不要となった古いDBスナップショットをまとめて削除するアクションを Cloud Automator に追加しました。

見落としがちなリソースの消し忘れが高額請求を生むことも
AWSで長期にわたりシステムを運用していると、開発や検証のために一時的に取得したDBスナップショットが削除されずに残り続け、気づかぬうちにストレージのコストが増加しているケースも珍しくありません。
実際、削除し忘れていた古いDBスナップショットが原因で、意図せず100万円を超えるストレージコストが発生していた事例もあります。
AWSコストの削減というと、EC2インスタンスの起動・停止やRI/SPの購入に注目が集まりがちですが、不要なリソースを定期的に削除することもインフラコストを抑えるうえで非常に重要なポイントです。
新しいアクションで解決できること
こうした背景を踏まえ、不要となったDBスナップショットをまとめて削除できる「RDS: 過去のDBスナップショットをまとめて削除」アクションを、本日リリースいたしました。
本アクションをご利用いただくことで、1つのジョブで複数の AWS アカウントおよび全リージョンを対象に、古いDBスナップショットの一括削除が可能となります。
古いDBスナップショットとみなす条件として「特定の年月日以前のものすべて」という絶対指定と、「ジョブ実行時からn日前以前に作成されたものすべて」の相対指定という2つの条件設定が可能で、これによりインフラコストを圧迫する過去のスナップショットを追加開発することなく、定期的に削除する仕組みを簡単に構築できます。
ジョブの作成方法
ここでは、具体的なユースケースを交えてジョブの作成方法を紹介いたします。
ユースケース
本番環境の復旧用に手動で取得した重要なスナップショット(auto-delete: false のタグが付与されたスナップショット)は削除せず、それ以外の30日以上経過した古いDBスナップショットをすべて削除する。
1. アクションを選択する
Cloud Automatorのジョブ作成画面のアクション選択フォームで「RDS: 過去のDBスナップショットをまとめて削除」アクションを選択します。

2. AWSアカウントを選択する
アクションを実行する際に使うAWSアカウントを選択します。

3. アクションのパラメーターを設定する
アクションのパラメーターを以下のように設定します。
| オプション | 値 |
|---|---|
| 削除するDBスナップショット | 30 |
| 特定のタグが付いたDBスナップショットを除外する | する |
| タグ - key | auto-delete |
| タグ - value | false |
タグ - key に auto-delete、タグ - value に false を入力します。
これにより、このタグが付いたDBスナップショットは削除対象から除外されます。
各パラメーターの詳細については、アクションのマニュアルをご覧ください。
おわりに
今後のリリース計画については、ロードマップページにて公開しております。
これからもCloud Automatorをよろしくお願いいたします。
Cloud Automator(クラウドオートメーター)とは、ノンプログラミングでAWS運用を自動化し、AWSの利用を最大限に引き出すサービスです。バックアップや災害対策、AWS費用の削減を実現する「ジョブ」と、AWSがガイドライン通りに運用されていることを継続的に確認する「構成レビュー」という2つの機能をご提供しております。