こんにちは、マネージドサービス部テクニカルサポート課の坂口です。
今回は現地で AWS re:Invent 2024 に参加しており、AWS サーバーレスコンピューティング&コンテナの進化と成果を振り返るブレイクアウトセッションに参加しました。
概要
AWS サーバーレスとコンテナ技術が10周年を迎え、その進化と成果を振り返るセッションの内容をまとめます。
セッションタイトル
SVS211 | Celebrating 10 years of pioneering serverless and containers
内容
サーバーレスの原則
- インフラ管理の複雑さを抽象化する
- 再利用可能なコードで少ないコードを書く
- 拡張性と統合性を考慮して設計する
- パフォーマンス、回復性、セキュリティのための Well-Architected な基本原則を推進する
主要な技術的進展
- Application Signals やContainer Insights の導入によるモニタリング機能の強化
- ECSの予測スケーリング機能の実装による自動化の向上
- サーバーレスアプリケーションモデル(SAM)の拡張と改善
- セキュリティ機能の強化(ランタイムの自動パッチ適用、暗号化機能の拡充)
- 開発者ツールの統合(VS Code統合、ローカル開発環境の改善)
- EventBridge によるイベント駆動型アーキテクチャの実現
次の10年に向けて
- 開発者体験
- AWS Well-Architected フレームワークの基本
- サービスの制御機能の改善
- よりシンプルで幅広い統合
感想
このセッションを通じて、AWS のサーバーレス技術が過去10年間でいかに進化してきたかが良く理解できました。
次の10年に向けて、開発者体験の向上やサービスの統合など、重視している点も明確に示されており、サーバーレス技術の更なる発展が期待できます。