【AWS re:Inforce 2025】現地参加レポート 2日目 6月17日(火) 佐竹版

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マネージドサービス部 佐竹です。
AWS re:Inforce 2025 に現地参加してきましたので、そのログを日別に記載していきたいと思います。

なお、日記に近い内容なので気楽な気持ちでお読みください。

はじめに(1日目と同じ文章)

reinforce.awsevents.com

2025年6月16日から18日にかけて、ペンシルベニア州フィラデルフィアで AWS のセキュリティに特化したカンファレンス「AWS re:Inforce 2025」が開催されました。

このイベントは、AWSの専門家による実践的なセッションやワークショップを通じて、クラウドセキュリティの最新動向や実装スキルを深く学べる貴重な機会となっています。対象者としては、セキュリティエンジニアや開発者、CISOといった、組織のセキュリティ強化に関わるすべての方を対象としています。

AWS re:Inforce に合わせて複数のリリースも行われ、2日目の基調講演(キーノート)では最新の特筆すべきセキュリティサービスやアップデートが発表・紹介されました。

現地参加レポート 1日目 6月16日(月) 佐竹版

本ブログは2日目のブログとなっております。1日目は以下となります。

blog.serverworks.co.jp

よろしければ先に1日目のブログを読んで頂ければ嬉しく存じます。

朝食

1回くらいは会場のモーニングを経験しておこう、ということで朝 7:30 からやっている re:Inforce 2025 会場の朝食に数名で行きました*1

朝食会場

時刻は 7:34 ということで、まだほとんど人がいません。朝食会場はかなり広いです。

フルーツ

食べたいものを取って席につくいつものスタイル。

マフィン

朝なのでマフィンなど、ライトなものが多かった印象です。

ヨーグルト

ヨーグルトは人気だったような。

朝はバナナとヨーグルトがあれば良いと思ってます。

再び Expo 会場へ

さて、朝食を食べ終えた後は昨日の宿題をやりにいきます。そう Expo です。

昨日「もしかしたら明日また来たらバックパックがあるかも知れない。カードは持っておいて」と言われました。初日に言われたこの言葉の通り、Expo にバックパックを貰いに行くぞ、と。

というわけで運よく在庫が補充されており、AWS のバックパック SWAG も貰えました。やったね。

OSPREY(オスプレー) のリュックは比較的高価な気がします。これを惜しげもなく SWAG としてばら撒く AWS なかなかすごい。しかもちゃんとロゴ入りなのです。

この後、他の SWAG もいくつか受け取ったため、荷物が重くなってしまったので一旦ホテルに荷物を置きに戻りました。

そして改めて LT へ参加です。

SEC228 Best practices for evaluating Amazon Bedrock Guardrails for Gen AI workloads

時刻は午前 9:00 です。

初日のブログの通り、セッションレポートは別の記事としてまとめています。

是非私が記載した以下のブログをご覧ください。各ブログのまとめだけでも読んで貰えると嬉しいです。

【AWS re:Inforce 2025】生成 AI 本稼働のための Bedrock Guardrails ベストプラクティス (SEC228)

blog.serverworks.co.jp

  • 学び:生成 AI の本番導入を阻む「セキュリティの不確実性」に対し、Amazon Bedrock Guardrails が「確実性」を提供できるものとなり得そうだ

AWS re:Inforce 2025 - Keynote with Amy Herzog

AWS re:Inforce 2025 のメインコンテンツである SEC200 Simplifying security at scale は、基調講演(キーノート)です。

時間としては、午前 10:00 スタートです。ですが、キーノートは混むので40分前に会場へ行きました。

キーノート会場

これは 9:29 頃の写真です。キーノート会場は広い。AWS re:Invent を思い出します。

そして本キーノートの解説ブログは以下となります。少々気合を入れて記載しましたので是非ご覧ください。

【AWS re:Inforce 2025】基調講演のまとめとポイント

blog.serverworks.co.jp

  • 学び:Amy Herzog 氏は CISO に就任したばかりなのに本基調講演で完璧なプレゼンをされたことが個人的には最も衝撃

なお私はキーノートを聞いている途中「ちょっと色々変えすぎでしょ・・・」とキャッチアップの多さに若干震えていました。その「震え」も上記ブログに反映されています*2

昼食(ランチ)

さてキーノートが終わってすぐ、スケジュール的に時間がなかったので 11:30 にランチを食べに行きました。

さすがにランチの時間は朝食よりも人が多いです。少し早めに来たのにそこそこ人が集まっていました。

私は日本人の多くが苦手かもしれない「インドチャーハン」みたいなものの味がかなり好きでおかわりしました。

なおこの大きすぎるソーセージは本来カットしてサーブするのですが、この卓だけカットされていませんでした。大きすぎます、食べましたけど。

私はこういう食事でも全く苦ではないのと、夕飯まで時間がかなり空くのでバクバク食べていたのですが、焼いたバナナだけはダメでした。

SEC201 Security foundations: How AWS designs the cloud to be the most secure for your business

