【AWS re:Invent 2024】EXPOで気になったブース紹介「MiroでAWSクラウド移行を加速させる」

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こんにちは、エンタープライズクラウド部クラウドリライアビリティ課の呉屋です。

re:Inventに現地参加し、展示会「EXPO」で話を聞いた中で気になったブースを紹介します。

EXPOとは

EXPO会場

AWS re:Invent の EXPO(エキスポ)は、AWSパートナーやスポンサー企業が最新技術やソリューションを展示する場です。

製品やサービスのデモ体験ブースでは、クラウド技術を活用した製品やサービスのデモが行われています。直接体験したり、担当者から詳細な説明を受けることができます。

EXPOの雰囲気や歩き方を知りたい方は、弊社エンジニアのブログを参照してください。

blog.serverworks.co.jp

各ブースを回った中で、個人的に一番驚いたサービス「Miro」を紹介します。

EXPO会場

Miroとは?

Miro(ミロ)は、オンラインホワイトボードを提供する企業です。

2011年設立、サンフランシスコ本社で、8,000万人以上が利用しています。 リアルタイムにチームのアイデア共有や作業効率化を支援します。

私もMiroはマインドマップを作成するサービスだと思っていましたが、EXPOに参加して初めて、AWSにも関わることが分かりました。

Miroのサービス

Miroの展示ブース

ブースでお話を聞くことができましたので、内容を記載します。

AWSサービス

AWSクラウド移行において、Miroが提供するのは「シンプルかつ強力なAI支援」。

「AWSクラウド移行が複雑すぎて時間がかかる…」

多くの会社がコミュニケーションのズレや作業の重複で時間を浪費しています。

MiroはAIを活用したビジュアルなコラボレーションツールで、AWSプロジェクトの効率化を強力にサポートします。

Miroが選ばれる理由は次のとおりとのこと。

  • チームの連携強化:同期・非同期どちらでも強力なコミュニケーション。
  • AIによる自動化:手作業を減らし、時間を20%削減。
  • テンプレートで標準化:移行プロセスを標準化し、手戻りを防止。
  • シングルソースの真実:情報を一元管理し、ミスを防止。

Miroが解決できる課題

  1. AWSアーキテクチャの可視化と共同作業

  2. AWSアーキテクチャを即座にインポート:複雑なAWSサービスを視覚化し、つながりを一目で把握。

  3. リアルタイムで共同編集:DevOpsエンジニア、クラウドアーキテクト、FinOpsエンジニアが1つの画面で作業。

AWS Cloud View(ベータ版)

AWSアカウントとMiroを連携させることで、構成図をおこすことが可能です。 利用サービスを可視化したり、利用者と開発者の認識を一致させることができます。

AWSアカウントから構成図に起こす

AWS Cloud View(ベータ版) – Miro Help Center

→複雑な環境を 「見える化」

2.コスト試算と計画の最適化

  • 手動コスト計算を排除:AIがアーキテクチャに基づき即座にコストを試算。
  • 計画的な意思決定が可能:移行後のコスト管理まで一目瞭然。

通常、見積もりを作成する際、以下のステップで行いますよね。

  • 要件定義から構成図を作成する
  • AWS Pricing Calculatorを使用して利用料を算出する

この作業を「AWS コスト計算アプリ」を用いることで、Miroのボード上で直接AWSサービスのコストを簡単に見積もることができます。

例えば、EC2の場合。インスタンスタイプやストレージまでの項目をMiroのボード上で選択し、その場でコストを算出できます。

これにより、エンジニアが構成図・コスト算出は営業と役割分担されている会社は、効率よくプロジェクトを進めことになります。

Miroのコスト算出

AWS コスト計算アプリ – Miro Help Center

まとめ

Miroは、AWSクラウド移行をシンプルに、そしてスピーディーに進めるための強力なツールです。

  • チームのコミュニケーションを強化
  • AIでタスクを自動化
  • コストを最適化し、生産性を向上

構成図をもとに簡単にコストを算出できることに驚きました。また、今後のことも検討しているとのことです。

  • 構成図の起こしたアーキテクチャーがAWS Well-Architected Frameworkに沿っているかチェック
  • アーキテクチャーをCloudFormationにコード化
  • AIを使ったアーキテクチャーの指摘

AWSプロジェクトの効率化に悩んでいるならMiroを検討してみるのも良いと思います。

今後に期待です。

呉屋 桂基(記事一覧)

EC部 CR課

生まれも育ちも沖縄。中途入社後、憧れの東京へ。今は北海道に住んでて、次どこ行くか迷い中のエンジニア。