【VDI導入③】Amazon WorkSpaces Application Managerを使ってみた

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こんにちは!クラウドインテグレーション部技術1課のイーゴリです。

この記事では、Amazon WorkSpaces Application Managerをご紹介させて頂きます。

Amazon WorkSpaces Application Managerとは

Amazon WorkSpaces Application Manager(Amazon WAM)とはAmazon WorkSpaces環境で簡単にソフトウェアのデプロイ、アップグレード、パッチの適用、削除を行うことができるサービスです。Microsoft Windows ServerのGPO(グループポリシー)のようにソフトの中央管理の操作もできますし、ユーザーが、割り当てられたアプリケーションをWorkSpaces Application Managerで自分で展開できます※。

※Microsoft Windows ServerのグループポリシーでWindowsマシンにソフトの展開も可能なため、例えて言いましたが、本当はソフトの展開機能以外、似ている機能はありません。

「Amazon WorkSpacesってなに?」と思われる方は下記の2件の過去の記事をご参考ください。

blog.serverworks.co.jp

blog.serverworks.co.jp

さて、Amazon WorkSpaces Application Managerの設定を行いましょう!

Amazon WorkSpaces Application Managerの設定

[サービス]→[WorkSpaces]

[WorkSpaces]の画面で、[Application Manager]の[アプリケーション]をクリックします。

初めてAmazon WAMを利用する場合は、[カタログ作成の開始]のボタンをクリックします。

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■注意点

2022/01/20の時点で、まだ、東京/大阪リージョンではAmazon WorkSpaces Application Managerを利用できない状態ですので、[サービス]→[WorkSpaces]の画面に、[Application Manager]の項目がないため、試しに「バージニア北部」のリージョンで使ってみたいと思います。いつか東京リージョンにもAmazon WAMを発表されると想定していますので、Amazon WorkSpaces Application Managerの仕様を事前に把握したいと思います。

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Amazon WAMのサブスクリプション

初めてAmazon WAMを利用する場合、次の画面でサブスクリプションを選択する必要があります。

現在、下記画面の通り、「WAM Lite」(無料版)と「WAM Standard」(5 USD / ユーザー / 月)の2つのサブスクリプションがあります。

WAM LiteとWAM Standardのサブスクリプションの違いについては、下記のスクリーンショットに詳しく記載してありますが、簡単にご説明しますと、WAM Lite(無料版)の大きなデメリットとしましてはソフトウェアはMicrosoft Windows ServerのGPOのように強制的にWorkSpacesのデスクトップにインストールすることができません。ユーザーがOS上で必要なソフトをAmazon WorkSpaces Application Managerの一覧から自分でインストールしないといけません。

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後ほど、WAM Liteについて補足致しますが、一旦、WAM Standardを選択し、[確認]をクリックします。

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Amazon WAMでAWS Marketplaceからアプリケーションの追加

今回は簡単な設定方法を紹介したいため、自分のアプリケーションの展開ではなく、AWS MarketplaceにあるPuttyを展開しましょう! その場合、[アプリケーション]の画面で、[ソース: 独自のアプリケーション]から[ソース: AWS Marketplace]に変更します。

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その後で、[AWS Marketplace からアプリケーションを追加]をクリックします。

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■補足

[ソース: AWS Marketplace]に変更せずに、[AWS Marketplace からアプリケーションを追加]ボタンを押せますが、アプリケーションの追加の後で、対象のアプリ(Putty)をすぐ探せるように事前に準備を行いました。[ソース: 独自のアプリケーション]の状態では、AWS Marketplace から追加されたPuttyが表示されませんので、ご注意ください。

Putty追加後の[ソース: 独自のアプリケーション]の画面 f:id:swx-korotkov:20220120121337p:plain

Putty追加後の[ソース: AWS Marketplace]の画面

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AWS Marketplaceに移動されます。

AWS Marketplaceの検索欄で適切なアプリケーション名を入力し、検索ボタン/Enterを押します。検索結果から適切なアプリケーションをクリックします。

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■注意点

アプリ自体に課金がある可能性もありますので、アプリ説明の下に書いてある価格をご確認ください。

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AWS Marketplaceのアプリケーションの画面で、[CONTINUE]ボタンをクリックします。

なお、アプリケーションの画面で詳細情報(どのリージョンで利用可能やバージョンなど)がありますので、ご参考ください。

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Puttyを無事に追加できましたので、下記の画面が表示されます。

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[WorkSpaces]→[アプリケーション]の画面に戻りますと、[ソース: AWS Marketplace]の項目の下にアプリケーションの一覧があります。 その一覧にPuttyが表示されるようになりました。サブスクリプションが「アクティブ」になったら、WorkSpacesのデスクトップで展開可能となります。

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アプリケーションの割当

AWS Marketplaceからのアプリケーション追加が完了しましたら、対象アプリケーションをどのユーザーに割り当てるかの作業を行う必要があります。

[アプリケーション]の画面で、対象のアプリケーションを選択した上、[アクション]→[ユーザーへのアプリケーションの割り当て]ボタンをクリックします。

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[ユーザーの選択]の画面で、対象のディレクトリ(SimpleAD/AD Connector/AWS Managed Microsoft AD)を選択します。