さて丁度 12:00 から次は「イノベーショントーク」です。

通常のセッションよりも長い60分のセッションとなっており、内容も濃いものとなっています。

こちらも別でブログを記載しているので、以下のブログをご覧ください。

【AWS re:Inforce 2025】AWS はいかにして最も安全なクラウドとしてデザインされるのか (SEC201)

blog.serverworks.co.jp

  • 学び:耐量子コンピュータ暗号 (Post-Quantum Cryptography) の必要性とその裏側について知れた

そしてこの会場がかなり寒く、終わった後は一旦外にでて日光浴をしていました*3

Philadelphia City Hall

この写真はその時に道路の真ん中で撮影したものです。

会場近くの「Philadelphia City Hall」はものすごい存在感です。その先端には「ウィリアム・ペン(William Penn)」が飾られています。

フィラデルフィアはウィリアム・ペンの理想と理念に基づいて作られた都市で、市民の自治、宗教の自由、多様性と寛容の象徴として、彼の像が市庁舎の頂点に飾られているとのことでした。

SEC202 How the AWS obsession with resilience helps customers build for adversity

時刻は 13:30 からまたも引き続き「イノベーショントーク」です。

こちらも別でブログを記載しているので、以下のブログをご覧ください。

【AWS re:Inforce 2025】AWSの「回復性への執念」は、逆境への備えをどう支えるか (SEC202)

blog.serverworks.co.jp

  • 学び:AWS がどのようにしてその耐障害性を担保しているのか裏側が知れた。Gray Failure は非常にやっかいだと感じる

おやつタイム

おやつ

14:30 頃になると、コーヒーブレイクがあります。

私はランチをしっかり食べたのと、普段甘いものを食べないのでスルーしましたが、コーヒーだけは頂きました。

なおコーヒーの保温は直火スタイルです*4

SEC090-S AWS Jam - Security (sponsored by Palo Alto Networks and Tenable)

AWS Jam

15:00 になりました。お待ちかね?の「AWS Jam」です。

aws.amazon.com

AWS Jam は「AWS を楽しく学ぶ」実践型のイベントで、今回はチーム戦(3名1チーム)でした。

我々は同僚と2名で参加したのですが、偶然にもダイキン工業の前川さんと会場でお会いし、日本人3名のチームとして参加しました*5。番号は Team 8 です。実は前川さんとは前日の夜、"Iron Hill Brewery & Restaurant" でもお会いして会話済みでしたので、最初から気心もしれた仲として始めることができました。

さて、AWS Jam の内容については詳しくは触れられないのですが、UI がかなりの割合で日本語に対応していたので、その点でハンデとならずに済みました。

戦略としては、3人それぞれが個別の課題を解いていく、という形で、我々はチーム戦でありながら好きな課題を順に解いていました。私は2-3の課題を時間内に全てやり切ったのですが、1つは Amazon Bedrock が出てくるものでした。RAG (Knowledge Bases) を修正して、正しい回答を得られるようにしよう、みたいな感じです。

Bedrock は業務で活用する機会がなく、全然わからないため前川さんに適宜教えてもらいながら突き進みました。

自分の PC で作業するため、生成 AI をパートナーとして進められるのは良いのですが、生成 AI は最新の UI 操作や細かい設定については簡単にハルシネーションを起こしてしまうので、むしろこれがミスリードになることもあります。ですので、やはり現場でゴリゴリにその機能を使っている人材の価値は、特にトラブルシューティング時には非常に高いものになるのだなと(前川さんを見て)思わされました。

というわけで、結果はまさかの3位入賞です。というのは、今回 Palo Alto Networks and Tenable の協賛ということで、これらのサービスを使う問題がそれぞれ1つずつ課題にありました。

これらは前川さんがすぐに全クリされていたのですが、「簡単なうえに高ポイントだった」ということでした。なるほど。

3位の表彰時の写真です

私のカメラを渡して α7c で撮ってもらいました!おかげで質という観点でも良い写真になりました。

プライズは1位→2位→3位チームと順に景品を持っていくため、残っていたレゴを3つ回収しました。なお景品は12個あり、1位は6つ、2位は3つ、3位は3つだったようでした。

ちなみに1位は全員インドのエンジニアの方のチームで、向いの席の方々でした。めっちゃ強かったです*6

で、まあこのレゴ!重い!でかい!さすがにこれを捨てるわけにもいかず、戦利品として日本に持って帰ってきました*7

というわけで、ひとまずこれで2日目の re:Inforce は終了です。

Apple Walnut Street

海外出張と言えば、iPhone のピックアップでしょう。

私は以下のアメリカ出張でも最新の iPhone をピックアップしています。

sabawaku.serverworks.co.jp

出張の度に買っているため、今回もやりました。購入したのは iPhone 16 Pro です。

Apple Store

そこそこ円高に振れたので、今回はついにアメリカで買ったほうが安いかと思ったのですが、請求明細を見たところ、微妙に日本で買ったほうが安かったです。惜しいところでした。

