ISOインポート機能でAMIを作成してみた

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はじめに

EC2 Image BuilderでISOからAMIを作成する機能が追加されたので、使ってみました!
利用方法をまとめてみたので、参考にしてください。

アップデート記事

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/01/ec2-image-builder-converting-windows-iso-files-amis/

利用方法

対象OS

Windows11が対象となります。

事前準備

Windows11のISOファイルをS3にアップロードする

S3上のISOファイルを読み込むので、イメージを作成するAWSアカウント上にS3を用意し、ISOファイルをアップロードしてください。
ISOの拡張子は大文字にする必要があります。

インフラストラクチャ構成用のロールを作成する

イメージ作成時、Image Builder用のEC2が1台作成されます。
インフラストラクチャ構成で、作成されるEC2の構成を指定します。
EC2にアタッチするロールをインフラストラクチャ構成で指定するので、事前に作成してください。 ロールには以下の3つのポリシーをアタッチしてください。

  • EC2InstanceProfileForImageBuilder
  • EC2InstanceProfileForImageBuilderECRContainerBuilds
  • AmazonSSMManagedInstanceCore

利用手順

マネコンからEC2 Image Builder 画面に移動します。
Import Imageをクリックしてください。

Import Typeで「ISO import」を選択し、S3に格納したISOファイルを指定します。
IAM roleはデフォルトのロールを選択すると、初回のイメージ作成時に「AWSServiceRoleForImageBuilder」ロールが自動で作成されます。

「インフラストラクチャ構成の作成」ボタンをクリックし、インフラストラクチャ構成作成画面に移動します。

インフラストラクチャ構成画面で以下を選択します。

項目 設定値
IAM role 事前に作成したロールを指定
Instance Type 任意のタイプを選択
VPC イメージを作成するVPCを選択
subnet SSMと通信できるサブネットを選択 ※
security groups SSMの通信が許可されているセキュリティグループを選択(defaultでも可)
※SSMからOSセットアップのコマンドを実行するため、SSMからEC2に通信できる必要があります。
パブリックサブネット(パブリックIPv4の自動アサインを有効化する)など、SSMと通信できるサブネットを選択してください。

インフラストラクチャ構成が作成できたらイメージ作成画面に戻り、作成したインフラストラクチャ構成を選択し、イメージを作成します。

進捗具合はLog StreamやWorkflowから確認できます。
何回かエラーになりましたが、原因が特定できるような分かりやすいメッセージが出てくるので、原因を特定しやすかったです。
■Log Stream
■Workflow
各ステップをクリックすると、作業内容が表示されます。
Workflowのほうが進捗確認しやすいです。

うまくいくと、1時間しないぐらいで完了します。
完了するとAMIが作成されるので、EC2やWorkspacesで利用できます。

まとめ

利用条件が厳しくないので、結構使える機能だと感じました。
従来のBYOLイメージ作成方法に比べて作業が非常に楽になるので、是非使ってみてください!