【AWS re:Invent2024】AWS BuilderCardsが新しくなった!その違いを紹介!

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サービス開発課、濱岡です。

寒くなったのでみかんが美味しい季節となりました。 今年も箱買いしたので、これで冬を越せそうです。

さて、今回は、新しくなったAWS BuilderCardsを紹介します!

新しくなる前のルールについては以下で確認してみてください!

blog.serverworks.co.jp

新しくなったAWS BuilderCardsを紹介しているページはこちら↓

aws.amazon.com

新しくなったAWS BuilderCardsのルールはこちら↓

https://pages.awscloud.com/rs/112-TZM-766/images/AWS-buildercards-rules_2024.pdf?version=1

主な変更点

TCOクレジットが無くなった

第1版のAWS BuilderCardsはTCOクレジット(濃い灰色)とAWSクレジット(オレンジ)がありましたが、AWSクレジットのみになりました。 名称もクレジットとなったようです。

2種類のクレジットがあったため、アーキテクチャを構築後、両方クレジットを計算する必要がありましたがそれがなくなりましたね。 この計算、結構大変だったので、よりゲームを進めることができます。

Quick Reference Cardが追加

第1版はルール説明が書いてあるものはなかったのですが、第2版ではルールやゲームの流れを書いたカードが入っていました。 ルールがまとまっているものが手元にあるのはとてもいいですね。 最初やるときはどうしてもルールを確認しながらになるので、これがあると便利そうです。

カードの変更

Builder cards

第1版は、左上にコストが書いてあったのですが、第2版はコストがあるカードとないカードができました。

また、カードの効果もすべて文章で書かれていましたが、一部イラストになっていますね。

Starter cards

Starter cardsにはTCOクレジットの表記がなくなっています。 (1枚1枚をOn-Premises cardsと呼んでるのは変わらないみたいです。) 第1版では、アーキテクチャを構築する際に、Marketplaceから購入するためにクレジットがいるため、On-Premises cardsを出さないと何もとれない、、、という形だったのですが、それがなくなりましたね。

効果の変更

第1版のカードの効果は、こういうものがありました。

  • TCOクレジットが増える
  • AWSクレジットが増える
  • 自分の山札からカードを引ける
  • マーケットプレイスから追加で購入ができる

第2版は以下のように変更になっています。

  • クレジットが増える
  • 自分の山札からカードが引ける
  • Consoleから追加でクラウドの導入ができる
  • 捨て札から1枚とって山札の上に置く

第1版はマーケットプレイスから購入するという表現をしていたのですが、クラウドを導入するという表現に変わっていました。 どちらも同じことを示していて、自分のターンにConsoleからカードを入手できるのは1回だけなのですが、その回数を増やすことができることを表しています。

また、第1版は、捨て札で何かするというカードがありませんでした。これができると次のターン必ず選んだカードを取得できたりするので戦略が広がりそうです。

Builder cardsを取得する手段が増えて、よりカードゲームらしく変更されています。

もう1点、第1版になかったのが、On-Premises cardsを組み合わせると効果を発揮するカードも出てきたところです。そのため、On-Premises cardsをリタイアさせるタイミングも重要になりそうです。

Marketplace→Consoleへ変更

第1版ではBuilder cardsやWell-Architected cardsを置いている部分はMarketplaceと表現されていましたが、第2版ではConsoleと表記されています。

また、Builder cardsが変更になったため、このConsole部分のカードの配置も変わっています。

コストがないカードとあるカード、それぞれをシャッフルして伏せた状態でMarketplaceにおきます。(第1版は1つの山札でした。) そして、右上ににコストがないカードは山札から4枚表にし、コストがあるカードは山札から1枚表にしてConsoleをセットアップします。 また、カードが被った場合、それは重ねて新しいカードをおきます。

前回は、同じカードを重ねることはできなかったので、同じカードが占めてしまうということもありましたが、こうなるとカードが被ってどうしようもないということは無くなりますね。

最初のデッキ構築時の変更

ルール上、最初、それぞれのプレイヤーが2枚ずつBuilder cardsをとります。 第1版では、Marketplace上にあるTCOクレジットのリソースしかとれませんでしたが、今回コストがないカードができたため、それをとるように変更になっています。

コストのないカードは4枚必ずあるため、最初とるカードの選択肢が減ることがなくなりました。

ConsoleからBuilder cardsの取得時の変更

クレジットの計算後、ConsoleからBuilder cardsもしくはWell-Architected cardsを取得できます。旧版は表になっているカードの中から選ばないと行けませんでしたが、第2版では、自分の山札に入れたいカードがない場合、ConsoleにあるコストがないBuilder cardsの山札から引くこともできます。しかし、何が出たとしても引き直すことはできません。

運要素も含まれるルールになってますね。

追加ルール

このカードゲームは20-30分を想定されているゲームですが、ゲームをより複雑に長く楽しみたい場合、取得したWell-Architected cardsを捨て札に入れることができるようになってました。このWell-Architected cardsがアーキテクチャを作る際に何も効果を発揮しないカードとなるため、より多くWell-Architected cardsを持っている人を不利にすることができます。

カードゲームに慣れてきたら導入してみるといいかもしれません。

Builder cardsのリタイア

第1版ではOn-Premises cardsをリタイアさせることができました。第2版では、Builder cardsをリタイアさせることもできるそうです。 ただし、以下の条件のみとなります。

  • Builder cardsをリタイアさせる前に、別のBuilder cardをConsoleから購入する必要があります。Well-Architected cardsを購入すると、リタイアさせることができません。
  • 同じターンにクレジットや効果を発揮したBuilder cardはリタイアさせることはできません。
  • Builder cardをリタイアできるのは手札からのみで、捨て札からはできません。

デッキ構築をしていく上で、このBuilder cardは使わないというものは除くことができるんですね!またこれは新しい要素となりました。

まとめ

新しくなったAWS BuilderCardsをまとめてみました! 第1版より、かなりプレイしやすくなっている印象でしたね。

アーキテクチャを構築する際も、第1版ではアーキテクチャができなくても何か作らないとMarketplaceからカードをとれない状態だったので苦肉の策で、、、って感じだったのですが、第2版はアーキテクチャができなくてもコストがないカードを取得できるのでよりゲームがやりやすくなりました。

手元にカードがある方は、ぜひやってみてくださいね。

以上、濱岡でした!

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