こんにちは。サービス開発課の内田です。今年も2017年2月16日(木)、17日(金)に目黒雅叙園で開催された 「Developers Summit 2017」 に参加してきましたので、簡単なメモ書き程度ではありますが参加レポートを書いてみました。
- Developers Summit 2017 エンジニアとして生きる、技術の先にある現実に踏み出す
公式まとめ
当日の資料やまとめは以下の公式まとめを参照していただくとして、ここでは個人的に気になったものをピックアップして紹介してみようと思います。
- デブサミ2017、講演関連資料まとめ:CodeZine(コードジン)
【16-C-1】コネクティッドカーがもたらすモビリティの可能性と日産自動車における挑戦
資料
メモ
- 個人的に車が好きなので聞かないわけにはいかないセッション
- 車(ハード)側のお話よりもソフト側のお話が中心
- これからは「ソフトウェアがキーになる」
- ルノー日産グループはソフトウェアの開発を強化するために別の組織を作った
- これから組織も含めて作り上げていく段階
- 単純な車載ということではなく、生活の中で利用することになるデバイス
- カーシェアリングや自動運転タクシーなど利用されるシーンは多くなる
- 車好きとしてはこれからの未来が垣間見えるセッションで非常に楽しかった
【16-D-L】エンジニアが働きたい場所で働けるために、チームに必要なこと
資料
- http://event.shoeisha.jp/devsumi/20170216/session/1264/
- https://www.slideshare.net/ssuserd4b8ca/ss-72210849
メモ
- ランチセッション
- 働き方についてのこれまでの実体験をふまえた内容
- サーバーワークスはリモートワークを始めとした働きやすい環境なので共感出来る部分が多かった
- 働きたい場所で働けるようになるまでの経緯や、実際にどうしたらそうなるのか?という知見があった
- ツール・制度・風土の3つの要件を満たさないとダメ
- 問題が出たらチームで地道に解決していく
- 今後ワークスタイルを変化したいところには参考になるセッションと感じました
【16-B-7】視点移動~ビジネスと組織と人の狭間で越境し続けるエンジニアの物語、その彼岸
資料
- http://event.shoeisha.jp/devsumi/20170216/session/1253/
- 時を超えた越境への道
- 新規事業が対峙する現実からエンジニアリングを俯瞰する #devsumiB #devsumi
- ソフトウェア開発の中心にあるのは情緒である // Speaker Deck
メモ
- 三者三様のこれまでのやってきたことについてのまとめ
- 新規事業の場面でビジネスサイドからエンジニアサイドを見直してみた
- エンジニアの成果をどう見るのか?
- 売り上げに直結している場合は分かりやすい
- 直結していない場合はわかりにくくはなる
- ビジネスサイドとエンジニアサイドが共通の目標を持つのが大事
- マルチタスクをやめてフロー効率を上げていく必要がある
- 見える化を行ってカイゼンを続けてきた
- その成果を社外の人に見てもらうため会社見学を受け付けている
- その結果たくさんの会社見学がありファンが増えている
- ソフトウェア開発とは人と技術と文化が織りなす道である
- 越境の歴史
- 「正しいものを正しくつくる」これを実現したい
- 当事者より当事者らしい目的を持って作業している
- 自分の向かう先は自分で決められる
- 今いる現場を変えるのか、会社を変えるのか?
- 実際変わってみたからわかるところもあり今までと違う視点で見れたセッションでした
【17-B-2】完全ベンダーロックインのMicroservices / DevOps でマイクロソフトに貢献しよう!
資料
- http://event.shoeisha.jp/devsumi/20170216/session/1287/
- DevOps スタータキットの公開 - メソッド屋のブログ
- Vamp
- Visual Studio Team Services - クラウド開発ツール | Microsoft Azure
メモ
- スポンサーセッションで宣伝ばかりするのはあまり好きじゃない
- OSSを利用することは賛成だけど、ノウハウや利用出来る人でないと人手(人件費)がかかる
- 費用をかけて車輪の再発明をするぐらいなら、PaaSやSaaSなどの便利なものにお金を払おう
- 本番にいかに早くデプロイしてフィードバックを得るかが重要
- DevOpsスタータキットというのBlogで公開しているので見てみて
- バリューストリームマッピングを利用するといろいろな人を巻き込みながら進めるのでオススメ
- テストコードを書いて自動テストを行う。これはすごく重要
- 会場デモでVisual Studio Team ServicesとVampにチャレンジ
- ネットワークの関係なのか両方とも成功せず
- Vampはきになるので、次の機会にはデモを見てみたい!
- 便利でイケてるサービス・ソフトにはお金を払って使っていこう
【17-A-3】サーバレスにおける開発プロセス戦略
資料
メモ
- 実際にプロダクション環境でAWS Lambdaを利用している方々がパネラー
- 導入してみてのメリットや実運用についての知見
- 18000回/分 ぐらい起動している
- タイムアウトが起こることがあるがLambda側のリトライの仕組みでカバーされて問題は起きていない
- 導入するときに苦労したところは?
- ログを見るのに開発環境ではslackに通知するのが便利
- VPC内のLambdaは要件に合わないところも出たのでEC2に戻したものもある
- サーバーレスに向いているのはどんなシステム?
- 少数・小規模は向いていると思う
- システム全体として非同期のもの
- イベント駆動で動かせるシステム
- ログについては個人的にも気になったので、セッション後の
ask the speaker
で質問してみた - プロダクションのログを見るのにそんなに困ったことはない
- CloudWatch Logs を利用している
- 時間がたったログはS3に移動している
- 実際に利用している人たちの体験を聞けるのは非常に参考になってよかった
【17-B-7】『ジョイ・インク』Joy, Inc. 〜 共感のソフトウェアづくりについてみんなで考えるワークショップ
資料
メモ
- ワークショップ型のセッションだった
- 書籍「ジョイ・インク」から抜粋してA・B・Cに分けられた小冊子を利用してセッション参加者同士でワークショップ
- それぞれの小冊子は別々のことが書かれている
- まずは、同じ内容の小冊子の人たちとワークショップ
- その後は違う内容の小冊子の人たちとワークショップ
- 最後に最初のワークショップの人たちと再度ワークショップ
- 立場や会社が違うので、全然違う視点で興味深かった
- ペアプロ、リモートワーク、ペルソナ、など言葉は聞いたことあるけど実務では使う機会がないという人たちも何人かいた
- そう考えると同じ目線で話して作業出来る環境はすごい素晴らしいんだと改めて実感できた
まとめ
丸2日間の参加でしたが、弊社では自身やチームの仕事に影響がなければこのようなカンファレンス/セミナーに参加することもできます。
普段の勉強会ではあまり聞くことのできない話を聞けることも多いデブサミ。今年も楽しかったですし、来年もまた楽しみにしています!
以上になります。