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対象ユーザーかグループのどちらかを選択します。

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対象ユーザー/グループを検索欄で探したほうが早いので、AD上にある自分のユーザー名を検索したら、左にある「検索結果」の欄に表示されました。

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対象ユーザ/グループを選択した上、[>]のボタンで右にある「選択したユーザとグループ」に移動し、[続行]をクリックします。

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[オプションの設定]の画面で、対象アプリの[バージョン]、[インストールタイプ]、[自動更新]を選択した上で、[確認]ボタンを押します。

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■注意点

WAM Liteの場合、上記のオプションを設定できませんので、ご注意ください。

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WAM Liteの場合

上記のオプションについて詳しくご説明させてください。

[バージョン]:対象アプリのバージョンを選べます。

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※WAM Liteの場合、アプリのバージョンの選択ができません。

[インストールタイプ]:

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  • 「必須」を選択する場合、Microsoft Windows ServerのGPOみたいにユーザーのデスクトップに対象アプリケーションが強制的に展開されます。
  • 「省略可能」を選択する場合、ユーザーのほうで自分のデスクトップにあるAmazon WorkSpaces Application Managerからアプリケーションストアのようにアプリケーションの展開が可能となります。

※WAM Liteの場合、「省略可能」のみです(ユーザーが自分でAmazon WorkSpaces Application Managerからアプリケーションをインストールします)。

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WorkSpaces Application Managerから展開するパターン

[自動更新]: 対象アプリケーションを自動的に更新するか。

  • 「はい」
  • 「いいえ」

※WAM Liteの場合、「はい」しか選択できません。

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[確認]の画面で、[確認及び割り当て]をクリックします。

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追加されたアプリの使用状況をApplication Managerの[使用状況]の画面で確認できます。

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アプリケーションの展開

アプリケーションのインストール

では、「igor」というユーザーのWorkSpacesのデスクトップにPuttyを展開しましょう!

対象のAmazon WorkSpacesのデスクトップで[WorkSpacesApplicationManager.exe]をインストールしましょう(インストールされていない場合)。

PS C:\> cd "C:\Program Files\Amazon"
PS C:\Program Files\Amazon> dir


    Directory: C:\Program Files\Amazon


Mode                LastWriteTime         Length Name
----                -------------         ------ ----
d-----        11/2/2021   6:36 PM                AWSWorkDocsDriveClient
d-----        4/14/2021  12:01 PM                cfn-bootstrap
d-----       11/18/2017   4:46 AM                Hibernate
d-----        11/2/2021   6:02 PM                SkyLight
d-----        8/11/2021  12:35 PM                SSM
d-----        8/19/2021   7:34 AM                StxHD
d-----        11/2/2021   5:59 PM                WorkspacesConfig
d-----        5/12/2021  12:30 PM                XenTools
-a----         3/9/2021  10:18 PM          27605 AmazonWorkDocsDrive.ico
-a----         3/9/2021  10:17 PM       18694144 AmazonWorkDocsDriveClient.msi
-a----        12/3/2016   2:23 PM          54792 AmazonWorkDocsSetup.exe
-a----        3/19/2020   4:16 AM        1307016 ImageChecker.exe
-a----        8/19/2021   7:30 AM          32456 ImageProductCodes.json
-a----         2/9/2018   2:51 AM       19124056 WorkSpacesApplicationManager.exe
-a----        11/2/2021   6:00 PM           2273 WorkSpacesApplicationManager.zip.manifest_WIN10.xml


PS C:\Program Files\Amazon> .\WorkSpacesApplicationManager.exe
PS C:\Program Files\Amazon>

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次の画面で「Yes」をクリックします。

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インストール完了しましたら、[Finish]をクリックします。

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デスクトップに表示されるようになった[Amazon WAM]をクリックします。

f:id:swx-korotkov:20220121173647p:plain

開いたWorkSpaces Application Managerで[Discover]のタブをクリックします。

f:id:swx-korotkov:20220121173909p:plain

対象アプリのアイコンをクリックします。

f:id:swx-korotkov:20220121174106p:plain

[Install]をクリックします。

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インストールのお知らせが表示されたら、アプリのインストールは完了です。

f:id:swx-korotkov:20220121174253p:plain

デスクトップの検索で「Putt」を入力したら、アプリが表示されます。

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アプリケーションのアンインストール

デスクトップにある[Amazon WAM]をクリックします。

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開いたWorkSpaces Application Managerで[Discover]のタブをクリックします。

f:id:swx-korotkov:20220121173909p:plain

対象アプリのアイコンをクリックします。

f:id:swx-korotkov:20220121174106p:plain

[Uninstall]ボタンをクリックします。

f:id:swx-korotkov:20220121174557p:plain

「Yes」をクリックし、アンインストール段階に入ります。

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次の記事では(VDI導入④)、Amazon Workspaces(クラウドVDI)を使ってみて、オンプレミスのVDI商品に対してのメリットとデメリットを記載し、どんな時にどのVDI(クラウドVDI/オンプレミスVDI)を選べば良いかをまとめたいと思います。

以上、御一読ありがとうございました。

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