垣見です。AWS re:Invent 2024のExpoについて、英語が苦手でも意外と楽しむことが出来たのでその共有です。
私の体験が、同じように不安を持っている方の参考になれば嬉しいです。
対象者
- re:InventのExpoとは何か、どんな様子なのか知りたい方
- 英語が苦手だけどExpoに参加しても良いのか知りたい方
- Expoの楽しみ方を知りたい方
Expoとは?
AWSに関わる沢山の企業のブースや展示がある巨大なエリアです。 12/2(月)の16時から始まり、毎日19時ごろまで、Venetian(Level 2, Hall B)にて開催されていました。
沢山の人がいて、時間帯によってはちょっとした食べ物や飲み物も提供されていました。
自分の英語レベル
中学生~高校生レベルでの基本の発話は可能ですが、特にリスニングが苦手で、ちょっと早口になったり、長く複雑な文になると途端に何を言っているか分からなくなってしまうレベルです。
基本的な自己紹介や単純な言葉、翻訳機を使えば意思疎通は可能ですが、スムーズな会話はできません。
どうする⁉英語対策
勇気を出そう!
まずはこれが一番です。元気と笑顔で話せば相手も大体ノリノリになってくれるイメージがあります。
自分は米国税関を大阪弁一本で乗り切ったらしい上司を思い出し、為せば成ると思って飛び込みました。
翻訳アプリを使おう
リスニングが特に苦手な私は、翻訳アプリをたくさん活用しました。
「Give me a moment to prepare my translator...」みたいなことを言いながらアプリを出すと相手も察してくれます。
早口で聞き逃しやすい話題も、相手が何を言っているかスマホを見たりすることで、なんとかコミュニケーションを取ることができました。
こちらのアプリは会話のログが残り、かつアプリから離れてもバックグラウンドである程度翻訳を続けてくれるので結構よかったです。(※ただし、専門用語には対応していなかったり、色々な人が話している場所だとうまくいかないこともありました)
apps.apple.comまた、Google翻訳を使って質問している先輩もいました。 (AWSじゃないんかい!と突っ込まれそうですね、すみません……)
事前情報を得よう
また知らない企業の場合、「相手が何をやっているのか」をざっとでもつかめないと何を話しているかわからなかったりします。そのため、最初にパンフレットやデモを見せてもらうというのも理解に役立ちました。
あんまりわからなかったとき、とりあえずパンフレットだけもらい、じっくり読んでみて、改めて気になることがあったら聞きに行くような動きもしていました。
また、パンフレットを貰って写真に撮り、Slackのtimesチャンネル(自分用スレッド)などに上げておくと、メモ兼行動記録になるのでお勧めです。後からコメントを記入したりもできます。
技術が分かる人と一緒に回ろう!
英語が分かる人と回るのはもちろんですが、技術理解に自信がない場合、自分よりも技術に詳しい先輩と一緒に回るというのも一つの手かと思います。
私は英語に自信がない3人組で回ったりもしたのですが、自分が詳しくない開発分野の話について「ああ、これって~ってことか!」と隣ですぐに理解できた経験豊富な先輩方に聞くことが出来たので有意義に回ることが出来ました。
基本的に、自分の知っているサービスと関連のあるものの方が理解が速いかと思います。
Keynoteも現地で見た方が盛り上がりが分かるように、実際に技術を知っている人がどういう反応をするか見ることで、より理解度や重要性が分かったりする気がしています。
その他の工夫
re:Inventは予定されたセッションやイベントが非常に多く会場同士の移動にも時間がかかるため、どのタイミングでExpoに行くか迷いました。
Expo自体も広いため、数時間単位のまとまった時間を確保し、ゆっくり回るのがおすすめです。
またExpo内の個々のブースについては事前に計画するのも良いですが、現地で興味を持ったブースを訪れる形がたくさんの偶発的発見があって楽しいと感じました。
Expoのここが楽しい!
現地の雰囲気はとても温かく、皆さんフレンドリーでした。目が合うと「Hello」や「Hi!」と挨拶してくれるので、こちらも元気よく「Hello」と返しました。
抽選会では、当選者が出るたびに「Woo!」とリアクションが飛び交っていて、海外らしい雰囲気を感じました。
この体験で最も大きかったのは、世界中の方がAWSのために集まっているんだ!という壮大さを感じられたことです。拙いながらもコミュニケーションをとれたことで、自分の関わる仕事がいろんな人と繋がっているんだと感じてモチベーションにつながりました。
また自分は6月に合ったAWS Summit Japanでもかなり企業ブースを見て回っていたのですが、今回見て回った企業ではこれまでに見たことのないような新たな発想やアイデアをたくさん得ることができました。
「こんなビジネス・需要があるんだ!」「この技術でこんなことが出来るようになっているんだ!」など、たくさん発見がありました。具体的なユースケースや、各サービスがどのような場面で活用されるのかを知ることができたので、まだまだ実践の足りない私にとってはとても貴重な機会でした。
ブースの担当者もとても親切で、ゆっくり話してくれたり、図を使って説明してくれたりしました。仲良くなってSWAGを貰ったりするととても嬉しいです。本当にありがとうございました……!
最後には必ず「Thank you!」を伝えるようにしました。
最後に
翻訳技術の進歩には頭が上がりません。
ですが、英語ができた方が楽しめるなあと強く思いました。 次に行くときにはもっと英語力を向上させ、より沢山の情報を得られるようにしたいと思います!