Amazon Connectのコンタクト情報(=通話ごとの詳細な情報)の取得方法として、DescribeContact APIが利用可能です。
2025年5月のアップデートで拡充された情報を確認します。
概要
AWS CLIにてAPIを実行し、内容を確認、使いどころも少し考えてみます。
詳細についてはドキュメントページを参照します。
確認手順
対象とするAmazon ConnectインスタンスとコンタクトのIDを指定してAWS CLIを実行します。
結果はJSONで確認してみます。
$ aws connect describe-contact --instance-id <インスタンスID> --contact-id <コンタクトID>
取得結果
下記情報も取得できるようになっていることを確認できます。
- AgentInfo配下
- AfterContactWorkDuration
- AfterContactWorkStartTimestamp
- AfterContactWorkEndTimestamp
- Recordings
- DisconnectReason
- ContactDetails
- Attributes
コンタクト詳細画面との比較
ACW開始タイムスタンプの表示が1秒異なりますが、境界に近い値の丸め方の問題かもしれません。
まとめ
本アップデートによって DescribeContactで取得できるようになり、従来から提供されていたコンタクト属性のみを取得するための GetContactAttributes APIが不要になりそうです。
GetContactAttributes - Amazon Connect
また、ACW関連のタイムスタンプや通話録音S3パス、切断理由も取得できます。
従来はコンタクト追跡レコードのストリーミングで取得していた情報ですが、コンタクトイベント配信機能と組み合わせることで、より即時性の高い機能に利用できそうです。
- 過去の参考ポスト
ご参考になれば幸いです。