こんにちは。
カスタマーサクセス部の山本です。😺
概要
AWS マネジメントコンソールの現在の表示内容に基づいて、Amazon Q Developer の回答が提供されるようになりました。 2024年11月27日 のアップデートです。
This new capability allows Amazon Q Developer to dynamically understand and respond to inquiries based on the specific AWS service you are currently viewing or configuring and the region you are operating within.
試してみた
東京リージョン (ap-northeast-1) の Lambda コンソールで、「今ある関数の数は?」と尋ねてみました。
すると、「今あなたは東京リージョンの Lambda 関数が一覧になっているページにいます。このページでは・・・」と応答が返ってきました。
すごいです。
応用
2024年7月11日のアップデートで、今 AWS アカウントにあるリソースの情報から回答を提供してくれるようになっています。 組み合わせると良さそうに感じました。
なお、今 AWS アカウントにあるリソースの情報を取得させるために、同意が必要です。同意には Continue を押します。
東京リージョン (ap-northeast-1) の EC2 の画面で、 「IMDSv2 の設定が "required" (必須)になっているものを教えて?」とカジュアルに問い合わせてみました。
すると、東京リージョンで IMDSv2 の設定が "required" (必須)になっている EC2 のリストを出してくれました。
便利ですね。
反対に、「IMDSv2 の設定が "required" (必須)になっていないものを教えて?」 とカジュアルに問い合わせてみました。
東京リージョンには該当するインスタンスはないようです。
簡単に調べることができて嬉しいですね。
最後に、東京リージョン (ap-northeast-1) の ECS の画面で、 「名前空間を持つクラスターを教えて?」とカジュアルに問い合わせてみました。
すると、AWS CLI のサンプルが返ってきました。
問い合わせ内容によっては、自分で マネジメントコンソールや、AWS CLI 、 SDK を使って取得する必要がありそうです。
まとめ
AWS マネジメントコンソールから使える Q Developer も、このような感じで活用していくと良さそうです。
2024/11/29 追記:
Q は今のところ日本語対応していないので、英語で試しています。
自然言語系の機能は本国で開発している以上は、英語で提供されることが多いと思います。
こういった機能を使いこなすために、正しい英語の文章の読解・記述ができた方が、ある程度は恩恵を受けられそうに思います。
参考
- 公式ドキュメント:Chatting about your resources - Amazon Q Developer
- アップデート:Amazon Q Developer can now provide more personalized chat answers based on console context - AWS
- 料金:AI コーディングアシスタント - Amazon Q Developer の料金 - AWS
- 本記事では無料枠で試しました。
余談
今年は紅葉を見に登山に行かなかったので、代わりに富士五湖をドライブしてきました。
ちょうど湖畔の紅葉が綺麗でした。 富士山もようやく冠雪していました。
山本 哲也 (記事一覧)
カスタマーサクセス部のエンジニア。2024 Japan AWS Top Engineers に選んでもらいました。
今年の目標は Advanced Networking – Specialty と Machine Learning - Specialty を取得することです。
山を走るのが趣味です。今年の目標は 100 km と 100 mile を完走することです。 100 km は Gran Trail みなかみで完走しました。OSJ koumi 100 で 100 mile 砕け散りました。どこかで 100 mile やりたいです。
基本的にのんびりした性格です。座右の銘は「いつか着く」