【AWSアプデ 7/3】Amazon EKS マネージドノードグループで、ワーカーノードの並列アップデートが可能に【#毎日AWS #231】

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はじめに

こんにちは!サーバーワークスの古川です。 今回は、 6/25のアップデートについて紹介していきます。

こちらの内容については、YoutubeやPodcastでもアップロードしているので、気になる方はぜひチェックしてください。


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では、さっそく最新1日のアップデートを見ていきましょう。
今回は 7/3 、4件のアップデートを紹介します。

アップデート内容

①Amazon EKS マネージドノードグループで、ワーカーノードの並列アップデートが可能に

Amazon Elastic Kubernetes Service(通称 Amazon EKS)のマネージドノードグループで、複数のノードを並行してアップデートができるようになりました。

EKSのマネージドノードグループを使用することで、マネージメントコンソールやAWS CLIで、ワークロードで動いているワーカーノードの新規作成やアップデートを実施できるようになります。

複数のワーカーノードをアップデートしたい場合、従来は1ずつアップデートしていたため、アプリケーションへの影響を最小限に抑えることはできましたが、一方でノード数が多くなるとアップデートに時間がかかっていました。

今回のアップデートにより、マネージドノードグループで複数同時にアップデートしたいワーカーノード数や割合を設定するできるようになったことで、ノードグループのアップデート完了時間を短縮することができるようになりました。

Amazon EKSをご利用中の方は、マネージメントコンソールにて、 Node Group Update Configurartionという設定項目を確認できると思うので、ご確認ください。

②AWS Glue Studioで、データプレビューの確認が可能に

AWS Glue Studioとは、AWS Glue によるETL(Extract Transform Load)開発を楽にしてくれるビジュアルエディタです。

Glue Studioを使用することで、データソースの決定から、データ変換、出力までの一連の流れを、マネージメントコンソール上で視覚的に作成するこことができます。

今回のアップデートにより、Glue Studioで各ステップでデータ変換中の途中経過のプレビューを、マネージメントコンソール上から確認できるようになりました。

Glue Studioのビジュアルジョブエディタで、ジョブの編集画面から「データプレビュー」タブをクリックすることで、確認できます。

ただし、プレビューを表示するためのクエリ処理に30分以上かかる場合は、タイムアウトしてしまうので、注意が必要です。

AWS Glue Studioを使用中の方は、マネージメントコンソールをご確認ください。

③AWS Elemental MediaPackageがメタデータ・パススルー機能を拡張

AWS Elemental MediaPackageとは、ライブストリームやVODストリームを格納するデータストアで、S3とCloudFrontとの関係のように、オリジンとしてCloudFrontと併用して全世界に配信することが可能です。

まず今回のアップデートで取り上げられているメタデータとはID3メタデータのことで、機能としては、指定されたタイムコードでデータをビデオストリームに埋め込むようです。

例えば、動画の特定の時間に、別の広告を埋め込みたいときなどに使用できるようです。

今回のアップデートにより、例えば、AWS Elemental MediaLiveからID3メタデータを付与してMediaPackage経由で全世界にデータを配信する際に、MediaPackageでのID3メタデータの設定が不要になる、いわゆるパススルーが可能になるようです。

今回のアップデートはかなりニッチですが、AWSで動画配信サービスを利用されている方はご確認ください

④AWS Launch Wizardが、6, 9, 12TBのオンデマンドインスタンスへのHANAデータベース導入に対応

AWS Launch Wizardは、SAP HANAおよびSAP HANAベースのNetweaverシステム向けに、AWSリソースのサイジング、設定、導入を、目的に応じた使いやすいウィザード形式で提供します。

今回のアップデートにより、先日発表された6、9、12TBそれぞれのメモリを搭載したAmazon EC2 High MemoryのオンデマンドインスタンスへのHANAデータベースの導入が可能になりました。

AWS Launch WizardでSAP ワークロードを運用されている方は、ご確認ください。

以上4件、7/3のアップデートでした。

引き続き、毎日AWSではアップデート情報をお届けします。 応援よろしくお願いします。


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