はじめに
こんにちは!サーバーワークスの小林です。 今回は、 6/9のアップデートについて紹介していきます。
こちらの内容については、YoutubeやPodcastでもアップロードしているので、気になる方はぜひチェックしてください。
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では、最新1日のアップデートを見ていきましょう。
今回は 6/9 、2件のアップデートがありました。
アップデート内容
①Amazon FSx for Windows File Serverでファイルアクセス監査ログが取得できるように
マネージドなWindowsファイルシステムを提供するサービスAmazon FSx for Windows File Serverのアップデートになります。
Amazon FSx for Windows File Serverで、ファイル、フォルダー、ファイル共有に対するアクセス監査をサポートし、監査ログを取得できるようになりました。 ファイルやフォルダに対してのアクセスログ、もしくはファイル共有に対してのアクセスログの記録が可能で、それぞれ成功した試行、失敗した試行もしくはその両方を記録することが可能です。
取得したログはAmazon CloudWatch LogsやAmazon Kinesis Data Firehoseに配信することが可能で、配信することでログのクエリ、処理、保存を行えます。 そのため、CloudWatchLogsで監査ログの表示することはもちろん、Amazon Kinesis Data Firehose経由でS3にログを長期保存したり、Lamdbaのトリガーとすることも可能です。
なお、監査ログの取得を有効化するためにはスループット容量が1秒当たり32MB必要になりますので、ご注意ください
Amazon FSxの標準設定で簡単に監査ログを取得できるようになったのは、利用ユーザーにとっては非常に嬉しいですね。 Amazon FSx for Windows File Serverが利用可能なすべてのリージョンで設定可能なので、Amazon FSx for Windows File Serverご利用の方はぜひご利用をご検討ください。
②Amazon SageMaker Data WranglerのデータソースとしてSnowflakeをサポート
昨年行われたre:Invent 2020で発表された、GUIベースで機械学習用のデータを迅速に準備するサービスAmazon SageMaker Data Wranglerのアップデートになります。
Amazon SageMaker Data Wranglerとは、機械学習用の統合開発環境Amazon SageMaker Studio に統合されている機能で、GUIで簡単にデータソースへの接続、データの探索と視覚化、組み込み変換や変換処理の実行、スクリプトへの結果のエクスポートを実行できるサービスになります。 簡単に言うと、データソースを登録し、あとはそのデータをData Wranglerで可視化やクリーニングなど準備を行い、トレーニングが実施できるようにするためのサービスになります。
今回のアップデートでは、Data Wranglerに登録するデータソースとして、Snowflakeがサポートされるようになりました。 これまでは、S3、Athena、Redshift、Lake FormationなどAWSサービスに対応しておりましたが、新たにサードパーティ製のクラウドベースのデータウェアハウスサービスSnowflakeにも対応しました。
AWS外で管理するデータを使って、SageMakerの学習データとして利用できるようになったのは嬉しいですね。
ぜひご利用ご検討ください。
以上2件、6/9のアップデートでした。
引き続き、毎日AWSではアップデート情報をお届けします。 応援よろしくお願いします。
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営業部カスタマーサクセス課