【Cloud Automator】過去のDBクラスタースナップショットをまとめて削除できるようになりました

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Cloud Automatorに、複数のAWSアカウントおよびリージョンを対象にして過去のDBクラスタースナップショットをまとめて削除するアクションが新しく加わりました。

概要

新たに「RDS(Aurora): 過去のDBクラスタースナップショットをまとめて削除」アクションをリリースしました。

このアクションを利用すると、複数のAWSアカウントおよびリージョンを対象として、不要となった過去のDBクラスタースナップショットを一括で削除することができます。

DBクラスタースナップショットが過去のものとなったかどうかは、以下の2通りの方法で指定することができます。

  • DBクラスタースナップショットが作成されてからの経過日数
  • DBクラスタースナップショットの作成日が特定の日付以前

今回のアクションが役立つ場面

Amazon AuroraでバックアップのためのDBクラスタースナップショットを手動で定期的に取得している場合、過去のDBクラスタースナップショットが残り続けるため、運用が長期間になるほどインフラコストは増加します。

不要となったDBクラスタースナップショットのインフラコストを削減するには、定期的にAWSマネジメントコンソールから手動で削除を行うか、自動的に削除を行うスクリプト等を構築する必要がありますが、それにも新たな運用コストや開発コストが発生するという課題があります。

今回リリースしたアクションは、このような場面でご活用いただけます。

アクションの利用に必要な権限の追加

現時点でCloud Automatorに登録済みのAWSアカウントには、既に必要な権限が付与されている可能性が高いため、ほとんどのお客様で特に必要な作業はありません。

もし権限エラーにより今回のアクションのジョブが失敗する場合には、Cloud AutomatorのAWSアカウントとして登録されている「IAMロール」または「IAMユーザー」に対して、以下の権限が付与されているかをご確認ください。

  • RDS API
    • DeleteDBClusterSnapshot
    • DescribeDBClusterSnapshots
  • EC2
    • DescribeRegions

ジョブの作成方法

  1. Cloud Automatorのジョブ作成画面のアクション選択フォームで「 RDS(Aurora): 過去のDBクラスタースナップショットをまとめて削除」アクションを選択します

  1. アクションを実行する際に使うAWSアカウントを選択します

  1. アクションのパラメーターを設定します

各パラメーターの詳細については、アクションのマニュアルをご覧ください。

おわりに

今後のリリース計画については、ロードマップページにて公開しております。 これからもCloud Automatorをよろしくお願いいたします。

紅林輝(くればやしあきら)(サービス開発部) 記事一覧

サービス開発部所属。2015年にサーバーワークスにJOIN。クラウドインテグレーション部を経て、現在はCloud Automatorの開発に従事。ドラクエ部。推しナンバーはⅤ、推しモンスターはクックルー。