大阪リージョンで Amazon Aurora は利用可能です

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CI部 佐竹です。
ちょっとした注意喚起のブログです。

はじめに

AWS 大阪リージョンで現在、RDS のマネジメントコンソールのトップに以下の文言が表示されています。

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Aurora は、このリージョン (Asia Pacific (Osaka-Local)) では使用できません。リージョンセレクターを使用してサポートされているリージョンに切り替えてください。

この文言について記載します。

Aurora は大阪リージョンで利用が可能

「Aurora は、このリージョン (Asia Pacific (Osaka-Local)) では使用できません。リージョンセレクターを使用してサポートされているリージョンに切り替えてください。」という表記が出ているものの、実際に Aurora は大阪リージョンで構築可能です。

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上画像ですが、実際に Aurora の構築は成功しています。Region が大阪リージョンを示す ap-northeast-3 となっています。

加えて「English」の表示にするとこの文言は表示されません。

以下のページにも Amazon Aurora は利用可能と表記があります。

aws.amazon.com

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リージョンを大阪に変更すると、上画像の通り Amazon Aurora がリストにあることがわかります。

これは想定ですが、この文言に (Asia Pacific (Osaka-Local) とある通り、これは大阪リージョンがまだ「ローカルリージョン」であった頃の制約でしょう。ローカルリージョンから通常のリージョンになるにあたり Amazon Aurora が利用可能となったものの「本文言がまだ残っている」状況と想定されます。この文言は恐らく、近いうちに消されるでしょう。

リザーブド DB インスタンスは提供されていない

2021年3月17日時点で Amazon Aurora のリザーブド DB インスタンスは大阪リージョンにおいて提供されておりません。

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上画像は大阪リージョンにおける「Purchase Reserved DB Instances」の画面キャプチャですが、Aurora が一覧に存在しない状況です。

2021年7月追記

2021年5月末に、大阪リージョンでも Aurora のリザーブド DB インスタンスが購入可能になりました。

まとめ

現時点で AWS 大阪リージョンにおいて既に Amazon Aurora の構築が可能です。マネジメントコンソールでは注記がまだ残っていますが、実際に作成して見て頂けたらと存じます。

簡単ですが、今回のブログは以上になります。

では、またお会いしましょう。

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マネージドサービス部所属。AWS資格全冠。2010年1月からAWSを利用してきています。2021-2022 AWS Ambassadors/2023 Japan AWS Top Engineers/2020-2023 All Certifications Engineers。AWSのコスト削減、最適化を得意としています。