- 3つのAZを使い6多重のデータ書き込み
- ストレージはSSDベース
- InnoDBでMySQL互換
- ストレージは64TBまで無停止で自動拡張
- 99.99%の可用性
- 1秒単位のポイントインタイムリカバリ
- RDS for MySQLから数クリックでマイグレーション可能
ともはや夢のようなサービスですが「でもお高いんでしょう?」と
費用について、確認してみました。
以下はPreviewが提供される、バージニアでの費用です。
※東京リージョンでの提供時期や価格については今のところ不明です。
Amazon RDS for Aurora Pricing
Instance Type | vCPU | Memory (GiB) | Instance Cost |
db.r3.large | 2 | 15.25 | $0.29 / hr |
db.r3.xlarge | 4 | 30.5 | $0.58 / hr |
db.r3.2xlarge | 8 | 61 | $1.16 / hr |
db.r3.4xlarge | 16 | 122 | $2.32 / hr |
db.r3.8xlarge | 32 | 244 | $4.64 / hr |
Amazon RDS for MySQL マルチAZ配置
Instance Type | 1時間当たりの料金 |
db.r3.large | $0.480 |
db.r3.xlarge | $0.950 |
db.r3.2xlarge | $1.890 |
db.r3.4xlarge | $3.780 |
db.r3.8xlarge | $7.560 |
Auroraは自動リカバリがあるので、インスタンス費用についてはマルチAZの場合と比較しましょう。
インスタンス単価にしてMySQLのほぼ半値、6割程度の費用となっています。
17:55追記 TwittterでAuroraはの自動リカバリは最大15分程度かかるので、マルチAZと同程度の切り替え時間であれば、リードレプリカが1つは必要なのではというご指摘をいただきました。
その場合でも、MySQLの1.2倍程度の料金で済んでしまいますね。
しかもMySQLのマルチAZはあくまでも高可用性のための機能であり、性能向上のためには別途リードレプリカが必要ですが
Auroraでは性能向上のためのリードレプリカがそのまま高可用性にも使えるので、マルチAZ+リードレプリカの性能だと思えば
やっぱりAuroraの方が割安ではないでしょうか。
次に、ストレージ価格を見てみます。
Amazon RDS for Aurora Pricing
ストレージ料金 | $0.10/GBあたり/月 |
I/O料金 | $0.20 /100 万リクエスト |
Amazon RDS for MySQL マルチAZ配置
マルチ AZ ストレージ料金 | $0.20 / GB あたり/月 |
I/O料金 | $0.10 /100 万リクエスト |
ストレージ料金はちょうど半分、リクエストについては、倍額という感じですね。
まとめ
なんと!IOリクエストについては、Auroraの方が高いですが
インスタンスとストレージはむしろAuroraの方がMySQLよりも安いですよ!奥様
これは、一刻も早く
「見せて貰おうか。連邦軍のモビルスーツの性能とやらを!」
という心境ですね。
Amazon RDS for Auroraはまだ、US East (Northern Virginia)でのLimited Previewの状態ですので、
試してみるには、Limited Previewへのエントリーが必要です。
私も、申し込んでいますので、使えるようになったら実際に Zabbixでの使用可否など
レポートしたいと思います。
続報を乞うご期待!