新バージョン!! AWS Certified Solutions Architect - Associate (SAA-C03) の勉強方法を考える!

記事タイトルとURLをコピーする

こんにちわ!サーバーワークス日本最南端社員の久保玉井(くぼたまい)です。今日も元気にピチピチしてます🍜

さてAWS Certified Solutions Architect - Associate の新バージョン (SAA-C03) が 2022/8/30 から受験可能になりました。皆さんはすでに受験されましたか?

弊社でもトレーニングサービスの一つとして、AWS認定資格サポートがあるのですが、今回はその新バージョンの勉強方法などについてまとめてみます!

受験予定の方の参考になれば(^o^)丿

AWS Certified Solutions Architect - Associate とは?

何度か弊社ブログでも、AWS Certified Solutions Architect - Associate について取り上げて来ました。

blog.serverworks.co.jp

blog.serverworks.co.jp

Solutions Architect - Associate はAWS認定試験において中級者レベルの内容であり、AWSを用いたシステムの設計や構築などの基礎や、アーキテクチャ設計能力が問われる認定試験です。

日経XTECHの「いる資格、いらない資格2021」においても、AWS認定試験は上位に名を連ねておりその人気の高さを窺い知ることができます。

xtech.nikkei.com

AWS認定資格の取得を目指している方は、まずはAWS Certified Solutions Architect - Associate を抑えるのがマストでしょう♪

2022/8/30より新バージョンに変わった!

そんなAWS Certified Solutions Architect - Associate ですが、8/30より新しいバージョンに変更となりました。

変更内容などについては以前以下の記事でご紹介をしております。

blog.serverworks.co.jp

そんな新バージョンSAA-C03ですが、勉強内容など対策方法を調べて見ました!

まずは試験ガイドの確認

新しいバージョンになりましたので、試験ガイドをしっかり確認です。

AWS Certified Solutions Architect – Associate (SAA-C03) 試験ガイド

試験ガイドを読む限り、以前のバージョン (SAA-C02) と比べてサービス範囲が倍以上に増えているので難易度があがるのでは?と予想が出来ます。

ではどのくらいの難易度なのかを確認する必要がありますね

模擬試験を二種類受験してみました

難易度を測るために、以前のバージョン (SAA-C02) と新バージョン (SAA-C03) の模擬試験をそれぞれSkillBuilderから受験しました。

https://skillbuilder.aws/

ちなみに以前のバージョン (SAA-C02) は日本語版がありますが、新バージョン (SAA-C03) は英語版で提供されています。

新バージョン (SAA-C03) :: 無料版(20問)

新バージョン (SAA-C03) :: 有料版(65問)

(英語で解くのつらい・・・)

新試験(模擬試験)を解いての感想

SAA-C03の模擬試験を解いてみての感想です。

  • 以前のバージョン (SAA-C02) と似たような問題が出題される
  • 劇的に変わったという印象ではない
  • ただし一部上位試験の簡易版が出題される印象(SAPやSCS、DASあたり)
  • 試験ガイドで対象外のサービス問題はまったく出題されない(Code三兄弟などの開発系サービス)

ProfessionalレベルやSpecialtyレベルの試験を受験した事がある方は、サクサク解ける印象です。

新旧バージョンでの点数比較

ではそれぞれ新旧バージョンで模擬試験を受験しましたが点数比較です。

以前のバージョン (SAA-C02) は得点が846点でした。

対して英語版ではありますが、新バージョン (SAA-C03) は810点でした。

英語のハンデも関係するかもしれませんが、やはり少し点数がさがった=ちょい難しくなったという事が判りました。

どうやって試験対策を行うか?

以上を踏まえてどうやって試験対策を進めるかです!

試験ガイドで対象となるサービスが63→131と倍近くに増えてはいますが、結論から言うとすべてのサービスは出題されないはずです。

だって問題数が65問なんだもの・・・

以上を踏まえると、試験概要の確認をして対象サービスを重点的に勉強するのが良さそうです。

概要 対策箇所の例
セキュアなアーキテクチャの設計 セキュリティグループやS3の暗号化設定
弾力性に優れたアーキテクチャの設計 EC2 AutoScalingやAurora Serverlessなど
高性能アーキテクチャの設計 EBSの種類、EC2プレイスメントグループなど
コストを最適化したアーキテクチャの設計 SIやRIの利用
S3だとストレージクラスの選択など

具体的な対策方法は?

では上記で対象範囲が定まりました。具体的な勉強方法をどうするか?ですが、もうこれは以下がベストだと個人的に思います。

  • 重要なサービスはきっちりAWSドキュメントを見て調べる
  • Blackbelt資料を読む
  • SkillBuilderでExam Readiness(試験準備コース)を受講する(AWSの参考ブログ記事
  • SkillBuilderで模擬試験にトライする
  • 時間があるならそのサービスのハンズオンを行う

もちろん人によっては書籍の利用をされても良いと思います。私の場合は前提知識の習得には書籍を使ったりしています。

ただ一次取得する情報先としてはAWSのドキュメントを見るのが一番正確だと確信して言えます。

勉強の期間は?

これは受験する方の事前知識によって異なるでしょう。

「まったくクラウドわからない!」という方なら2~3ヶ月勉強に期間を要するでしょうし、すでにSAPなど上位資格を保有している方なら3日程度の勉強で済むかもしれません。

一旦公式で提供されているサンプル問題を解いて、勉強する期間を見積もりするのが良いでしょう。

AWS Certified Solutions Architect - Associate (SAA-C03) 試験問題サンプル

まとめ

以上、長くはなりましたがAWS Certified Solutions Architect - Associate (SAA-C03) の勉強方法についての考察でした。

個人でこれからAWS Certified Solutions Architect - Associate (SAA-C03) を受験される方は、ぜひ勉強しながらAWSの面白さを体験して欲しいですね。

また企業において内製化を図るために社員の知識向上が必要な場合、弊社トレーニング部門においてもトレーニングサービスを提供しております。

www.serverworks.co.jp

ご検討されている場合にはお気軽にお声がけください!

以上、この記事が誰かの参考になれば幸いです。

では\(^o^)/

追記 - 実際に試験を受けてきました!

ちなみに新試験内容の自ら体験するために、AWS Certified Solutions Architect - Associate (SAA-C03) を受験しました!

出題内容が劇的に変わるというのはありませんでしたし、130以上のサービス全ては出題されませんでした。

上記で紹介した具体的な対策方法で、しっかり勉強すれば合格しますので皆さん頑張りましょう。

久保玉井純(執筆記事の一覧)

アプリケーションサービス部

サーバーワークス日本最南端社員。
最近、AWS Authorized Instructor Award 2022で表彰いただきました。引き続きわかりやすいトレーニング提供できるように頑張ります!