旧世代インスタンスでも gp3 EBS ボリュームが利用可能になりました

記事タイトルとURLをコピーする

SRE部 佐竹です。
本日は地味に嬉しい修正を確認できましたので共有します。

はじめに

blog.serverworks.co.jp

上記ブログでご紹介した通り、EBS ボリュームを gp2 から gp3 に変更することでコストが最大20%削減できると記載しました。

しかし、登場直後に判明した仕様として、旧世代(Previous generation instances)のインスタンスタイプでは gp3 に変更(Modify)を行うと変更がスタックしてしまうという事象が発生しておりました。

このため、旧世代のインスタンスタイプでは gp3 のボリュームが正常に利用できないという状況となっていました。

2月23日に検証を実施

ふと、「そろそろ修正が反映されているのでは」と期待して、個人検証アカウントから m3.medium のインスタンスに gp3 をアタッチして起動してみました。

f:id:swx-satake:20210224133441p:plain

すると、問題なく起動しました。

f:id:swx-satake:20210224133459p:plain

上画像の通り、アタッチされているボリュームは、間違いなく gp3 です。

AWS に確認を実施

念のため AWS サポートに問い合わせをしたところ、2021年2月23日 時点で既に東京リージョンにおいて、旧世代のインスタンスタイプにおいて gp3 が正常に利用できない仕様は解消しているとのことでした。

つまり、gp3 への変更において最大の懸念となっていた旧世代のインスタンスタイプという制限もなくなりました。

まとめ

旧世代のインスタンスタイプでも gp3 が利用可能となりましたので、これで基本的に全てのインスタンスで gp3 をご利用頂けると存じます。

簡単ですが以上になります。

ではまたお会いしましょう。

佐竹 陽一 (Yoichi Satake) エンジニアブログの記事一覧はコチラ

マネージドサービス部所属。AWS資格全冠。2010年1月からAWSを利用してきています。2021-2022 AWS Ambassadors/2023 Japan AWS Top Engineers/2020-2023 All Certifications Engineers。AWSのコスト削減、最適化を得意としています。