概要
- ヘルプデスクシステム Zoho Desk とAmazon Connectを連携するよう設定します
使用した環境等
- Amazon Connect
- Zoho Desk エンタープライズ(試用版)
- Zoho環境はトライアルサインアップして準備しました
手順
Amazon Connectの設定
アプリケーション統合設定を行います
AWSコンソールのAmazon Connectページを表示、該当Connectインスタンスを選択します
サイドメニューの[承認済みオリジン]をクリックし、続いて [オリジンの追加] をクリックします
オリジンの追加ダイアログへ https://desk.zoho.com
と入力し、[追加]ボタンをクリックします
Zoho Deskの設定
Zoho Deskページの上部にある設定リンクをクリックし、[チャネル]カテゴリの[電話]をクリックします
表示された一覧から[Amazon Connect]をクリックします
設定ページが表示されるので、[有効にする]をクリックします
有効化されると、設定が表示されますので確認します
つづいて、ページ上部にある、ユーザアイコンをクリックし、Amazon Connect ログインリンクをクリックします
[Amazon Connectにログイン]ダイアログが表示されるので、Amazon Connectインスタンスエイリアス(インスタンス名)を入力し、[Amazon Connectにログイン]ボタンをクリックします
Amazon Connectのステータスが表示されるようになります
ステータス変更も可能で、Amazon Connectのステータスと連動します
(※画像は利用環境の設定の都合でステータス種類が多いですが、初期状態の場合はAvailable
とOffline
の2つになります)
また、[各種設定]から、ブラウザ上で通話するか、デスクフォン(固定電話などへ転送)で通話するか設定可能になっています
確認
上記設定でZoho Deskで受発信可能になります
実際に電話を掛けて確認します
とりあえず電話を掛けてみる
着信するとZoho Deskページの右下にスマホのような表示が現れました
[回答]ボタンをクリックするとPC上で通話が可能です
登録顧客からの着信
Zoho Desk上に登録された顧客電話番号の場合は着信時に顧客名が表示されます
(Amazon Connect側のインテグレーションは不要)
また、このウィンドウを起点として問い合わせ登録や顧客情報の表示などの操作が可能になっており、使いやすそうです
発信
顧客情報の電話番号部分をクリックすることで、連携されたAmazon Connectから発信も可能です
まとめ
少ない手順で連携できるよう考えられており、とてもシンプルに設定できました
また、事前にAmazon Connect側でLambdaなどを準備しなくても顧客情報と連動するようになっているなど、機能も非常に使いやすそうな印象です
実はZoho Deskはあまり触ったことがないのですが、サービス自体もシンプルな画面と軽い動作で良さそうですね
以上、Zoho DeskとAmazon Connectの連携設定手順の紹介でした。ご参考になれば幸いです