Victory Brewing Company

さて、夕飯は少し会場から離れた場所にある「Victory Brewing Company」にお邪魔しました。

道中の写真

レストランまでは徒歩で向かえる距離です。人数は同僚と2名です。re:Inforce の期間中、フィラデルフィアは珍しく涼しい日が続いており、外は「暖かい」程度の気温で過ごしやすかったです。

Victory Brewing Company

Victory Brewing Company にした理由ですが、「評価が高いクラフトビールが飲めるお店」を私が探しました*8

2021年10月26日に正式オープンしたとのことでかなり新しい施設となるこちらのレストランは、かなりの人で賑わっていました。

オープンテラスの席もよさそうでした。

ビール

もちろんお目当ては、前日に続きビールです。

ちゃんとハチワレのアクリルスタンドを持っていきました

アメリカ産のビールを、醸造を営んでいる会社の直営レストランで飲むというのは、最高の体験の1つです。

Cloud Walker

しかも、ビールの名前が我々にぴったりだったのです。その名も「Cloud Walker Hazy Juicy IPA」です。

BeerAdvocate 上でスコア 88/100 と「Very Good(非常に良い)」評価がされていることも頷ける非常に美味しいビールでした。こちらは店員さんに「Which is the most popular beer?」と聞いて教えて貰ったので間違いないでしょう。

タップされるビールを見ながらカウンターで飲むのも良さそうでした。ただカウンターだと話しかけられる率が高い気がするので、基本的に私は避けてます。

タコス

しかも料理に私の好きなタコスがあります。私はメキシコ料理が大好き*9で、このタコスも良い味でした。ビールにもあいます*10

Smoked Chicken Nachos

ただこの、「Smoked Chicken Nachos」は・・・濃厚なチーズが特徴的でした。個人的には少し重たく感じました*11

まとめ

2日目は基調講演(キーノート)に加えて、2つのイノベーショントークと AWS Jam へ参加するというなかなかに濃い、少々過密なスケジュールでしたが、なんとか乗り切れました。

最初に参加した LT が Amazon Bedrock Guardrails なのも良かったです。やはり生成 AI 関連の話題もキャッチアップしたいですから。

また AWS Jam では3位に入賞して様々な SWAG とプライズを得ることができました。こういう経験はなかなかないものなので、参加して良かったです。

特に普段触らない AWS サービスに色々と触れられるのが良いですね。AWS Jam ではダイキン前川さんが英語でバリバリと現場のスタッフに質問をしているのをみて、「やっぱり、英語ができる人は強いなぁ」とも横で見ながら思っていました。

最後には「Cloud Walker」という偶然の出会いもあり、良いビール〆ができました。またどこかでこのビールを飲みたいです。日本で飲むのは難しそうなのでもう一度ビールを飲むために渡米するしかないでしょう!

さて、re:Inforce 2025 の1日目だけでブログを7本投稿しましたが、2日目は本ブログを含めて5本。合計12本となっています。以上になります。

では、またお会いしましょう。

3日目の記事はこちら

blog.serverworks.co.jp


*1:単独行動が好きな私も、食事だけは誰かと食べたいと思っています

*2:つまり「長い」ということです。こちらを書きあげるのに時間がかかりました

*3:一緒にセッションを聞いていた臼坂があまりにも寒くて外に出たいと言っていたので、本当に会場が寒かったのです

*4:火事がおきそうで怖いです。日本じゃこの方法はなんとなくダメな気がします

*5:私は遅れて行ったのですが、遅れていくと入場時のメンバーでチームを組まされそうになり、中に待っている人がいるから~と英語でなんとか説得して部屋に入りました

*6:1位が1952 pts、2位が1640 pts、3位が我々で1480 pts でした

*7:既に会社のレゴ部に寄付済です

*8:昔は Yelp を入れて探していましたが、今は Google Maps で十分ですね

*9:そのためテキーラソムリエ/マエストロの資格を持っています

*10:でもポテトはちょっと過剰。アメリカはなんでも隙あらばフレンチフライが付いてくる気がします

*11:あまりにも「テックスメックス」です。日本にはない、アメリカ本場のテックスメックスでした。私は過去メキシコ料理にハマっていた時期があるためメキシコ料理には慣れ親しんでいる自負があるのですが、このような味はアメリカでしか味わえないものでしょう

佐竹 陽一 (Yoichi Satake) エンジニアブログの記事一覧はコチラ

マネージドサービス部所属。AWS資格全冠。2010年1月からAWSを業務利用してきています。主な表彰歴 2021-2022 AWS Ambassadors/2020-2025 Japan AWS Top Engineers/2020-2025 All Certifications Engineers。AWSのコスト削減やマルチアカウント管理と運用を得意としています。