こんにちは。リージョナルインプリメンテーションの小林です。
re:Invent 2014も2日目に入り、早速、新サービスが発表されましたので、こちらでご紹介いたします。
Amazon Aurora
概要
- 高速・高可用性/信頼性・安価
- フルマネージドなMySQL互換のリレーショナルデータベースエンジン
- MySQL5.6との互換性
- EC2/VPC/DynamoDB/SWF/Route53を利用したサービス
- キャッシュ・ロギング・ストレージを分割し、DBの柔軟なスケールアウトを実現
- バックアップはS3を利用
機能・動作
- データは6重化され、自動的に3つのAWS アベイラビリティゾーン (AZ)内に複製
- 各AZ内でも2つのコピーを作成
- 1分当りInsertで最大6,000,000回、Selectで最大30,000,000回
- 10GB-64TBまでシームレスに拡大可能・利用分課金
- redo logを各AZに分散配置(クラッシュリカバリ時に並列でリカバリを実行)
- レプリカ動作が高速 共有Multi-AZストレージを利用しているため15個を分散してレプリケーション
- クラッシュ時はリカバリが速い、共有AZストレージを利用 並列稼働でリカバリが動作
- Auroraは共有ストレージに15個に分散してレプリケーション
- 既存RDS for MySQLのスナップショットを利用可能
価格
vCPU | Mem | 1時間あたりの金額 | |
db.r3.large | 2 | 15.25 | $0.29 |
db.r3.xlarge | 4 | 30.5 | $0.58 |
db.r3.2xlarge | 8 | 61 | $1.16 |
db.r3.4xlarge | 16 | 122 | $2.32 |
db.r3.8xlarge | 32 | 244 | $4.64 |
まとめ
今回の発表でRDSでRDS for MySQLを利用されている方はAmazon Auroraを検討されるのではないでしょうか。
なんと、数クリックで移行が可能とのこと。
Amazon Auroraはまだ、US East (Northern Virginia)でのLimited Previewの状態ですので、試してみるには、Limited Previewへの登録が必要となります。
また、個人的に今回の新サービスAmazon Auroraの基板となっている「共有AZストレージ」はS3なのか他の存在なのかが気になるところです。
こちらの情報については、分かり次第更新を行っていきます。