俺たちのフェラーリはどのようにAWSを活用しているのか

記事タイトルとURLをコピーする

宮澤です。

F1バーレーングランプリで衝撃的な事故がありましたが、グロージャン選手が無事でよかったです。
今回は、re:Invent 2020の"Manufacturing"トラックの "Come architettare una soluzione di rendering 3D a basso costo con istanze spot (caso d'uso: Ferrari)"  というセッションを視聴したのでレポートしたいと思います。

 セッション概要

このセッションでは、3Dレンダリングアプリケーションの管理にAWSサービスを使用することの技術的および経済的メリットについて説明します。
フェラーリは、最新世代のGPUインスタンスを使用し、スポットインスタンスに基づいて動的なリソース割り当てを作成して、効率的なレンダリングサービスを構築した方法について説明します。

3Dレンダリングアプリケーションのアーキテクチャ

今回紹介される3Dレンダリングアプリケーションは、以下の5つの要件を満たす必要があったようです。

f:id:miyazawa24:20201201141809p:plain

3Dレンダリングを行うために、G4インスタンスを有効活用する必要があったようです。

f:id:miyazawa24:20201201142052p:plain

しかし、コストの点が課題になるので、EC2インスタンスに関しては、以下の3つの購入オプションを併用することでコスト最適化をしているようでした。

f:id:miyazawa24:20201201141744p:plain

そして、コンテンツを世界中に低レイテンシで配信するために、CloudFlontを活用しているようです。

f:id:miyazawa24:20201201142441p:plain

コンテンツは、ユーザーからCloudFrontを経由して配信されているようです。

f:id:miyazawa24:20201201142317p:plain

このアーキテクチャにたどり着くまで

このアーキテクチャを用意するに当たって、どのように考えたのかがセッションで紹介されていました。

  • 最適なインスタンス選定
  • 柔軟性
  • グローバル
  • スポットインスタンス

f:id:miyazawa24:20201201143320p:plain

デモ

 ということで、フェラーリを買いたくなったので、セッションで紹介されたサイトを使ってみようと思います。

まず、日本語サイトの以下にアクセスして、車両を部分にある、"設定開始"を押します。

www.ferrari.com

私は、"F8TRIBUTO"を選択しました。

f:id:miyazawa24:20201201144136p:plain

車両のカラーや

f:id:miyazawa24:20201201144321p:plain

車両の内装も設定できます。

f:id:miyazawa24:20201201144339p:plain

外装も3Dで表示することができ、360度みることができます。

f:id:miyazawa24:20201201144717p:plain

内装も同様です。

f:id:miyazawa24:20201201144826p:plain

作成したデザインはシェアすることができます。

Ferrari Official Car Configurator

まとめ

購入前に、車両の3Dイメージを作成して、実際にどんなデザインで仕上がるのかを確認できるのが非常にすごいですね。
バックエンドで3Dモデルを生成して、ユーザーに表示してるのですが、全く違和感なく表示できてて、すごいなと思いました。

セッション内容については、re:Invent期間中は以下で視聴することが可能です。

Sign In - AWS re:Invent 2020

 

 

宮澤 慶 (記事一覧)

コーポレートエンジニアリング部 情報システム 管理者