ハローこんにちは、re:Invent に初参加していますした。マネージドサービス部の駒井です。
今回は、現地時間(PST) 12/03(Mon) 09:00 から行われた、『Effortless game launches: How League of Legends runs at scale on AWS』という Breakout Session に参加してきましたので、そちらについてレポートしてみたいと思います
参加の経緯
冒頭にも書いた通り、私は re:Invent 初参加となるので、前夜祭からフルスロットルで稼働しすぎないよう、
セッションの予約については、あまり詰め込まず軽めのスケジューリングとしていました(結局毎日色々なセッションに出まくった)
しかし、いざ日本を出発すると初日から楽しみたいなという気持ちがふつふつと湧いてきて、
同じ部署の人に面白そうなセッションがないか話を聞いてみると、
去年の re:Invent 2023 の Customer Keynote でも発表していた Riot Games のセッションがあるとの情報を得ました
(そのセッションについては、コチラのページで見ることができます)
去年の Customer Keynote では、大変興味深い発表をされていたので、
そちらとは異なるゲームタイトルのセッションに、また新たな発見があるのでは…!と思い参加しました
セッションについて
概要
セッションタイトルにもある通り、League of Legends というゲームタイトルを AWS 上で稼働させるために行った変革内容や、
ゲーム体験に直結するため、シビアに高いパフォーマンスを要求されるサーバの運用・課題などにどのように対応していくか、といった発表でした
発表内容のサマリ
私が読み取れた範囲で、本セッションの簡単なサマリをご紹介します
- イントロ
- 15年以上も続いているゲームで、稼働当初はオンプレミスの環境が最適解であった
- プレイヤー体験とコスト効率を両立しながらクラウドへ移行する必要があった
- 現状の課題について
- Windows ライセンスの維持コスト
- スケーラビリティの限界
- 負荷変動、DDoSリスク、バージョン管理の複雑さ
- 各課題へのアプローチについて
- リアルデータから独自のアルゴリズムを生み出し、運用のシミュレーションを繰り返し試行
- オートスケーリングの機能を活用した、新ゲームモードで必要なリソースの拡張させる仕組みの構築
- Linux 運用の専門知識を開発チーム全体に共有し、テスト・デバッグ等の効率化
- クラウド移行によってもたらされたもの
- 運用コストの削減: 年間 1,000万ドルもの削減。規模がデカすぎる
- リソース管理の最適化: ゲームモードごとの負荷特性に応じた柔軟なリソースの割当て
- 新しいゲームモードの実現: イベントモードや期間限定モードが AWS のスケーラビリティによって迅速に展開可能に
- セキュリティの強化: DDoS 対策やデータの保護と監視(不正行為の防止)
感想
このセッションが re:Invent の初めてのセッション参加ということもあり、期待値が爆上がりし、非常に濃い内容でした
ひとつの課題解決だけに限らず、移行の際に出てしまった課題や、手探りながらも自分たちで指標を作って運用を最適化していくマインドなど、
さまざまな挑戦についての話を聞くことができ、初日の朝からとても良いスタートを切ることができました
Windows では動いていたキャラクターのスキルコンボが、Linux では正常に動作しないといった悩みなど、
LoL ユーザが聞くと、いったい誰のコンボなんだ…!って別のところで気になっちゃうかもしれませんね笑
そんな楽しいセッション・体験が盛りだくさん!
ぜひ皆さんも re:Invent に足を運んでみてはいかがでしょうか
終わりに
もたもたしてたら、公式がセッションの動画出してくれてました
内容の詳細について気になる方はぜひご覧ください!