NAT Gateway を擬似的に停止可能にする「VPC: NAT Gatewayを作成」アクションと「VPC: NAT Gatewayを削除」アクションが、Cloud Automatorに追加されました。
概要
これまでNAT Gatewayの利用料金を削減するためには、手動でNAT Gatewayの作成・削除を行う必要があり、時間と労力がかかっていました。 今回追加されたアクションを利用することで、NAT Gatewayの作成・削除をCloud Automatorで自動化することが可能となります。 Elastic IPアドレスの関連付けや、ルートテーブルへのデフォルトルートの追加なども自動で行われるので、NAT Gatewayの作成・削除に必要な一連の作業をまとめて自動化できます。
ご利用方法
本アクションでは作成・削除アクションを組み合わせることでNAT Gatewayの疑似停止と疑似起動を実現します。 削除アクションではタグ指定のみ可能です。そのため作成アクションでは疑似停止・疑似起動を行うNAT Gatewayを特定できるタグを設定します。
注意事項
- NAT Gateway に紐づけるElastic IPアドレスは事前に作成しておく必要があります
- NAT Gateway 作成時にいずれかのルートテーブルにNAT Gatewayを宛先とするデフォルトルートを追加します。
「VPC: NAT Gatewayを作成」アクション
ジョブ作成画面のアクション選択欄で「VPC: NAT Gatewayを作成」を選択し、パラメーターを設定してください。
このとき「作成したNAT Gatewayに追加するタグ」に設定したタグを削除アクションの方でも利用します。
「VPC: NAT Gatewayを削除」アクション
ジョブ作成画面のアクション選択欄で「VPC: NAT Gatewayを削除」を選択し、パラメーターを設定してください。
「削除するNAT Gatewayのタグを指定」に作成アクションの方で設定したタグを設定します。
おわりに
今回NAT Gatewayを擬似的に起動/停止するためのアクションをリリースしました。
各アクションのマニュアルを用意しております。細かい仕様はこちらに記載しておりますので、合わせてご参照ください。
今後のリリース計画については、ロードマップページにて公開しております。 これからもCloud Automatorをよろしくお願いいたします。
紅林輝(くればやしあきら)(サービス開発部) 記事一覧
サービス開発部所属。2015年にサーバーワークスにJOIN。クラウドインテグレーション部を経て、現在はCloud Automatorの開発に従事。ドラクエ部。推しナンバーはⅤ、推しモンスターはクックルー。