- はじめに
- アップデート内容
- AWS Storage Gateway が 大阪リージョンで利用可能に
- Amazon ECS 用 Bottlerocket AMI が利用可能に
- Amazon WorkSpaces アンドロイドクライアントアプリで、セルフサービス管理機能が利用可能に
- AWS Solutions Implementation に Tag Tamer ソリューションが登場、一貫したタグ付けを行える WebUI を簡単実装できるように
- AWS DataSync が SACLs を SMB から Amazon FSx for Windows File Server にコピーできるように
- AWS Glue DataBrew が 新しく 14 種類のデータ型を識別可能に
- AWS Glue DataBrew がバックスラッシュ区切り文字の CSV ファイルをサポート
- AWS Glue Schema Registry が JSON スキーマをサポート
- AWS IQ が添付ファイルをサポート
- Amazon GameLift FlexMatch に BatchDistance ルールが新しく追加、文字列や数値でプレイヤーをグルーピング可能に
- 最後に
はじめに
今回は、 07/01のアップデートについて紹介していきます。
こちらの内容については、YoutubeやPodcastでもアップロードしているので、気になる方はぜひチェックしてください。
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では、さっそく最新1日のアップデートを見ていきましょう。
今回は 07/01、10件のアップデートがありました。
アップデート内容
AWS Storage Gateway が 大阪リージョンで利用可能に
AWS Storage GW が大阪リージョンに対応しました。
■ Strage GW とは
- オンプレミス環境から AWS で提供されるストレージサービスへのアクセスを提供するサービス。
- 利用することで、オンプレミスアプリケーションは、実質無制限のクラウドストレージを利用することが可能です。
- 現在、接続先ストレージサービスとしては、S3, S3 Glacier, FSx for Windows ファイルサーバなどが挙げられます。
オンプレミス拠点が東京より大阪に近いお客様は、大阪リージョンのStorage GW を使用することで、ワークロードを低遅延で実行できます。
Amazon ECS 用 Bottlerocket AMI が利用可能に
Amazon EC2 並び、Amazon ECS に関するアップデート。
Amazon ECS-optimized Bottlerocket AMI が登場し、EC2 でローンチできるようになりました。
Bottlerocket AMI とは、コンテナ実行に必要なソフトウェアのみがインストールされた Linux ベースの OS。
もともと EKS や K8s 向けの Bottlerocket AMI はあったのですが、今回新しく ECS 向けも登場しました。
■ メリット
- ほかの Amazon ECS-optimized AMI と比較して、最小構成である Amazon ECS-optimized Bottlerocket AMI は攻撃対象領域が狭いため、セキュリティリスクを減らせます。
- さらにBottlerocket OS はアップグレード方法がシンプルなため、メンテナンスコストが少ないです。
具体的には個々のソフトウェアを更新するのでなく、完全なファイルシステムイメージをまるごとダウンロードして再起動することで、アップグレードが完了します。
なお、Bottlerocket ECS Updater と呼ばれるサービスコンテナを ECS クラスター内で立ち上げることで、自動アップグレードも実現できます。
■ リージョン
すべての AWS 商用リージョンの Amazon EC2 インスタンスでローンチ可能です。
ECS と EC2 を用いてコンテナワークロードを実行する場合は、こちらの AMI の利用をご検討してみてください。
Amazon WorkSpaces アンドロイドクライアントアプリで、セルフサービス管理機能が利用可能に
Amazon WorkSpaces に関するアップデート。
〇 Amazon WorkSpaces Android Client アプリ
- Andoroid OS で実行されるクライアントアプリ
- WorkSpaces へ接続することができます
〇 セルフサービス管理機能
- WorkSpaces の利用者が自身で WorkSpaces の管理アクションを実行できる機能
- 管理アクションとは、WorkSpaces の再起動や、WorkSpaces バンドルの変更など
- この機能により、IT チームは WorkSpaces の管理を利用者自身にオフロードすることができます。
要するに、今回のアップデートで、WorkSpaces の利用者自身の Android デバイスから WorkSpaces の管理をできるようになったということみたいです。
■ メリット
- セルフサービス管理機能の利用デバイスが増えたことで、ITチームはさらに多くの WorkSpaces 利用者にWorkSpaces 管理タスクをオフロードできます。
- モバイルデバイスから実行できるようになったので、WorkSpaces 利用者自身もより手軽に WorkSpaces の管理が行えますね。
こちらのアプリは GooglePlay から入手可能です。
IOS はまだ対応していないみたいです。
参考: https://docs.aws.amazon.com/workspaces/latest/adminguide/trusted-devices.html
ではここから、その他のアップデートについて、タイトルだけ一気にご紹介します。
AWS Solutions Implementation に Tag Tamer ソリューションが登場、一貫したタグ付けを行える WebUI を簡単実装できるように
AWS DataSync が SACLs を SMB から Amazon FSx for Windows File Server にコピーできるように
AWS Glue DataBrew が 新しく 14 種類のデータ型を識別可能に
AWS Glue DataBrew がバックスラッシュ区切り文字の CSV ファイルをサポート
AWS Glue Schema Registry が JSON スキーマをサポート
AWS IQ が添付ファイルをサポート
Amazon GameLift FlexMatch に BatchDistance ルールが新しく追加、文字列や数値でプレイヤーをグルーピング可能に
以上10件、07/01のアップデートでした。
最後に
過去の放送やSNSもやっているのでフォローしていただけると嬉しいです!
また来週!
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