Cloud Automator に、生成AIを活用してAWS運用ジョブの作成を強力に支援する新機能「AIジョブ作成支援機能」を追加しました。
この機能を使うことで、「ダッシュボードの推奨事項からワンクリック」 または 「チャットでやりたいことを伝えるだけ」 で、AWSリソースを操作する運用ジョブを素早く作成できるようになります。

Cloud Automator活用の課題
Cloud Automator をご利用いただく中で、以下のような課題がお客様から寄せられていました。
- 「ジョブの設定方法が難しく、学習コストが高い」
- Cloud Automator の利用経験が浅いお客様にとって、多数のパラメータや AWS の専門的な設定値の意味を理解するのは大変です。アクションとトリガーの複雑な組み合わせに悩み、最初のひとつを作成するまでに時間がかかってしまうことがあります。
- 「ジョブ作成の手順が煩わしく感じる」
- 頻繁にジョブを作成されるお客様にとっても、毎回フォームの各項目を入力していく作業は手間がかかります。「もっと手軽に、素早くジョブを作りたい」というニーズがありました。
- 「便利な機能を使いこなせていない」
- Cloud Automator には多くの機能がありますが、存在を知らなかったり、ダッシュボードに表示された推奨事項をどう具体的な設定に落とし込めばよいかわからず、コスト削減や運用の改善機会を逃してしまうケースがありました。
このように、操作の学習コストや設定作業の煩雑さが、運用の最適化・自動化を妨げる「カベ」となってしまうことがありました。
生成AIがあなた専属の運用アシスタントに
今回リリースした「AIジョブ作成支援機能」は、こうした課題を解決するために開発されました。生成AIがユーザーのAWS環境や意図を分析し、ジョブ作成の支援を行います。
具体的には、以下の2つのアプローチでジョブ作成を支援します。
- ダッシュボード推奨事項からの自動生成
- コスト削減やセキュリティリスクの推奨事項に対し、AIが対応策となるジョブ案(例:EC2のダウンサイズ、不要なリソースの削除など)を即座に提示します。
- 対話型チャットによるジョブ設計
- 「開発環境のEC2を平日夜間だけ止めたい」のように自然言語で入力するだけで、AIが意図を汲み取り、必要な設定が入力された状態のジョブを提案します。
これにより、煩雑なジョブ作成作業を大幅に簡素化し、効率的な運用自動化を実現できます。
代表的な利用シナリオ
1. ダッシュボードの推奨事項から即座にコスト最適化
Cloud Automator のダッシュボードに表示される「推奨事項」には、コスト削減や運用の改善点がリストアップされています。
新機能では、各推奨事項に設置された「AIでジョブを作成」ボタンを押すだけで、その推奨内容を解消するためのジョブ(例:インスタンスの不要な時間帯の停止ジョブなど)が自動生成されます。 ユーザーは提案された内容を確認し、承認するだけで対応が完了します。

ダッシュボードの推奨事項からAIでジョブを作成する機能についてはこちらのマニュアルを参照してください。
2. 「運用自動化したいこと」をチャットで伝えてジョブ作成
ジョブの追加で「チャットで作成」ボタンを押すと、チャット画面からジョブの作成を行えます。
- ユーザー: 「毎月1日にEBSのスナップショットを取りたい」
- AI: (EBSバックアップアクションとタイマートリガーを組み合わせた設定案を提示)
このように、フォームの項目を一つずつ埋める手間を省き、対話形式で直感的にジョブを作成できます。

AIチャットを利用してジョブを作成する機能についてはこちらのマニュアルを参照してください。
簡単な利用手順
ここでは、ダッシュボードの推奨事項からジョブを作成する手順を紹介します。
1. ダッシュボードで推奨事項を確認し、「ジョブを作成」をクリックします
ダッシュボードの詳細画面を開き、対処したいリソースの横にある「ジョブを作成」ボタンをクリックします。

2. ジョブ設定案を確認します
推奨内容に基づいて、アクションやトリガー、対象リソースが設定された状態のプレビューを表示します。 必要に応じて、実行時間を調整できます。

3. 「ジョブを作成する」をクリックして完了です
これだけで、推奨されていた改善策が運用ジョブとしてされます。作成されたジョブには自動的に「AICreated」ラベルが付与されるため、後から一覧で確認するのも簡単です。
おわりに
AWS運用において、ツールを導入することはゴールではありません。「実際に運用を自動化し、継続的な効果を得る」ことが重要です。
今回の「AIジョブ作成支援機能」により、ジョブ作成のハードルを下げることで、お客様がより手軽に、よりスピーディーにクラウド運用の自動化を進められるようになれば幸いです。
ぜひ、Cloud Automator の新しいAIアシスタント機能を使って、「必要なときだけ動かす」「無駄なコストを省く」スマートなAWS運用を体験してみてください。
今後のリリース計画については、ロードマップページにて公開しております。これからも Cloud Automator をよろしくお願いいたします。